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momoな毎日

古いカルト映画から最新アクション、海外ドラマまでいろいろレビューしています。好物はオカルト、サイコ、殺人鬼、吸血鬼、廃病院、エイリアン、人魚、ローマ時代などなど。結果的にホラーものが増殖中。

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『ディヴァイド』(2011) - The Divide -

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核攻撃が起きた直後にアパート地下室に飛び込んだ9人の男女。同様のシチュエーションをベースにしたスリラー作品は多いが、今作ではいったいどうなるのか?結局、似たり寄ったりでしょ、と思いながらも結末を知りたい誘惑に打ち勝てず観ることに。結果、思いも寄らない役者さんが出ていたりして、結構見応えがありましたぞよ。

The Divide_00■ディヴァイド - The Divide -■
 2011年/アメリカ・カナダ・ドイツ/112分
 監督   :ザヴィエ・ジャン
 脚本   :カール・ミューラー、エロン・シーン
 製作   :ロス・M・ディナースタイン他
 制作総指揮:ジェイミー・カーマイケル他
 撮影   :ローラン・バレ
 音楽   :ジャン=ピエール・タイエブ
 出演   :ローレン・ジャーマン  (エヴァ)
       マイケル・ビーン    (ミッキー)
       マイロ・ヴィンティミリア(ジョシュ)
       コートニー・B・ヴァンス (デルヴィン)
       アシュトン・ホームズ  (エイドリアン)
       ロザンナ・アークエット (マリリン)
       イヴァン・ゴンザレス  (サム)
       マイケル・エクランド  (ボビー)
       アビー・シックソン   (ウェンディ)

解説:
 「フロンティア」「ヒットマン」のザヴィエ・ジャン監督が、壊滅したニューヨークを舞台に描くサスペンス・スリラー。突然の爆撃で街が崩壊する中、辛くも地下シェルターに逃げ込んだ9人の男女が、状況も分からぬまま次第に極限状況に追い込まれ、恐怖と混沌に支配されていくさまをスリリングに描く。 
 (allcinema)

あらすじ:
突然の攻撃により壊滅状態のニューヨーク。爆撃で建物が揺れる中、住んでいるアパートの地下室に逃げ込み厚い扉を閉ざした9人の男女。なんとか命は助かったものの、この場所に閉じ込められた彼らは外の状態も分からないまま、少なくなっていく食糧と互いへの不信感に緊迫状態に陥る。
そこへいきなり扉をこじ開け銃を持って進入してきた防護服の男達。彼らは味方なのか、それとも-





The Divide_11空から降り注ぐ無数の爆弾、揺れるビルから逃げだそうと出口に向かう人々、崩壊していく街ニューヨーク。そのアパートの住人は我先に外に出ようとしたが、出口付近で爆発が起こり地下へと続く階段を駆け下りる。いち早く地下にある管理人室にたどり着いた管理人ミッキーが、管理人室の重い鉄の扉を力の限り中から閉め切った。
とりあえずの爆撃からは逃げ切ることは出来たが、こうして窓の無い地下室に閉じこもった9人の男女。
 アパート管理人ミッキー
 3人の若者 ジョシュ、エイドリアン兄弟と友人のボビー
 カップル エヴァとサム
 母娘   マリリンとウェンディ
 黒人男性 デルヴィン

The Divide_06今までほとんど口をきいたこともない9人が狭い空間に押し込められることとなった。いったい何が、誰が攻撃してきたのかも分からない。その後、街が、ニューヨークが、アメリカがどうなっているのかも分からない。電話は無く携帯も通じない。
少ない食糧を分け合って食べていたが、3人の若者は我慢ならなくなった。鉄の扉を開け、外の様子を探ろうと言い出すが、半ば暴力的にミッキーは3人を押しとどめた。外は見たことを後悔するような地獄絵図となっており、空気も汚染されているに違いない。この扉を開けたらお終いだ。
ここ、地下室の空間を支配しているのは、主ミッキーだった。

The Divide_12唐突にその音は鳴り響いた。外から機械を使って扉を開ける音。皆はやっと救援隊が来たと安堵する。が、それもつかの間、入ってきたのは銃を持ち、防護服に身を包んだ複数の男達。男達は9人に銃口を向け威嚇し、少女ウェンディを連れ去った。9人は抵抗したが、容赦なく銃を撃たれエイドリアンが負傷。
再び扉は閉められた-




延々と続く密室劇だと思っていたところに、すぐに扉が開けられ救出か?じゃあこれからどうなるの?と考え直したところで、すぐにまた扉は閉まり密室へ。ここからが、本作の本当のストーリーが始まる。
娘をさらわれたマリリンを気遣い、今後どうするかを話し合い、しばらくはそれなりに秩序は保たれていた。が、食糧が残りわずかとなったあたりから、人格が変わり本性が現れ始める。
ストレスと不衛生な環境で髪は抜け、目は血走り、神経はすり減り、どんどん崩壊していく人間性。
The Divide_08閉じ込められた8人はそれぞれ思うように行動し始めるが、それはとてもリアルで、まるで何かの実験のようだ。
徒党を組み場を支配しようとする者、強い者にすり寄り守られようとする者、見て見ぬふりをする者。しかしそれは全て生きるためだ。何が起ころうと、他の者がどうなろうと、自分こそが生き抜くという本能だ。例外はない。

最後まで攻撃の真実と防護服の男達の正体は分からないが、このような状況下では、何であろうとあまり意味は持たない。そして生き残るためには一人ではだめなんだ、ということが最後に明かされる。

人間は知性と理性を持ってこそ人間なのだと証明される。







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