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momoな毎日

古いカルト映画から最新アクション、海外ドラマまでいろいろレビューしています。好物はオカルト、サイコ、殺人鬼、吸血鬼、廃病院、エイリアン、人魚、ローマ時代などなど。結果的にホラーものが増殖中。

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『ありふれた事件』(1992) - C'est arrivé près de chez vous -

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ありふれた事件・・・コレのどこが“ありふれて”いるんだーっと叫びながら観ていたが、、、終わってみると、確かにその通りだった。こんな事件を起こす犯人の毎日や人となりを知らずにいただけなのだった。

Man_Bites_dog_06■ありふれた事件 - C'est arrivé près de chez vous -■
1992年/ベルギー/96分
監督・脚本:レミー・ベルヴォー、アンドレ・ボンゼル、ブノワ・ポールヴールド
製作:レミー・ベルヴォー、ヴァンサン・タヴィエ、アンドレ・ボンゼル
撮影:アンドレ・ボンゼル
音楽:ジャン=マルク・シェニュ
出演:ブノワ・ポールヴールド(ブノワ)
   レミー・ベルヴォー(監督)
   アンドレ・ボンゼル(カメラマン)
   ジャン=マルク・シェニュ(録音技師)
   ジェニー・ドリエ(ジェニー)
   ヴァンサン・タヴィエ
   アラン・オペッツィ


解説:
モラル無き狂気の犯罪者の姿を、ドキュメタリー映画の撮影隊が追うスタイルを取った、ベルギー発の異色のバイオレンス・モキュメンタリー。無名の3人の若者が自分たちで製作会社を設立し、全ての製作工程を分担・協力(出演も兼ねる)して作り上げている。鮮烈な描写により数々の映画祭でセンセーションを呼び、そのリアリティから“これは本物の殺人現場を撮ったのではないか”とまで言われた。
(allcinema)

あらすじ:
金のために平然と人を殺す殺人鬼ブノワに密着取材、そのままを映画にしようと考えたレミー、アンドレ、パトリック。目の前で行われる強盗、殺人、遺体遺棄の様子をブノワ自身のコメントと共に淡々と映像に収めていたが、ブノワのカリスマ的な魅力に心酔、次第に暴力に麻痺していき一線を越えていく ―

英題:Man Bites dog


Man_Bites_dog_32列車内の廊下。客室の扉がずらっと並ぶ前で車窓を眺めている女性。後ろからそっと忍び寄る男。男の手にはロープがしっかり握りしめられていた。
なんの前触れも無く、そのロープを後ろから首にかけられ女性は客室に倒れ込む。座席でもがくが男の手は決して緩まない。女性は動かなくなった。
普通にすっと始まったこの衝撃のシーンは、作り物ではなく今まさに起きた殺人事件。犯人はブノワ。撮影していたのはドキュメンタリー映画を作るために同行していた3人の映画クルー。

Man_Bites_dog_20次には白い布に包まれた遺体の処理方法について説明するブノワの姿。川に沈めるためには後々浮いてこないように重しが必要だが、性別、体格、年齢などで重しが決まってくると言っている。
この川も結構使ったから、そろそろ場所を変えなきゃなー、とも。

この男ブノワは、金や快楽のためにいとも簡単に人を殴り、殺し、盗む。月の初めには郵便配達員が持つ他人の年金を盗む。もちろん配達員はあの世へ。低所得者層住宅に押し入り、老人を殺し、盗む。高級住宅街に入り込み、家族を殺し、盗む。大人も子供も高齢者も、男も女も関係無く、殺し、盗む。
手に入れた金は生活費や遊行費に消え、無くなるとまた繰り返す。

Man_Bites_dog_22彼には愛する家族がいる。小さな食料品店を営む祖父母と母親。母親はカメラに向かって「この子は、本当に優しいいい子」だと自慢する。彼には友人もいる。音楽学校時代の後輩女子と、昔なじみの売春婦が。それ以外の人間は、彼にとってはただの「金を奪い殺してしまう奴ら」でしかなく、何の価値も無い。
最近、少ない友人に加わったのが映画クルーの3人だった。自分のドキュメンタリーを撮りたいと言われ、有頂天になったのか。

Man_Bites_dog_26彼は陽気な男だ。よく食べ、よくしゃべり、よく笑う。
詩を詠み、ピアノを弾き、歌さえ歌う。都市計画に基づいて建てられた美的センスに欠ける低所得者層住宅に、老人や若者を押し込める政府に意見もある。だがそこに住む老人を狙い、建築途中の作業員を殺し、建てている壁に遺体を塗り込めるのだ。
彼は狂気の連続強盗殺人犯だった。

Man_Bites_dog_24この彼にずっと密着し、音を録り、撮影を続けるクルー達。
目の前で人が殺されても、黙々と仕事を続ける。だが、ここは戦場では無いのだ。金のために子供さえ殺す男ブノワ。これを見ていて何も感じないのか?
彼らは決して裕福な映画マンでは無かった。次のカメラフィルムを買うのにさえ困っていた。では、生活のために、一発当てたいがために撮影を続けるのか?
彼らはこの惨劇をカメラを通して見るうち、現実と虚構の堺が分からなくなる。その上、この男ブノワには妙な魅力があった。バイオレンスとコメディが融合された話し上手のカリスマ性と押しの強さが。

この魔法をかけられたような状況は、ブノワとギャングの撃ち合いで仲間が死んだ時でさえ溶けることは無かった。そして最後には転がるいくつもの死体。カメラは横倒しになりながらも、正確にその全てをとらえた。フィルムが無くなるまで。

  


この映画は“『キル・ビル』タランティーノ、『キャリー』デ・パルマも大絶賛”、と公式サイトで紹介されているが、確かにこの男ブノワはタランティーノの映画によく出てくるキレている男に似ており(特に外見は『パルプ・フィクション』のティム・ロス)、その男を取り上げ、毎日を追ったドキュメンタリーのようであった。

 

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