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新作紹介 『009 RE:CYBORG』(2012) _001

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未完の傑作『サイボーグ009』を神山健治監督がオリジナルストーリーで映画化!

009 RE CYBORG_000

石ノ森章太郎原作『サイボーグ009』は1964年に「週刊少年キング」にて連載が始まったサイボーグ漫画。人類に対しての多くの警告やメッセージを秘めた作品は、当時としては非常にまれであった。15誌以上に渡り少年、少女漫画誌の枠を越え、連載され続けたが、1998年、石ノ森章太郎は、この長年に渡る『サイボーグ009』という作品を完結することなく、この世を去った。
その『サイボーグ009』を2012年、小野寺丈氏が小説として完結させ、神山健治監督が映画として、この時代に生み出すことになった。作者の石ノ森章太郎は、サイボーグ戦士たちの最後の戦いに2012年という年を構想していた。最先端技術を駆使した映像と、この時代だからこそ描ける『009 RE:CYBORG』が10月27日(土)ついに全国公開される。


009 RE CYBORG_12

■ 009 RE:CYBORG ■ 2012年/日本
監督:神山 健治
原作:石ノ森章太郎
脚本:神山 健治
音楽:川井 憲次
キャラクターデザイナー:麻生 我等
絵コンテ:青木 康浩、林祐 一郎
アニメーションディレクター:鈴木 大介
演出:柿本 広大
リードアニメーター:植高 正典
美術設定:渡部 隆 滝口比呂志
美術監督:竹田 悠介
色彩設計:片山 由美子
撮影監督:上薗 隆浩
サウンドデザイナー:トム・マイヤーズ
ラインディレクター:川端 玲奈
制作プロデューサー:松浦 裕暁
製作プロデューサー:石川 光久
プロデューサー:石井 朋彦


ボイスキャスト
サイボーグ001: イワン・ウイスキー (玉川砂記子)
サイボーグ002: ジェット・リンク(小野大輔)
サイボーグ003: フランソワーズ・アルヌール(斎藤千和)
サイボーグ004: アルベルト・ハインリヒ(大川 透)
サイボーグ005: ジェロニモ・ジュニア(丹沢晃之)
サイボーグ006: 張々湖(増岡太郎)
サイボーグ007: グレート・ブリテン(吉野裕行)
サイボーグ008: ピュンマ(杉山紀彰)
サイボーグ009: 島村ジョー(宮野真守)

あらすじ:

物語の舞台は、2013年の現代。
ロンドン、モスクワ、ベルリン、ニューヨーク …。大都市の超高層ビルが次々と崩壊するという、同時多発爆破事件が発生。いつ、誰の意志で計画されたかもわからない無差別テロは、世界を不安とパニックへと陥れていた。
009 RE CYBORG_13かつて、世界が危機に陥るたびに、人々を救った 9人のサイボーグ戦士がいた。その役目を終え、各々の故国へと帰っていたゼロゼロナンバーサイボーグ達は、生みの親であるギルモア博士からの呼びかけによって、再び集結しようとしていた。
一方、ゼロゼロナンバーサイボーグのリーダーである日本人、009こと島村ジョーは、過去の記憶を消し、東京・六本木でひとり、暮らしていた。サイボーグ戦士最後の切り札であるジョーは、ギルモア博士によって 30年間、3年に一度、記憶をリセットされ、高校3年間を繰り返していたのだ。
  全世界同時多発爆破事件の犯人とは?
  ヒーロー不在の時代、彼らは、誰がために戦うのか?
  彼らが立ち向かう、新たな時代の「正義」とは?
ジョーの記憶が呼び覚まされた時。ゼロゼロナンバーサイボーグの新たな戦いが始まる!




ボーン祭りを無事に終え、10月に入っての記事第1弾は、新しい試み「新作紹介」シリーズ。
その栄えある第1作は10月27日(土)から公開が予定されている日本のアニメーション映画『009 RE:CYBORG』。記事が長くなるのが予想されるので、何度かに分けて書いていく予定です。第1回の001では思いを馳せながら「サイボーグ009」についての内容を。 (※ご安心下さい。009までにはなりません。)
記事最後には新作『009 RE:CYBORG』の情報をちょこっと入れますので、興味のある方は最後までお付き合い下さい。


「サイボーグ009」とは
『仮面ライダー』と並ぶ石ノ森章太郎の代表作であるSF漫画。
執筆が石ノ森が世界旅行をした直後ということもあって、9人の出身は世界各国からとなった。
1964年7月19日の「週刊少年キング」にて連載開始。その後、週刊少年マガジン、月刊少年ジャンプ、COM、週刊少年サンデー、マンガ少年、少年ビッグコミック、SFアニメディアなど、複数の出版社、複数の雑誌で連載。


■ストーリー
主人公・島村ジョーは、ある日謎の男達に捕らえられ、サイボーグに改造された。世界の影で暗躍する死の商人「黒い幽霊団(ブラックゴースト)」が、画期的な新商品・サイボーグ兵士の試作品にするため、偶然ジョーを選んだのだ。しかし、彼以前に改造されていた8名のサイボーグや、自分達を改造したギルモア博士から事情を教えられ、ジョーは彼らと共にブラックゴーストを脱走する。
ブラックゴーストの野望を知り彼らを阻止できるのは、彼らと同じ力を持つサイボーグ戦士達しかいない。人の心を持ちながらヒトでも機械でもない存在となった悲しみを胸に、サイボーグ戦士達はブラックゴーストの野望を打ち砕くために戦い続ける。


■執筆は大きく9期に分かれている
 第1期(1964-1965年)
  ・プロローグ~第8部 ・・・誕生編
  ・第9部~第11部  ・・・暗殺者編
  ・第12部~第17部  ・・・放浪(さすらい)編
  ・第18部~第23部  ・・・ミュートス・サイボーグ編
 第2期(1966年)
  ・長編・地下帝国ヨミ編・・・ブラックゴースト団との最後の戦い
 第3期(1967-1969年)/TVアニメ旧昭和版放映期
  ・怪人島編→怪物島編
  ・中東編→砂漠のモーゼ編
  ・移民編
  ・ローレライの歌編
  ・海の底編
  ・天使編
 第4期(1970-1972年)
  ・神々との闘い編
 第5期(1975-1976年)
  ・風の都編
  ・雪のカーニバル編
  ・エッダ(北欧神話)編
 第6期(1976-1979年)
  ・ディノニクス編
  ・グリーンホール編
  ・怪奇星編
  ・海底ピラミッド編
  ・サンジェルマン伯爵
 第7期(1979-1981年)/TVアニメ新昭和版放映期
  ・ネオ・ブラックゴースト編
 第8期(1985年)
  ・時空間漂流民編
 第9期(2006年~)

石ノ森が本当の完結編として『Conclusion God's War』の構想を立てて新たに創刊される「コミックアルファ」の目玉となる予定だったが、病に倒れ描かれることは無かった。2001~2002年のテレビアニメでは、生前の石ノ森が残したプロットを基にその序章部分を映像化している。
さらにそのプロットを、俳優・演出家である長男の小野寺丈が再構成し、本当の完結編となる小説『2012 009 conclusion GOD'S WAR』を執筆、第1巻が角川書店より発売、うち数編は石ノ森本人の遺稿がそのまま収録されている。
 (Wikiより抜粋)

「サイボーグ009」については、いつも拝読させて頂いているネクサス6様のおもちゃ箱のようなブログ「帰ってきたひとりよがり」を参照下さい。

  サイボーグ009 【マンガ】
  サイボーグ009 【TVアニメ 1966年制作/1979年制作】
  009ノ1 【マンガ】(「サイボーグ009」の大人向けとして画かれた作品)

こちらのブログにはコミック、アニメの他、映画、小説、ゲームなどの数千()の記事が、忌憚のない生のレビューとして納められおり、「おもちゃ箱」「遊園地」と密かに呼ばせて頂いています。

後に原作:平井和正、画:石ノ森章太郎のマンガ「幻魔大戦」で登場する主人公の姉である東三千子は、平井氏が石ノ森氏から姉の話を聞いてインスパイアされた(モデルにした)人物だと語っていたことがあります。
こんな情報も教えて頂きました。ありがとうございました



以下は懐かしい各時期のアニメの主題歌。
旧昭和版サイボーグ009 op ed -1966-1968年


平成版サイボーグ009 OP What's the justice full -2001-2002年



「サイボーグ」「人造人間」などと言えば、映画が趣味の自分などは『エイリアンシリーズ(1979~)』『ブレードランナー(1982)』などが真っ先に思い浮かぶが、1960年代初期に、この「サイボーグ009」のような複雑な背景を持つストーリーがあったとは驚きだ。しかし。あの手塚治虫氏「鉄腕アトム」が連載され始めたのはなんと1952年...!それから半世紀以上たった今では、上手にサッカーできるロボットや、自動で掃除する掃除機などが既に登場。アトムや『プロメテウス』のデヴィッドが登場するのも案外近いのかもしれない。

そして石ノ森章太郎が、サイボーグ戦士たちの最後の戦いを想定していた今年2012年。満を持してゼロゼロナンバーの彼らが再び活躍することになった。今回の敵はいったい何で、これが最後の彼らの戦いとなるのだろうか!?

つづく

『009 RE:CYBORG』情報
大迫力の音楽や音響にも注目!
本作の音響効果は『スターウォーズ』シリーズで知られるジョージ・ルーカスが設立した制作会社ルーカスフィルムの本社が入るルーカスランチ内にあるスタジオ、スカイウォーカーサウンドのトム・マイヤーズと共に行われた。『009 RE:CYBORG』は日本を越え、世界で音響制作されている。
現在、youtubeで100万回を越える再生数を持つ、昨年10月に行われた製作発表会にて初公開された4分半のPV映像がある。その映像を観たスカイウォーカーサウンドに所属するトム・マイヤーズ(『カーズ(2006)』『トイ・ストーリー3』)から直々に『009 RE:CYBORG』に参加したいと連絡してきたことをきっかけに、この作品に加わることになった。





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新作紹介 『009 RE:CYBORG』(2012) _002

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未完の傑作『サイボーグ009』を神山健治監督がオリジナルストーリーで映画化!


009 RE CYBORG_011

石ノ森章太郎原作『サイボーグ009』は1964年に「週刊少年キング」にて連載が始まったサイボーグ漫画。人類に対しての多くの警告やメッセージを秘めた作品は、当時としては非常にまれであった。15誌以上に渡り少年、少女漫画誌の枠を越え、連載され続けたが、1998年、石ノ森章太郎は、この長年に渡る『サイボーグ009』という作品を完結することなく、この世を去った。
その『サイボーグ009』を2012年、小野寺丈氏が小説として完結させ、神山健治監督が映画として、この時代に生み出すことになった。作者の石ノ森章太郎は、サイボーグ戦士たちの最後の戦いに2012年という年を構想していた。最先端技術を駆使した映像と、この時代だからこそ描ける『009 RE:CYBORG』が10月27日(土)ついに全国公開される。





『009 RE:CYBORG』2つ目の記事では、今更ではあるが、きちんとゼロゼロナンバーのサイボーグ達を紹介していく。
各サイボーグ戦士達のプロフィールで003のネットワークアクセスや005の自然保護活動、006のフランチャイズなど、いかにも現代風にアレンジされているのがちょっと気になったので、元々の「サイボーグ009」についても調べてみた。(サイボーグ009公式サイトより)
※本作のあらすじや「サイボーグ009」の詳細については、1つ目の記事『009 RE:CYBORG』(2012) _001をご参照下さい。


009 RE CYBORG_001コードナンバー: 001 イワン・ウイスキー(Ivan Whisky)
 出身: ロシア(Russia)
 特性: 超能力
 状況: 不明
 Voice Cast: 玉川砂記子
0歳児にして、通常の成人を凌駕する知能を持つサイボーグ。
テレパシーやサイコキネシス、瞬間移動などの超能力を有する。

CYBORG_0010歳児にして通常の成人を超える知能を持つ。
生後まもなく父親によって頭脳改造手術を受け、脳細胞が異常発達を遂げた。それにより、テレパシー、サイコキネシス、瞬間移動といった超能力が使えるようになった。
その外見とは裏腹に、あくまで冷静沈着であり、ゼロゼロナンバーサイボーグたちの参謀の役割を担っている。



009 RE CYBORG_002コードナンバー: 002 ジェット・リンク(Jet Link)
 出身: アメリカ(USA)
 特性: 超音速飛行
 所属: NSA
 Voice Cast: 小野大輔
全身に装備された飛行ユニットにより、空中を マッハ5 で、自在に滑空する能力がある。
現在はアメリカ国家安全保障局 NSA に勤務。高度3000メートル上空を超音速で飛行する姿が目撃されている。

CYBORG_002脚部に埋め込まれた飛行ユニットにより、空中を自在に滑空する能力がある。
ニューヨーク・ウエストサイドで不良グループのリーダーだったが、対立するグループとの喧嘩で相手を刺してしまい、警察から逃走していたところ、『黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)』に拉致され、そのままサイボーグに改造された。
自由奔放な性格で、短気で喧嘩っ早い面がある。
普段はレーサーとして活躍している。



009 RE CYBORG_003コードナンバー: 003 フランソワーズ・アルヌール(Françoise Arnoul)
 出身: フランス(France)
 特性: 索敵
 状況: 不明
 Voice Cast: 斎藤千和
聴覚と視覚を強化された、女性サイボーグ。
世界中のネットワークにアクセスし、情報を収集する能力に長けている。

CYBORG_003聴覚と視覚を強化されたサイボーグで、視覚は厚い壁の向こう側まで見通すことが可能で、聴覚は50キロ四方の物音が感知できる。
フランス・パリに下宿する女子学生であったが、『黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)』に誘拐され、改造された。
ゼロゼロナンバーサイボーグの紅一点で、気が強いところもあるが、優しい心の持ち主である。
普段はバレリーナとして活躍している。



009 RE CYBORG_004コードナンバー: 004 アルベルト・ハインリヒ(Albert Heinrich)
 出身: ドイツ(Germany)
 特性: 全身兵器
 所属: GSG-9
 Voice Cast: 大川 透
全身に兵器を装備したサイボーグ。
現在は、ドイツ特殊部隊 GSG-9 で訓練教官の任務に就き、現役を退いている。

CYBORG_004全身を武器庫と化した、戦闘に特化したタイプのサイボーグ。
恋人ヒルダと東ベルリンから西ベルリンへ脱出を計るも失敗、銃撃により恋人を失い自らも重傷を負う。その際に、病院に運び込むふりをした『黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)』により誘拐され、サイボーグへと改造された。
自らの計画の失敗により恋人を死なせてしまったことと、生身の肉体を無くした過去のせいか、シニカルなものの見方をして、飄々と振舞うことが多い。
普段はトラックの運転手をしている。



009 RE CYBORG_005コードナンバー: 005 ジェロニモ・ジュニア(Geronimo Jr.)
 出身: アメリカ(USA)
 特性: 剛力
 状況: 不明
 Voice Cast: 丹沢晃之
強固な皮膚と100万馬力の怪力を持つサイボーグ。
最近まで、アメリカで自然保護活動に従事していた事が確認されている。

CYBORG_005砲弾にも耐える強固な皮膚と100万馬力の怪力を持つ。
ネイティブ・アメリカンの居留地に住んでいたが、白人社会に迎合する仲間たちに失望し、『黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)』の誘いに乗り、改造された。
無口で穏やかな性格の持ち主で、ネイティブ・アメリカンであることに人一倍誇りを持っており、自然に宿る精霊を感じることができる。



009 RE CYBORG_006コードナンバー: 006 張々湖(Chang Changku)
 出身: 中国(China)
 特性: 火炎放射
 状況: 豪商
 Voice Cast: 増岡太郎
口から高温の火炎や熱線を吐く事が出来るサイボーグ。
現在は、中華大餐館「張々湖」をフランチャイズ店として全世界に展開し、巨万の富を築く事に成功した。

CYBORG_006口から高温の火炎や熱線を吐き、土の中にも自由に潜ることができる。
元々は中国広東省に住む農村の出で、貧困のあまり自殺を図ったところを、『黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)』に連れ去られて改造された。
食いしん坊で陽気な中年男で、臆病者ではあるが、心が広く懐が深い人物である。
普段は中華飯店「張々湖」を経営しており、料理の腕前は超一流を誇る。



009 RE CYBORG_007コードナンバー: 007 グレート・ブリテン(Great Britain)
 出身: イギリス(UK)
 特性: 変身
 所属: SIS
 Voice Cast: 吉野裕行
細胞組織を変化させることで、人間以外の無機物にも変身できるサイボーグ。
現在は、イギリス諜報機関 SIS のエージェントとしてスパイ活動に従事している。

CYBORG_007細胞組織を変化させることで、人間や動物といった生き物のみならず、無機物にでも変身する能力を持つ。
売れっ子の役者であったが、酒に溺れて身を持ち崩したところを、『黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)』に誘拐されて改造された。
ゼロゼロナンバーサイボーグの最年長だが、感情の起伏が激しく、おどけた調子で仲間を笑わせたかと思えば、悲壮な調子で身の不幸を嘆いたりもする。また情に厚く、他人に対する暖かい思いやりを持っている。
普段は006の中華飯店を手伝っているが、ロンドン等の劇場でショーをすることもある。



009 RE CYBORG_008コードナンバー: 008 ピュンマ(Pyunma)
 出身: アフリカ(Africa)
 特性: 深海活動
 状況: 考古学者
 Voice Cast: 杉山紀彰
水中での活動能力が強化されており、1万メートル以上の深海でも活動ができる。
考古学者として、アフリカの大地溝帯で、人類最古の化石を発掘調査中。

CYBORG_008水中での活動能力が強化されており、一万メートル以上の深海でも活動ができる。
奴隷商人に捕まり脱走したところを、『黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)』に拉致され、そのまま改造された。
言動や物腰から知的な雰囲気の漂う、物静かで真面目な青年である。
普段はアフリカで密猟取締官を生業としている。



009 RE CYBORG_009コードナンバー: 009 島村ジョー(Joe Shimamura)
 出身: 日本(Japan)
 特性: 加速装置
 状況: 学生...?
 Voice Cast: 宮野真守
ゼロゼロナンバーサイボーグ開発で培われた技術を 1体に集約させた万能型のサイボーグ戦士。ゼロゼロナンバーサイボーグのリーダー的存在で、特殊能力である “加速装置” によって、音速で行動する事が出来る。
現在は、東京・六本木において、高校生としての日常生活をおくっている。その行動理由は、不明──。

CYBORG_009ゼロゼロナンバーサイボーグの開発で培われた技術を1体に集約させた万能型のサイボーグ戦士。
日本人の母と国籍不明の外国人の父のと間に生まれたハーフで、差別を受けながら育つうちに不良少年となった。少年鑑別所からの脱走直後に『黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)』に捕らえられて改造された。
持ち前の正義感と、差別や偏見に晒された少年時代の記憶から、人間の尊厳を踏みにじり虐げる者に対しては強い怒りを持っている。
ゼロゼロナンバーサイボーグのリーダー的存在である。






「サイボーグ009」が始めて映像化されたのは、1966年劇場で公開された「サイボーグ009」。次が1967年劇場公開の「サイボーグ009 怪獣戦争」。
この2作の好評を受けて次に制作されたのが最初のTVシリーズ「旧昭和版サイボーグ009」(1968年4月~1968年9月)となる。原作コミック読者よりも低い低年齢層にアピールするため、009のキャラクターはナイーブさを抑えヒーロー性を高めたものになっている。
TV CYBORG_009続くTVシリーズ「新昭和版サイボーグ009」(1979年3月~1980年3月)では、旧昭和版よりも原作に忠実なキャラクターとなる。キャラクター描写に比重を置いた作風が当時のアニメブームやファン気質にリンクし、結果として女性ファンを中心とするキャラクター人気に支えられ大いに好評を博した。
1980年劇場公開「サイボーグ009超銀河伝説」をはさんで、TVシリーズ「平成版サイボーグ009」(2001年10月~2002年10月)が映像化の最後であった。


多くのファンに支えられ、原作者の熱意を組む制作者によって、今年10月満を持して公開となる『009 RE:CYBORG』。
上の新旧キャラクター比較を見てもあきらかなように、時代の流れに逆らわず時代と共に生きてきた「サイボーグ009」。本作のサイボーグ達はどんな表情を見せてくれるのだろう?
折しも今日(2012.10.5)、「iPS細胞から卵子 世界初、マウス誕生 京大院グループ成功」というニュースが流れた。
石ノ森章太郎氏や手塚治虫氏は、このニュースを聞いてどう思っておられるだろうか?
手放しで大喜びしておられるように思えないのは、自分だけだろうか。

ではまた



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「TOUCH/タッチ」(2012/TV) - Touch -

Posted by momorex on   0  1

「24 -TWENTY FOUR-」のキーファー・サザーランド主演の海外ドラマ最新作。
少年の示した数字が世界をつなげる、奇跡のヒューマンミステリー。


Touch_00


■TOUCH/タッチ - Touch -■
TVドラマ2012年/アメリカ
製作総指揮:ティム・クリング、キャロル・バービー、キーファー・サザーランド他
出演
キーファー・サザーランド(マーティン・ボーム)
デヴィッド・マズーズ(ジェイコブ・"ジェイク"・ボーム)
ググ・バサ=ロー(クレア・ホプキンス)
ダニー・グローヴァー(アーサー・テラー教授)
ロクサーナ・ブルッソ(シェリ・ストラップリング)

解説:
“少年は知っている。世界がつながる、たったひとつの方法を…。” 
2大海外ドラマを大ヒットさせた、「24 -TWENTY FOUR-」主演のキーファー・サザーランドと「HEROES/ヒーローズ」製作総指揮のティム・クリングがタッグを組み、今年3月から「24 -TWENTY FOUR-」と同じ全米FOXネットワークで放送し、第2シーズンへの継続が早くも決まった最新ドラマ。
サザーランド演じる主人公マーティンは、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件で妻を失った上、幼い息子ジェイクが無言症で、自分や他人と交流できないことに悩むが、ジェイクが落書きのように綴る数字に特別な意味があると気づく。ジェイクは過去・現在・未来と時代を超えた、世界各地の人々のつながりを知覚し、それを数字で表現していたのだ。その数字をヒントに、マーティンは奇跡を信じ、世界中の人々を救おうと奔走する。予測できないスピーディーな展開の中、マーティンとジェイクがつむぐ感動の父子関係に加え、世界をつなぐ“見えない糸”を描いた、壮大なスケールの話題作だ。
  

あらすじ:
Touch_02アメリカ・ニューヨーク。元新聞記者のマーティンは、2001年の同時多発テロ事件で妻・サラを失って以来、職を転々としながら無言症の幼い息子・ジェイクの面倒を見る。生まれてからひと言も話したことがないジェイクは感情を見せず、マーティンにすら触られることを拒む。
だが、あるきっかけからマーティンは、ジェイクには過去から未来の各時代や国境を超えた人々のつながりを知覚する能力があり、それを数字を通して伝えようとしていると考えるように。ソーシャルワーカーのクレアに父親の資格を問われる一方、マーティンは無言症の専門家であるテラーという人物にアドバイスを請いながら、ジェイクが次々と示す“奇跡の数字”を解読し、世界中の人々を救おうと励む。
(WOWOW)




世界100カ国以上で放送されているという、キーファー・サザーランド主演「TOUCH/タッチ」がとうとう日本でもWOWOWで放送を開始した。今年は「ボルジア家 愛と欲望の教皇一族」(2011/TV)や「スパルタカスⅡ」(2012/TV)など楽しめた海外ドラマがあったが、どちらもシーズンが終了して手持ちぶさたになっていたところ。
今年3本目のお楽しみドラマになるかと、しっかり飛びついてみた。
全体的なあらすじは上↑の通りだが、せっかくなので第1話について少しお話を。

第1話:運命のロードマップ Pilot/Tales of the Red Thread
Touch_23ニューヨークに暮らす元新聞記者マーティン・ボーム。9.11のアメリカ同時多発テロ事件で妻サラを亡くし、1人で息子のジェイクを育てている。ジェイクは生まれてからずっと話をしない‘無言症’を患っており、特殊な学校に通わせていた。
そんな息子がまた学校を抜け出し、携帯電話の電波塔に登ったまま降りてこないと職場のマーティンに連絡が入る。もう3回目であり、今回は消防ならず警察官まで出動させてしまい、ソーシャルワーカーに連絡がいくことが決まってしまった。
ソーシャルワーカーが動くということは、息子の面倒を見きれないと判断された場合、ジェイクは施設に入れられ父親と一緒に暮らせなくなるということだ。それだけは阻止したいマーティンだったが、ジェイクはそんな父親の苦悩もよそに、ノートにずっと数字を書き付けている。

妻を亡くし、無言症を患う息子を愛し、懸命に育てている父親マーティン。
仕事を転々とせざるを得ないのも、学校を脱走するなどする息子に手がかかるのが理由だろう。「自閉症」ではないのかな?と思って観ていると、ソーシャルワーカーのクレアにそう言われて「自閉症とは症状が違う」とマーティンは答えていた。それでは無言症とは?

無言症・緘黙症(かんもくしょう)
言語の理解や発語は正常であるのに、ことばによる表現ができず沈黙を続ける状態をいう。この状態が生活のあらゆる場面でみられるものを全緘黙、部分的な生活場面でみられるものを選択性緘黙(場面緘黙)という。後者のほうが多くみられる。
発症は幼稚園から小学校低学年頃で、入園や入学がきっかけになることが多い。選択性緘黙では、幼稚園や学校では話さないのに、家庭ではむしろおしゃべりなことが多く、気づかれないまま経過することがある。成長とともに改善することもあるが、なかには青年期まで持ち越すこともある。


触れられるのを極度に嫌がり、会話が成立せず、数字に強い、という特徴もある自閉症患者を扱った映画作品に
 ・ダスティン・ホフマン主演『レインマン(1988)』
 ・ブルース・ウィリス主演『マーキュリー・ライジング(1998)』


こんなのがありました。レインマンでは数字に固執し、計算が天才的に早いダスティン・ホフマン、マーキュリー・ライジングでは確か本作タッチと同じように男の子が延々と書き続けている数字に意味があった、というような内容だったと記憶。
しかし本作のジェイクは第1話のオープニングで普通に(心の中で)話しているので、やはり自閉症では無いのだろう。このあたりは、いずれはっきりしていくのかな。

そして、悩むマーティン、数字を書き続けるジェイクと平行、もしくは関わりながら、あらゆる国のいろいろな人が絡んでくるのが本作「TOUCH/タッチ」の見所となる。
Touch_16アメリカ、ヒースロー空港で1人の男性が落としてしまった携帯電話。第1話ではこの携帯が主人公となる。
その携帯は、空港内でのたくさんの他の携帯電話の落とし物と一緒にされる。この空港で荷物係として勤めるマーティンがいったんは手に持つが、またその手を離れ、携帯は飛行機の荷物に紛れて海外に旅立つ。
男性は大事な携帯を一心に探し求めるが、携帯はイギリスから東京、そして中東へ。手にした人をそうとは知らずに結びつけながら延々と旅を続ける。

この携帯電話によって結びつけられた人々。
Touch_11 ・持ち主のアメリカ人男性。携帯のデータに大事な物が
 ・イギリスでは携帯電話会社コールセンターに勤める男性が手にする。
  同僚の歌の上手な女性の歌う様子をこの携帯で撮影。
 ・東京で手にしたのはデートクラブの女の子。中のデータが素晴らしかったので感激する。
 ・中東ではパン屋を営む両親のために苦心する男の子が、この携帯を持たされる。

これらが互いに絡み合い、ゴールに向かってストーリーは進んでいくが、実は第1話の内容はこれだけではない。マーティンにとって驚くべき偶然が、ジェイクの書き連ねていた数字によって起きることになる。
オープニングでジェイクは言う。
この世には触れ合う運命の人を互いに結びつけている赤い糸がある。
それは、数学的な確率できまっていて、その数字を見つけるのが自分の仕事。




本作は息子の特殊能力に気がついたマーティンが、息子との距離を縮めるために、息子の手助けになり奔走するという物語だ。第1話を見る限り、少し強引なところがあったにせよ、これだけの中身の濃い話をよく1時間にも満たないものにまとめたな、と感心させられた。
キーファー・サザーランドもすっかり‘ジャック・バウアー’が抜け、息子を愛してやまない一人の父親役として、新たな一歩を踏み出したように思える(えらそー)。あわせて、本作は数字が主役ともいえる作品ではあるが、各所の映像がとても美しい。味気ない数字とこの美しい映像の対比も見所の一つではないかと思われる。
Touch_0000 Touch_000 Touch_09 Touch_08

キーファー・サザーランド(マーティン・ボーム)
Touch_24キーファー・ウィリアム・フレデリック・デンプシー・ジョージ・ルーファス・サザーランド(Kiefer William Frederick Dempsey George Rufus Sutherland, 1966年12月21日 - )はカナダの俳優、プロデューサー。イギリス・ロンドン出身。アメリカ合衆国でも活動。父親は俳優のドナルド・サザーランド。
子役としてテレビなどに出演し1983年、本格的に映画デビュー。『スタンド・バイ・ミー』で一躍有名となるも役に恵まれない時期が続いた。その後、『24 -TWENTY FOUR-』の主人公ジャック・バウアー役で復活し、2006年度エミー賞ドラマ部門で主演男優賞を受賞。
■主な出演作
 ・ニール・サイモンの キャッシュマン Max Dugan Returns (1983年)
 ・世にも不思議なアメージング・ストーリー Amazing Stories (1986年)
 ・スタンド・バイ・ミー Stand by Me (1986年)
 ・ロストボーイ The Lost Boys (1987年)
 ・ヤングガン Young Guns (1988年)
 ・フラットライナーズ Flatliners (1990年)
 ・ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間 Twin Peaks: Fire Walk with Me (1992年)
 ・ア・フュー・グッドメン A Few Good Men (1992年)
 ・三銃士 The Three Musketeers (1993年)
 ・評決のとき A Time to Kill (1996年)
 ・ダークシティ Dark City (1998年)
 ・霊視 After Alice (1999年)
 ・フォーン・ブース Phone Booth (2002年)
 ・テイキング・ライブス Taking Lives (2004年)
 ・ザ・センチネル/陰謀の星条旗 The Sentinel (2006年)
 ・ミラーズ Mirrors (2008年)
 ・モンスターVSエイリアン Monsters vs Aliens (2009年) 声の出演
 ・サーフィン ドッグ Marmaduke (2010年) 声の出演
 ・メランコリア Melancholia (2011年)




第1シーズンは全12話。本国アメリカでは第2シーズンがこの秋に放送予定されるという本作。この第1話のクォリティーを保ってぜひ続けていって欲しい。大変だろーけども。
ではまた

WOWOWの放送スケジュール
 ・二カ国語 毎週金曜よる11:00
 ・字幕版  毎週月曜深夜0:10

全12話で10/5スタートなので最終は12月予定になりますね。
あわせてWOWOWではキーファー祭りということで、「24」シーズン1~8を順次放送中です。
 WOWOW「TOUCH/タッチ」公式サイト
WOWOW  



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『容疑者、ホアキン・フェニックス』(2010) - I'm Still Here -

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信じた私が、バカでした。
ジョン・ベルーシ、ジャック・ブラック、ZZトップに改めて敬意を表します。

I'm Still Here_00


■容疑者、ホアキン・フェニックス - I'm Still Here -■
2010年/アメリカ/108分
監督:ケイシー・アフレック
脚本:ケイシー・アフレック、ホアキン・フェニックス
製作:ケイシー・アフレック、ホアキン・フェニックス
撮影:ケイシー・アフレック、マグダレーナ・ゴルカ

出演
ホアキン・フェニックス(himself)
アントニー・ラングドン
ラリー・マクヘイル
ケイシー・アフレック
ジャック・ニコルソン
ブルース・ウィリス
ダニー・デヴィート
ベン・スティラー
ショーン・コムズ(ディディ)
ジェイミー・フォックス
ビリー・クリスタル
ダニー・グローヴァー
エドワード・J・オルモス
       
解説:
I'm Still Here_042008年末。故・リヴァー・フェニックスの実弟であり、『グラディエーター』『ウォーク・ザ・ライン』で2度もオスカー候補に選ばれた世界的スター、ホアキン・フェニックスが、突然の【俳優引退とラッパー転向】を宣言、突如として表舞台から姿を消した。そのニュースは瞬く間に世界中を駆け巡り、ファンたちは悲しみの涙にくれた。それから数カ月後、既に完成していた主演作PRのため、一度だけTVの生放送に出演したホアキン。だが見る影もなく激太りし、長い髭は生やし放題、明らかに挙動不審で、会話すらままならない。「彼は精神的に疲弊し、薬物に溺れてしまったのだ…」人々はそう囁き、誰もが彼を心から心配していた。一体ホアキンの身に何が起きたのだろうか…。  (公式サイト)






あるイベントでの役どころが気に入らないと、ぶつぶつ文句を言う性格の悪いホアキン登場。ホアキン・フェニックスといえば、真面目でエキセントリック、気難しいなどのイメージで、演じる際に役にのめり込むことでも有名。それが「あいつはあーなのに、なんで俺の役はこんななんだ?え?」とぶつくさ文句をたれているホアキンにとなっているところへ、爆弾宣言。
「役者をやめてラッパーに」

ホアキンは言う。
自らを自分の牢屋に閉じ込めてきた。
ホアキン役を演じてきたんだ。
周りを気にせず自分に戻る。
他人のためではなく、自分のために自分を表現する。
真面目に生きすぎてきたホアキンにとうとう訪れた、思春期の病だろうか

I'm Still Here_05ここからは、まぁ、もう、延々とお腹の突き出た中年体型のホアキン・フェニックス大独演会である。口汚く友人をののしり、小躍りしながら薬物を摂取。卑猥な言葉で娼婦を呼びつけ、ライバルのレオ(ディカプリオ)への罵詈雑言の数々。それを歌にさえするホアキン。
髪はもさもさ、髭はもじゃもじゃ。ようやくとれた有名音楽プロデューサーとの約束に遅れ、協力してくれている友人に悪態をつき続けるホアキンには、もはや嫌悪感しかわかない。

Edward James Olmos彼の転身に驚いた有名俳優陣は多いが、なかでも心配してためになる話をしに自宅まで来てくれたエドワード・ジェームズ・オルモス(『ブレード・ランナー』折り紙のガス役)。下手な歌さえ聴いてくれたというのに、彼の話の半分も理解していないホアキン。
なんて非道いヤツなんだ!


こんな事を2年も続け、あれは芝居でしたと発表。
なぜに、こんな事をケイシー・アフレックと一緒にやらかした?というのが皆の疑問だろう。

長年、時間と努力と金によって造り上げてきた何かを、根こそぎ壊したくなる衝動に駆られたことはないだろうか?リセットしてもう一度ゼロからやり直す、というのともちょっと違う、そういう感情に。
貧しかった幼年時代、リバー・フェニックスの弟であった少年時代。真面目で有望な若手ハリウッド・スターとして確立された青年時代。それらを自虐的に、かつ傲慢に全部つぶして消し去り、ハリウッドの肥え太った、世界中の人が嫌悪するような存在に生まれ変わる。
一個人として自分を表現したいと言いながら、ドキュメンタリーを撮らせて「映像作品」にまとめるという本末転倒さは、傲慢と不信とふがいなさの矛盾を惜しげもなく披露する。タイトルからしてI'm Still Here

しかし、これらは本当にホアキン・フェニックスの事なのか?



このドキュメンタリーは、貧しくても両親の愛情を一心に受けた兄弟達が、滝壺にジャンプする古いホームビデオから始まる。その様子は純粋で、両親や兄弟達に何の駆け引きもない、ゆらぎのない信頼があることを表している。そしてこのドキュメンタリーは、ラッパーで成功できず友人の信頼も無くしたホアキンが、父親の住む生家に戻り、小さな小川を上流に向かってゆっくり歩いて、あの滝壺に辿り着くシーンで終わる。
その滝壺に沈む彼は、まるで母親の子宮に戻っていくようで、あまりに孤独だ。

ではまた


『容疑者、ホアキン・フェニックス』公式サイト



ホアキン・フェニックス
I'm Still Here_08アメリカ合衆国の俳優。かつてはリーフ・フェニックス(Leaf Phoenix)の芸名で活動していた。役者一家として知られるフェニックス家の次男で、早世した映画俳優リバー・フェニックスは兄、女優レイン・フェニックスは姉、女優サマー・フェニックスは妹にあたる。俳優ケイシー・アフレックは妹サマーと2006年に結婚。
『グラディエーター』(2000年)ではリドリー・スコット監督から主役の宿敵であるローマ皇帝コモドゥス役に抜擢、アカデミー賞やゴールデングローブ賞など名立たる映画賞の助演男優賞にノミネート。そして『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』(2006年)でカントリー歌手のジョニー・キャッシュを劇中歌も自ら担当して演じきり、ゴールデングローブ賞主演男優賞とグラミー賞を同時受賞し、二度目のアカデミー賞ノミネートを受けた。
2008年10月、ポール・ニューマンのチャリティーイベントに出席した際、俳優業を引退してミュージシャンの道を進むと発言した。

■主な出演作
 ・スペースキャンプ -SpaceCamp(1986)
 ・バックマン家の人々 -Parenthood(1989)
 ・誘う女 -To Die For(1995)
 ・Uターン -U Turn(1997)
 ・8mm -8mm(1998)
 ・裏切り者 -The Yards(2000)
 ・グラディエーター -Gladiator(2000)
 ・サイン -Signs(2002)
 ・アンビリーバブル -It's All About Love(2003)
 ・炎のメモリアル -Ladder 49(2004)
 ・ヴィレッジ -The Village(2004)
 ・ホテル・ルワンダ -Hotel Rwanda(2004)
 ・ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 -Walk The Line(2005)
 ・アンダーカヴァー -We Own the Night(2007)
 ・トゥー・ラバーズ -Two Lovers(2008)
 ・容疑者、ホアキン・フェニックス -I'm Still Here(2010)
 ・ザ・マスター -The Master(2012)




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『ヒミズ』(2012) - himizu -

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「生きろ」と、君が言った。

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■ヒミズ - himizu -■ 2012年/日本/129分
監督:園 子温
脚本:園 子温
原作:古谷 実
製作:梅川治男、山崎雅史
撮影:谷川創平
音楽:原田智英

出演:
染谷 将太(住田祐一)
二階堂ふみ(茶沢景子)
渡辺 哲(夜野正造)
黒沢あすか(茶沢の母)
諏訪太朗(まーくん)
堀部圭亮(茶沢の父)
川屋せっちん(藤本健吉)
でんでん(金子)
吹越 満(田村圭太)
村上 淳(谷村)
神楽坂 恵(田村圭子)
窪塚洋介(テル彦)
光石 研(住田の父)
吉高由里子(ミキ)
渡辺真起子(住田の母)
西島隆弘(YOU)
モト冬樹(てつ)
鈴木 杏(ウエイトレス)

解説:
「冷たい熱帯魚」「恋の罪」の園子温監督が古谷実の同名コミックスを、舞台背景を東日本大震災後に設定して映画化した衝撃と感動の思春期ドラマ。愛のない両親によってどん底に突き落とされ自らの未来に絶望した15歳の少年の魂の彷徨を、同じように孤独な少女やホームレスの大人たちとの交流を通して描き出していく。主演は、本作の演技でみごとヴェネチア国際映画祭のマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)に輝いた染谷将太と二階堂ふみ。
 (allcinema)

あらすじ:
himizu_03友達もいない孤独な毎日を送る15歳の少年、住田(すみだ)。
父親は借金を作って蒸発。川辺で小さな貸しボート屋を営む母親は夜遊びに忙しく、息子のことなどかまってくれない。唯一、彼に好意を抱くクラスメイトの景子は、そっけない住田に話しかけ、ボート小屋の手伝いに押しかけるなど、一方的ではあるが交流を深めていく。
そんなある日、蒸発していた父親がボート屋に顔を出すようになる。金は無いのかと家捜しする父親と前後して、借金を返さない父親を追ってやくざまでもがボート小屋へ。そこから住田の生活は大きく狂い始める-




日見ず(ヒミズ)-
15歳の少年が主役の映画に、こんな非道いタイトルを付けた本作。内容を全く知らずに観始めたが、タイトル通りの、全く非道い状況に置かれた少年の物語だった。
ちなみに「ヒミズ」とは小型のモグラの一種。


himizu_05中学3年生の住田祐一。川辺の小さな貸しボート小屋で母親と暮らしている。父親は借金を作って蒸発しており、家は貧しく、なんの夢も希望も無い。中学はもうすぐ卒業だが、高校へは進学せずボート屋を手伝うことに決めている。他人からは、どう見えるかしらないが、住田は別に不満もなく、普通の大人になって人生を平凡に過ごすことが出来ればいいと考えていた。
今日も母親はろくに仕事もせず、男を連れて帰ってきた。しかし、そんなのはいつもの事であり、外でラジオをかけて適当に暇さえつぶしておけばいい。話し相手は敷地内にテントを張って住んでいるホームレスの大人達。住田にはそれで充分だった。欲しい物など何も無い。
himizu_04この住田とホームレス達との関係もちょっと変わっている。敷地に住まわせてもらっているので、いい大人達が住田に敬語を使っていたり、かといって住田が偉そうにするわけでもなく自然に接する。ホームレス達は住田の状況をよく分かっており、陰になり日向になり住田を心配し、助けようとする。まるで白雪姫と7人のこびと達のようだ(7人もいないけど)。
このホームレス達には園子温監督『冷たい熱帯魚(2010)』に出演している渡辺哲、吹越満、神楽坂恵などが扮している。本作は東日本大震災後の設定なので、津波の被災者という位置づけだ。その中の1人に絡めて被災地の様子が度々映像として出てくるが、これは本作のエンディングにも関係づけられているのではないか、と思われる。監督からのメッセージだ。

himizu_35そんな住田に子犬のようにつきまとい、じゃれてくる少女、茶沢景子。住田のような無口で感情を表さない男子には、かなり苦手なタイプであると思われるが、意外なことに、ずかずかボート屋までやって来る景子に嫌みがない。一人でしゃべって何かを始め、住田の態度にムカついた時は、河原の石を拾って「これが住田君への呪いの石だからね!ポケットに入れて持っておくから!」なんてことを言う風変わりな女の子。
しかし住田との距離感はきちんと計っており、必要以上に住田陣地に入らない。住田とのおしゃべりでの会話が成立しないと分かれば、ビンタを使ったゲームで会話する。足下ばかりを眺める住田の顔を上に向けるかのように。
(-始めて映画で思ったかもしれない。思春期くらいの女の子に「可愛いな」、と。)
そんな景子の家は裕福だが両親にかなりの問題があり、景子もまた孤独な少女だった。


himizu_08ある意味、平凡な毎日を送っていた住田だったが、ある日、蒸発していた父親が現れる。金は無いのかと家捜しする父親。どうみてもチンピラにしか見えない。金が無いと知ってすぐに消えた父親だったが、気分の悪い住田。そんな彼の母親までもが、ある日、男と一緒に家を出て行った。「1人でやっていけ」という言葉とともに。
母親にまで捨てられた天涯孤独の彼に、さらに追い打ちをかけるように、父親の借金の取り立てに現れたやくざ達。600万を作れと言われ崖っぷちに-。

himizu_10やくざな人達は相手が子供だろうと容赦ない。「そんな金ねーよ!」と(きちんと)対応する住田をぼこぼこに。それでも住田は負けない。15歳の少年は立ち向かう。「無い物はねーよ!親父に直接言え!」誰が見ても崖っぷちだが、まだ住田は立っていた。
しかし、この後、何食わぬ顔で現れた実の父親の言葉が住田を徹底的に打ちのめし、壊してしまう。「普通の大人=立派な大人」と考えざるを得なかった境遇の彼が、とうとう壊れてしまう。
その原因は住田にも意外なことだったが「拒絶」だった。




本作は本筋から言えば、映画なんかでよくある話なのかもしれない。しかし監督による、出てくる大人の極端なまでのクズっぷりの味付けに、観ているこちらにかなりの怒りとフラストレーションが与えられる。壊れた住田の行動に、「いいから、そんなヤツやってしまえ」と思わず応援してしまうほどだ。
himizu_18がしかし、監督はそれを許してくれない。
終盤の景子の言葉に、観客は自分のクズっぷりに気がつく。
景子の言葉にどんどん気持ちが浄化され、空気が澄んでいくことに気づかされる。川辺で土砂降りの雨の降ることが多かった物語が、景子によってすっかり晴れ渡り、今までの全ての台詞が嘘っぽくいかに偽善に満ちていたかを確認させられてしまう。

「がんばれ」

ではまた




染谷 将太(住田祐一)
himizu_219歳の時に映画『STACY』で活動を開始し、子役時代から様々なジャンルの映画、ドラマで活躍。2009年(平成21年)、映画『パンドラの匣』で長編映画初主演。『ヒミズ』での最優秀新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞受賞は、日本人初となる。

■今後の主な公開作
 ・恋に至る病(2012年10月13日公開予定、マジックアワー)
 ・悪の教典(2012年11月10日公開予定、東宝)
 ・永遠の0(2013年公開予定、東宝)
 ・ストロベリーナイト(2013年1月26日公開予定、東宝)
 ・インターミッション(2013年2月23日公開予定、「インターミッション」製作委員会)
 ・すーちゃん まいちゃん さわ子さん(2013年3月2日公開予定、スールキートス)
 ・千年の愉楽(2013年初春公開予定、若松プロダクション / スコーレ)
 ・リアル〜完全なる首長竜の日〜(2013年初夏公開予定、東宝)


1992年生まれの彼。ちょっと驚きました。マルチェロ・マストロヤンニ賞受賞も納得できる。特に叫んでいる時の演技が最高だった。若い時のディカプリオを彷彿とさせますねー(ウエカラ。



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『ウィンターズ・ボーン』(2010) - Winter's Bone -

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独特のルールが支配する、血縁関係者が点々と暮らす貧しい寒村
彼らは身内であり、仲間であり、味方であり、敵でもあった――


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■ウィンターズ・ボーン - Winter's Bone -■
2010年/アメリカ/100分
監督:デブラ・グラニク
脚本:デブラ・グラニク、アン・ロゼリーニ
原作:ダニエル・ウッドレル
製作:アン・ロゼリーニ、アリックス・マディガン=ヨーキン
製作総指揮:ジョアンサン・ショイアー、ショーン・サイモン
撮影:マイケル・マクドノー
音楽:ディコン・ハインクリフェ

出演:
ジェニファー・ローレンス(リー・ドリー)
ジョン・ホークス(ティアドロップ・ドリー)
シェリル・リー(エイプリル)
デイル・ディッキー(メラブ)
ギャレット・ディラハント(バスキン保安官)
ローレン・スウィートサー(ゲイル)
アイザイア・ストーン(ソニー・ドリー)
アシュリー・トンプソン(アシュリー・ドリー)
ケヴィン・ブレズナハン(ディタ・マンディー)
ステイシー・キーチ(リトル・アーサー)

解説:
米中西部の寒村で、17歳の少女は家族との生活を守るため、行方不明になった父親の行方を捜すが……。アカデミー賞で4部門にノミネートされた、衝撃の社会派サスペンス。
懸命に父親を捜すヒロインだが、親族が多い村民はなぜか彼女を忌み嫌う。それは何かのタブーに触れようとしている彼女に対する警告なのか。西部劇のバリエーションを思わせる一方、次第に物語は西部劇とは反対に、米国の地方にある厳しい現実を示唆していく。謎めいたムードと同時に底知れぬ恐ろしさを感じさせる迫真編。本作で熱演し、アカデミー主演女優賞にノミネートされた新星J・ローレンス。続いて大作「X‐MEN:ファースト・ジェネレーション」に出演し、全米大ヒットした「ハンガーゲーム」でも主演に。
  (WOWOW)

あらすじ:
Winter's Bone_03アメリカ中西部ミズーリ州にある、貧しい寒村に暮らす17歳の少女リー。精神を病んだ母親に代わって幼い弟妹の面倒をみて家を切り盛りしていた。
そんなある日、逮捕された父親が自宅を担保にして借りた保釈金のせいで、このままでは地所もろとも差し押さえられてしまうことを告げられる。家と家族を守るため、自力で父親を捜し出そうとするリーだったが、その前には大きな壁が次々と立ちはだかる-





寒風が吹きすさぶ冬のミズーリ、オザーク高原。
自宅の裏で薪を割るのは17歳の少女リー。父親は家に寄りつかず、そんな生活に耐えられなくなった母親は精神を病んでいる。幼い弟と妹の面倒もみている彼女は学校に通う余裕も無く、リスを狩り痩せた畑を耕して、なんとか家族を守っていた。
父親は薬物製造で逮捕されている。そんな父親の帰りを待っていた家族だったが、代わりにやって来たのは、保釈代行業者。自宅と地所を担保に父親に保釈金を借したが、このまま連絡もとれず次の審理に来なければ、地所と自宅全てが差し押さえられてしまうと言う。
家が無ければ家族を守ることも出来ないと、リーは少ないつてを頼りに父親を捜し始める。

Winter's Bone_13移動手段の無いリーが、歩いて訪ねる先は父親の兄である叔父夫婦や、父親の従兄弟の家。雪の舞う中、凍えながら歩くリーだが、その足取りはしっかりしている。ようやく辿り着き、父親の行方を尋ねるも、知らない、早く帰れと追い出され、とりつく島もない。しかしリーはあきらめない。最後にはこのあたりを仕切っている遠縁の男の元を目指し歩き続ける。

Winter's Bone_14不幸な身の上であっても力強く生きている少女の物語であったのに、このあたりから段々と登場する大人の胡散臭さが目立ち始める。一緒に薬物製造をしていたと思われる父親の従兄弟。クスリをやりながら、大きな目でぎょろりと睨む叔父。犯罪の秘密めいた匂いがする遠縁の男など、誰一人とってもまともではない。
それに加えて奇妙なのが、リーが訪れた家で、まず応対に出るのが女なのだ。それも憮然とした表情でまるで門番のように立ちはだかる。この中の男に会いたければ、まず自分を通しな、とでも言うように。

この作品のキャッチコピーは「家族のために 未来のために 彼女は大人になるしかなかった―」だが、そんな生やさしいものでは無い。ただの普通の大人には、これらの男達、女達にはとうてい相手をしてもらえそうにない。

Winter's Bone_06リーにとって彼らは皆、遠縁も含め親戚にあたる。長くここミズーリに住む一族だが、ミズーリ州の人々の地域性として「規制に対し熱烈で、保守的で、容易に信じない態度を採る」ということが知られている。それは州の非公式ニックネーム「疑い深い州」(The Show Me State) の由来の1つだとされている。(Wiki:ミズーリ州)

ここで生まれ育ったリーにも、それはしっかり受け継がれており、決して目的を見失わず、力に負けることは無い。リーが父親を捜すのは、社会のルールに則って家と家族を守るためである。しかし、そこに立ちはだかったのは、このあたりに暗黙の了解の上に横たわる、地域の、一族の、決して破ってはならないルールであった。



Winter's Bone_15邪魔をする壁を一つ一つ壊しながら、父親の行方を捜すリー。
それは痛みを伴ったが、同時に人の優しさにも触れることになる。余所では通用しないこの地のルールが、彼女を傷つけ、守り、結末を見せてくれることになった。

最後まで謎のままになる父親の保釈金を補填した男、そして父親の最後を見た者は、案外、ルールに忠実に生きることで家族を守るしかないティアドロップなのではないかな、と感じた。



しかし本当にここは現代の、あの「ゴシップ・ガール」(見たことないけど)と同じ時代のアメリカなのか?
ではまた


ジェニファー・ローレンス(リー・ドリー)
Winter's Bone_08ケンタッキー州ルイビルで生まれ育つ。14歳までに俳優になることを決め、タレントエージェントを見つけるために自分をニューヨークに連れて行くように両親を説得した。彼女は演技訓練をした経験も無かったが、オーディションを受けた際には絶賛された。
17歳の時に『あの日、欲望の大地で』に出演し、監督のギジェルモ・アリアガには「メリル・ストリープの再来かと思った」と評され、さらに第65回ヴェネツィア国際映画祭では新人俳優賞を受賞した。1990年生まれ

■主な出演作
 ・名探偵モンク -Monk(2006/1話)
 ・コールドケース 迷宮事件簿 -Cold Case(2007/1話)
 ・ミディアム 霊能者アリソン・デュボア -Medium(2007・2008/2話)
 ・あの日、欲望の大地で -The Burning Plain(2008)
 ・ウィンターズ・ボーン -Winter's Bone(2010)
 ・それでも、愛してる -The Beaver(2011)
 ・今日、キミに会えたら -Like Crazy(2011)
 ・X-MEN: ファースト・ジェネレーション -X-Men: First Class(2011)
 ・ハンガー・ゲーム -The Hunger Games(2012)
 ・ボディ・ハント -House at the End of the Street(2012)
 ・Silver Linings Playbook(2012)


ジョン・ホークス(ティアドロップ・ドリー)
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ミネソタ州アレクサンドリア生まれ。グレッチェン・フィリップスと共にミート・ジョイというバンドのメンバーであった。また、仲間の俳優のロドニー・イーストマンとブレント・ゴアと共にミュージカル・グループのキング・ストラグラーのメンバーでもあった。
『24 -TWENTY FOUR-』の第1シーズンではゲストキャラクターのグレッグ・ペンティコフを演じた。HBOのシリーズ Eastbound & Down の第1シーズンではケニー・パワーズの兄のダスティン・パワーズを演じた。ABCの『LOST』の最終シーズンではレノンを演じた。1959年生まれ

■主な出演作
 ・D.O.A.(1988)
 ・コンゴ -Congo(1995)
 ・フロム・ダスク・ティル・ドーン -From Dusk Till Dawn(1996)
 ・ラッシュアワー -Rush Hour(1998)
 ・ラストサマー2 -I Still Know What You Did Last Summer(1998)
 ・パーフェクト ストーム -The Perfect Storm(2000)
 ・“アイデンティティー” -Identity(2003)
 ・マイアミ・バイス -Miami Vice(2006)
 ・アメリカン・ギャングスター -American Gangster(2007)
 ・ドニー・ダーコ2 -S. Darko(2009)
 ・ウィンターズ・ボーン -Winter's Bone(2010)
 ・マーサ、あるいはマーシー・メイ -Martha Marcy May Marlene(2011)
 ・コンテイジョン -Contagion(2011)
 ・リンカーン -Lincoln(2012)
 ・The Playroom(2012)



 


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『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』(2009) - 復仇 Vengeance -

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記憶を失くした男に
復讐の意味はあるのか──


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■冷たい雨に撃て、約束の銃弾を - 復仇 Vengeance -■
2009年/香港・フランス/109分
監督:ジョニー・トー
脚本:ワイ・カーファイ
製作:ミシェル・ペタン、ロラン・ペタン
撮影:チェン・シウキョン
音楽:ロー・ターヨウ、バリー・チュン
出演:
ジョニー・アリディ(フランシス・コステロ)
シルヴィー・テステュー(アイリーン・トンプソン)
アンソニー・ウォン(クワイ 李元桂/阿鬼)
ラム・カートン(チュウ 姚家柱/阿柱)
ラム・シュー(フェイロク 徐樂/肥樂)
サイモン・ヤム(ジョージ・ファン 馮喬治)
チョン・シウファイ(ウルフ 土狼)
マギー・シュー(ウォン夫人)
フェリックス・ウォン(パイソン 蟒蛇)
ミシェル・イェ(妊婦)
ン・ティンイップ(クロウ 烏鴉)

解説:
フランス人男性がアジアの地で殺し屋トリオを雇い、娘夫婦や孫たちを襲った一味と復讐の戦いへ。香港の鬼才J・トー監督による男の美学が鮮烈な傑作ノワール・アクション!
「エレクション」など、世界的に注目を集めるトー監督。本作ではフランスのプロデューサー陣と組み、アジアとヨーロッパの犯罪映画のエッセンスを結合させ、そこに自身の男の美学を焼きつけるのに成功。激しいアクションがスタイリッシュに畳みかけられると同時に、“復讐”(原題の意味)を通じ、男たちが友情を深めるのが感動的。監督はアラン・ドロンの主演を希望したが、最終的に主演したフランスの国民的歌手J・アリディも男の渋みがたっぷり。迎えたA・ウォンらトー組俳優たちと男っぽさを競ったのも見もの。
  (WOWOW)

Vengeance_12

あらすじ:
マカオに暮らすある家族を、突然3人の男達が襲った。銃撃により夫、子供達は即死。唯一生き延びた妻アイリーンも重傷を負った。
連絡を聞き、急いでフランスから来たアイリーンの父コステロ。彼は復讐を誓い、独自に犯人を捜し出そうとするが、慣れぬ土地でなかなか事が進まない。そんな時、偶然知り合った地元殺し屋の3人の男達。コステロはこの地に詳しい3人を雇い入れ、復讐の名の下に犯人を追い詰めていく-





Vengeance_19中国系の夫とフランス人の妻、子供達2人が暮らすマカオの閑静な住宅街。
ある雨の日、家のチャイムに応答に出た夫が、玄関扉越しに突然銃撃される。扉を蹴破り踏み込んできた3人の男達は、ほぼ即死に近い彼にとどめの弾を撃ち込み、さらに他の家族をも追い詰める-。

こんなショッキングなシーンから始まる本作。
監督は香港出身ジョニー・トー。チョウ・ユンファ主演の『過ぎゆく時の中で(1989)』、『ザ・ミッション 非情の掟(1999)』、『エグザイル/絆(2006)』などの香港ノワール作品の騎手だ。

フランス映画『あるいは裏切りという名の犬(2004)』が好きな自分は、勝手にその手のフランス映画だと勘違いしており、ずいぶん前に録画したものを観始めて驚いたという

フランスの警察の内実を描いた刑事映画オリヴィエ・マルシャル監督三部作
 ・あるいは裏切りという名の犬(2004/ダニエル・オートゥイユ・ジェラール・ドパルデュー主演)
 ・やがて復讐という名の雨(2008)
 ・いずれ絶望という名の闇(2009)



どうやら、これの2本目と勘違いしていたようだ。
それにしても本作のタイトルも負けていない。原題「復讐」に対して、かっこいい邦題。内容もタイトルに負けず、かっこいいものになっています。

  


Vengeance_07素性不明な暴漢に襲われ、重傷を負いながらも唯一命を取り留めた妻アイリーン。連絡を受けたアイリーンの父親コステロが急ぎフランスからマカオへやって来る。娘婿と可愛いさかりの孫2人を無残に殺され、命を取り留めたものの生死の境をさまようほどの重傷を負った娘を前に、コステロは復讐を誓う。
フランシス・コステロはパリでレストランを経営しているが、実は殺し屋の過去を持っていた。現役を退いて20年近く経っていたが、銃撃犯を捜し出すため、コステロは動き出した。

しかし、ここはマカオ。地理に不案内で知り合いもいない。そんな時、滞在しているホテルで、ある部屋から出てきた3人の男を目撃する。その手には銃があり、火薬の匂い。コステロは過去の自分の同業種だと察知し、この3人に協力を求める。
この3人の男達。クワイ、チュウ、フェイロク。
彼らはマフィアに雇われ、殺し屋を生業とする男達だった。
Vengeance_14 Vengeance_16 Vengeance_13


Vengeance_04殺し屋と言えば1人で行動するイメージがあるが、本作に登場するのは最初の銃撃犯を含むどちらも3人組だ。もちろん3人のお互いに対する信頼は篤く、チームワークをいかした仕事ぶりになっている。屋外であれ屋内であれ、お互いの背後を守り、確実に仕事をし、確実にその場から逃げる。そのきびきびした動きには目を見張るものがある。
フェイロク(上3枚画像の右)は作中で‘デブ’という渾名で呼ばれているが、その外見とは裏腹に身のこなしは軽やかで、銃の腕にも狂いはない。そんな3人がコステロの仕事を受けたのは、最初はパリのレストランの権利を含む報酬の高さであったが、コステロの過去と今でも狂いのない銃の扱いへの尊敬心、そしてコステロの家族に起こった悲劇に対する同情心へと変わっていく。

コステロは3人の地元での繋がりを足がかりに、一歩一歩銃撃犯とその真相に迫っていく。
もはや仲間となった3人の殺し屋達は、今では失われてしまった義理と人情の精神を元にコステロを助け、マカオの、香港の、夜の街を駆け抜ける。4人には意外な結末が待ち受けているが、最後に残るのは「幸福」だ。

Vengeance_03





本作を観終わって感じたのは、全編を通した乾いてざらざらした西部劇のような感触と何故かサムライの精神。黒澤明監督作品についてはあまり詳しくないので説明は出来ないが、クロサワ作品というのはこういう感じなんだろうな、と。
『ディパーテッド』もいいけど、やっぱり『インファナル・アフェア』という人はぜひ。

ではまた





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『孤島の王』(2010) - Kongen Av Bastoy -

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人は誰でも、王になれる――

Kongen Av Bastoy_14


■孤島の王 - Kongen Av Bastoy -■
2010年/ノルウェー・フランス・スウェーデン・ ポーランド/117分
監督:マリウス・ホルスト
脚本:デニス・マグヌソン
原案:ラーシュ・ソービー・クリステンセン、メッテマリット・ボールスター
製作:カリン・ユールスルー
撮影:ヨーン・アンドレアス・アンネシェン
音楽:ヨハン・セーデルクヴィスト

出演:
ステラン・スカルスガルド(院長)
クリストッフェル・ヨーネル(寮長)
ベンヤミン・ヘールスター(C19/エーリング)
トロン・ニルセン(C1 /オーラヴ)
エレン・ドリト・ピーターセン
マグヌス・ラングレーテ
モルテン・ルーヴスタッド
クリストッフェル・ヨーネル

解説:
自由を渇望する少年たちの痛切な運命。その魂の叫びに胸を
衝かれずにいられない極限の孤島サバイバル&サスペンス

ノルウェーの首都オスロの南方に浮かぶバストイ島には、かつて11~18歳の少年向けの矯正施設が存在し、1915年に軍隊が鎮圧に出動するほどの壮大な反乱事件が勃発した。本作は大半のノルウェー国民さえ知らなかった歴史の闇に光をあて、圧倒的なリアリティと詩情に満ちた映像美の中に想像を絶する重い真実をあぶり出す。  (『孤島の王』公式サイト)

あらすじ:
Kongen Av Bastoy_061915年。ノルウェーのバストイ島に、エーリングという非行少年が送還されてくる。そこで彼が目の当たりにしたのは、外界とは隔絶した矯正施設のあまりにも理不尽な現実だった。少年たちを管理する寮長たちにことごとく反抗する彼だったが、その度に厳しい罰を受ける。とても我慢ならないと感じたエーリングは、一人脱出を計画するが-





きつい波が打ち寄せる孤島バストイ島。
この島にある少年専用矯正施設に今日も2人の少年が送られてきた。1人はがっちりしており、もう1人は線が細く弱々しい。全ての私物を取り上げられ、髪を短く切られて制服に着替える。今日から名前はC19とC5。全ての言動は管理下におかれる。

この矯正施設は1900年に開設された。

バストイ島 Bastoy Island
Kongen Av Bastoy_081896年に「問題児たちの矯正」を目的とした制度が制定されると、政府は1898年にこの制度に基づいた非行少年の矯正施設を設立するためバストイ島を購入し、合計で150人の少年を収容できる5つの寮を建設した。
1900年10月に入所した8歳から18歳までの少年たちのための更生カリキュラムには、通常の学校の授業に加え、農場での仕事などの就労研修も組み込まれていた。当時、ヨーロッパでは、問題を起こす児童に対しては、体罰を与えるよりも、彼らに合った環境の中で成長させる必要があり、早期の矯正により青少年期の問題に起因する未来の非行を防止できる、という考え方が主流だった。そのためバストイ島の矯正施設は外国から「見習うべき模範」と考えられていた。
しかしながら、現実は理想とは程遠いもので、外界から隔離されたこの施設でも理不尽な懲罰や暴力が横行し、他の刑務所となんら変わらない「懲罰施設」となっていた。  (『孤島の王』公式サイト)



この公式ページでの説明が事実であるならば、本作での少年たちの生活は、かなりソフトに描かれていると言える。確かにルールを破った際の懲罰は厳しいものだが、院長を始めとする監督官たちは少年たちへの「愛」を持って罰を与えていた。いや、与えていたはずだった-。

Kongen Av Bastoy_12がっちりしたC19(エーリング)は、入所したばかりの時は逃げ出すことしか考えていなかった。ここが施設で大勢の少年たちとの団体生活で成り立っていることを理解しようとは思っていなかった。しかし、ある夜、一緒に入所したC5が寮長に連れて行かれた後、ベッドでむせび泣く様子を見て、ここには闇の世界があることを知る。
一度は脱出に成功するも捉えられ連れ戻された時に、その間、同じC棟の仲間たちが食事を半分に減らされた上、より過酷な労働に就かされていたことも知る。C19は「仲間」という存在を認めることになった。

Kongen Av Bastoy_13C棟のリーダーであるC1(オーラヴ)。彼は入所から6年経ち、もうすぐ卒院を迎える。C棟の少年たちの管理を任されているC1は、優等生として過ごしてきた。ルールをルールとして守り、破った時には懲罰を受ける。真面目な彼はこの事を理解し、遵守し、遵守させてきた。しかしある時起きたC5の事件により、ルールを守っていないのは監督官側であることを知り、今までの怒りが爆発する。C1もまたC5と同じく虐待を受けていた過去があったのだ。


Kongen Av Bastoy_10物語はこの2人の少年を軸に、孤独だった少年が手に入れた友情と仲間、それらを含めた矯正を行うはずの施設での‘’が浮き彫りになっていく様子をじっくりと描いていく。全体的に台詞は多くなく、ノルウェーの過酷な自然での労働と、建物の中でさえ白く吐かれる息が全てを物語る。
この施設の頂点である院長。まるで王様のようにも見えるが、実際少年たちに接することが多かった寮長こそが王のようでもある。しかし、いつの世も、永遠に王が王として存在することは無い。それは、少年相手のこんな小さな島でさえ同じ事だった。

C19によって何度も語られる「銛を3本打ち込まれても1日泳ぎ続けた鯨」の物語。この気高い鯨こそが「王」なのか。王とは、ふんぞり返って命令する者ではなく、真の自由を手にしている者のことなのだ。


何も言わずとも、目配せ一つで分かり合える少年たちが起こしたとされる反乱事件を描いた本作。
この実際に起きた少年たちの事件に決定的に足りないのは少年たちの‘親の存在’であった。

ではまた



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『リトリート・アイランド』(2011) - Retreat -

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孤島で休暇を過ごす夫婦の前に、あるとき軍人だという男が漂着し、外界では死の伝染病が蔓延していると語り出す。限定したシチュエーションで展開する心理スリラー

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■リトリート・アイランド - Retreat -■
2011年/イギリス/90分
監督:カール・ティベッツ
脚本:カール・ティベッツ、ジャニス・ハレット
製作:ゲイリー・シニョール
撮影:クリス・シーガー
音楽:イラン・エシュケリ

出演:
タンディ・ニュートン(ケイト)
キリアン・マーフィ(マーティン)
ジェイミー・ベル(ジャック)
ジミー・ユール(ダグ)

解説:
他に誰もいない孤島で、実質3人の登場人物が繰り広げる心理スリラー。島に漂着した軍人だという男は、世界中で恐るべき伝染病が蔓延していると語るが、果たしてそれは真実なのか、妄想なのか。無線も通じない中、バカンスを過ごしていた夫婦は彼を信じるかどうかを迫られる。主演は「28日後...」「インセプション」のK・マーフィ、「M:I-2」のT・ニュートン。軍人役で「リトル・ダンサー」の元子役、J・ベルが共演。
  (WOWOW)

あらすじ:
Retreat_01都会の喧噪を離れ、夫婦の絆を再確認するため、太平洋に浮かぶ孤島へ休暇にやって来たマーティンとケイト夫妻。本土との連絡手段は無線だけという環境の中、ある日、怪我をした若い兵士が倒れていることに気がつく。
その男をコテージに入れ介抱するが、目を覚ました男はとんでも無いことを夫婦に告げる。島の外の世界は致死性の伝染病が広がり、大パニックが起きている。最後の砦はこの島だけだと-





Retreat_06数年ぶりに孤島のコテージにやって来た建築家マーティンとジャーナリストのケイト夫妻。少し前に流産を経験した夫婦は、うまく乗り越えることが出来ず、2人でじっくり向き合うためにこのコテージへと休暇に来た。この孤島には他に住む者はなく、連絡手段は無線があるのみ。孤島への往復はコテージオーナーの親切なダグの船だ。
夫婦は、絆を修復するために2人だけの世界で努力を始めるが、なかなか噛み合わない。

そんなある日、若い男が倒れ込むのをコテージの窓から目撃したケイト。あわてて夫のマーティンに声をかけ、走り寄る。男は兵士の格好で頭から血を流し、気を失っていた。しかしここはダグの持つ孤島のコテージ。誰かが急に来ることなどありえない場所だった。
Retreat_16訝しいながらも、血を流す男をコテージに運び入れ介抱する。ダグに無線で連絡しようとするが、無線の調子が悪く繋がらない。男は何で島へ来たのか調べたが、船も見あたらない。ふと見ると男のズボンには銃がさしてある。その銃をなんとか摘み上げ、夫婦の寝室に隠す。
-そして、男の目が覚めた。

血を流す若い兵士が口にしたことは、にわかには信じられないような事だった。
致死性の感染症が世界に広まり、世界中がパニックに陥っている。自分は軍の任務の途中で事故にあい、命からがらここに辿り着いた。この島に他の人がいないのであれば、この島はまだ汚染されていない。ここが人類の最後の砦だと-。

    


Retreat_35流産をきっかけに夫への信頼感を失った妻と、なんとか関係を修復しようと努力する夫。いつ爆発してもおかしくない状態の危機的な夫婦のやり取りにはらはらしているところへ、いきなり現れた怪我をしている若い兵士。初対面の彼の衝撃的な話はとても信じられるものではない。
兵士の態度は次第に傲慢になり、夫婦にとっては世界の感染症よりも、この危険人物からどう命を守るかが大事になってくる。いずれ感染症にかかった人々が押し寄せてくるからと、窓や戸を釘で打ち付けコテージを要塞のように変えていく兵士だったが、それを見る夫婦にとっては、狭い空間にこの危険な人物と一緒に閉じ込められることを意味した。
力を合わせ、なんとかこの危機的状況から脱しようとする2人だったが-。


キリアン・マーフィ(マーティン)
Retreat_29過去に観た作品に比べ、いつになく普通の男の役だった。妻を守りながらも脱出への道を探し果敢に挑戦する。

アイルランド出身の俳優。独特な青い瞳の持ち主として知られている。
1996年からコークを拠点とした劇団に参加。舞台『Disco Pigs』で主役を演じ注目を集める。2001年に映画『DiscoPigs』で舞台版と同じ役で出演。これを観たダニー・ボイル監督が『28日後…』の主演にマーフィーを抜擢、この作品がサプライズヒットとなり国際的に名前が知られるようになった。
演技イメージが定着されるタイプキャストを望んでおらず、こと2005年には悪役で出演した『バッドマン ビギンズ』『パニックフライト』の2作品が大ヒットしたことなどから、今後悪役を演じるのは遠慮したいと語っている。(WIki)
■主な出演作
 ・28日後... -28 Days Later...(2002)
 ・ダブリン上等! -Intermission(2003)
 ・真珠の耳飾りの少女 -Girl with a Pearl Earring(2003)
 ・バットマン ビギンズ -Batman Begins(2005)
 ・プルートで朝食を -Breakfast on Pluto(2005)
 ・麦の穂をゆらす風 -The Wind That Shakes the Barley(2006)
 ・ダークナイト -The Dark Knight(2008)
 ・インセプション -Inception(2010)
 ・トロン: レガシー -Tron: Legacy(2010)
 ・リトリート・アイランド -Retreat(2011)
 ・TIME/タイム -In Time(2011)
 ・ダークナイト ライジング -The Dark Knight Rises(2012)



タンディ・ニュートン(ケイト)
Retreat_21イギリスの女優。父親は白人のイギリス人、母親はジンバブエのショナ族の出。ロンドン生まれ。
オーディションに合格したことから1991年に『ニコール・キッドマンの恋愛天国(Flirting)』で映画デビュー。その後ロサンゼルスに移るが、仕事が得られず、イギリスに帰国。帰国後にケンブリッジ大学に進学し、人類学を学んだ。
1995年にジェームズ・アイヴォリー監督の『ジェファソン・イン・パリ』で後の大統領トマス・ジェファソンの子供を身籠った女奴隷サリー・ヘミングスを演じて注目される。以来、ジョナサン・デミ、ベルナルド・ベルトルッチらが主演に起用。以前に共演したニコール・キッドマンの推薦で『ミッション:インポッシブル2』のヒロイン役に抜擢された。(WIki)
■主な出演作
 ・インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
      -Interview with the Vampire: The Vampire Chronicles (1994)
 ・ジェファソン・イン・パリ -Jefferson in Paris (1995)
 ・ミッション:インポッシブル2 -Mission: Impossible II (2000)
 ・シャレード -The Truth About Charlie (2002)
 ・リディック -The Chronicles of Riddick (2004)
 ・クラッシュ -Crash (2004)
 ・幸せのちから -The Pursuit of Happyness (2006)
 ・ロックンローラ -RocknRolla (2008)
 ・ブッシュ -W. (2008)
 ・2012 -2012(2009)
 ・リトリート・アイランド -Retreat(2011)
 ・リセット -Vanishing on 7th Street (2011)



ジェイミー・ベル(ジャック)
Retreat_39イギリスの俳優。
2000年にスティーブン・ダルドリー監督の『リトル・ダンサー』で、約2000人の中から主人公ビリー・エリオット役に選ばれて映画デビュー。同作品でバレエダンサーを目指す少年を演じて高い評価を得て、英国アカデミー賞 主演男優賞、英国インディペンデント映画賞新人俳優賞を受賞する。(WIki)
■主な出演作
 ・リトル・ダンサー -Billy Elliot(2000)
 ・デス・フロント -Deathwatch(2002)
 ・ディケンズのニコラス・ニックルビー -Nicholas Nickleby(2002)
 ・ディア・ウェンディ -Dear Wendy(2005)
 ・キング・コング -King Kong(2005)
 ・父親たちの星条旗 -Flags of Our Fathers(2006)
 ・ジャンパー -Jumper(2008)
 ・第九軍団のワシ -The Eagle(2011)
 ・リトリート・アイランド -Retreat(2011)
 ・ジェーン・エア -Jane Eyre(2011)
 ・タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密 -The Adventures of Tintin: Secret of the Unicorn(2011)
 ・崖っぷちの男 -Man on a Ledge(2012)








夫への信頼を無くし、半ば自暴自棄にも見える妻。どうすればいいのか、どうしていけばいいのか悩んでいるところへ起きたトラブル。ぎりぎりの状態に置かれた彼女が最後に選んだこととは?選んだ人とは?
そして、そもそも兵士の話は真実なのだろうか...?
最後の最後まで、じわじわと息をも継がせぬスリルが観る者を待っている。

ケイト・ベッキンセイルの『モーテル(2007)』に似ていると考えていたら最後に騙される

ではまた



 


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『パーフェクト・センス』(2011) - Perfect Sense -

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人間の五感が次第に消えて、透明な世界になった時
二人に残されたものは、なんだったのだろう


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■パーフェクト・センス - Perfect Sense -■
2011年/イギリス/93分
監督:デヴィッド・マッケンジー
脚本:キム・フップス・オーカソン
製作:マルテ・グルナート、ジリアン・バーリー
製作総指揮:デヴィッド・マッケンジー、キャロル・シェリダン他
撮影:ジャイルズ・ナットジェンズ
音楽:マックス・リヒター

出演:
ユアン・マクレガー(マイケル)
エヴァ・グリーン(スーザン)
コニー・ニールセン(ジェニー)
スティーヴン・ディレイン(サミュエル)
ユエン・ブレムナー(ジェームズ)
デニス・ローソン(ボス)

解説:
「猟人日記」のD・マッケンジー監督が放つ異色のヒューマン・ラブストーリー。五感がひとつずつ失われていく治療不能の奇病《SOS》が蔓延する世界で、運命に導かれるように出会った料理人の主人公と感染症学者のヒロインの恋を描く。
  (WOWOW)

あらすじ:
Perfect Sense_12ある街角で出会ったマイケルとスーザン。ほどなく恋に落ちた二人だったが、ちょうどその時、世界のあらゆる都市で「嗅覚」を失うという病気が発生。一時的なものかと思われたが、徐々に世界中に蔓延、新たな感染症《SOS》と名付けられる。例外なく二人も嗅覚を消失。しかし《SOS》は次なる段階に進み、人類は「味覚」を失いつつあった-





Perfect Sense_10ある日、突然悲しくなり涙が止まらなくなる。今までの人生で失ったものが全て目の前に蘇り、その尊さが、愛しさが波のように押し寄せ、途方に暮れる。取り返せない時間にぐるぐる巻きにされ、嗚咽にのどを詰まらせる。喪失感に押しつぶされそうになった時、唐突に気がつく。-何も臭わない
匂いというものは、記憶と一緒に脳に刻み込まれる事も多い。
春の青葉の匂い、雨の後の道路の匂い、秋のキンモクセイ、冬の暖房の匂い。それらの匂いと一緒に、誰もが記憶の中の大事な情景を思い浮かべる。この病は、人々が人生の中で手に入れることが出来たであろう大事なものを奪い取ってしまった。

こんな奇妙な症状が世界のあらゆる都市で人々を襲った。感染症学者であるスーザンの研究所にも患者が運び込まれたが、為す術がない。数十人規模だった患者は見る間に増え続け、この奇病は世界中に蔓延。人類は「嗅覚」を失い、この病は《SOS》と名付けられた。

Perfect Sense_04一人でないと眠れないという孤独な青年マイケル。付き合う女性が出来てもこれが原因で関係を維持できない。腕のいいシェフであるそんな彼が、勤めるレストランの裏に建つアパートで素敵な女性を見かける。いつものように軽い気持ちで声をかけ、嗅覚騒ぎで早々に閉めたレストランの厨房で食事をともにする。
一緒に夜を過ごした翌朝、マイケルとスーザンは自分たちからも嗅覚が消えたことに気がつく。


「嗅覚」が無くなったことに慣れ始めた人類を次に襲ったのは、恐ろしいほどの食欲。周りにあるもの、例えそれが普通の食物でなかったとしても、全て口に運び食べ尽くす。数時間もそのような状態が続いた後、ふと我に返る人々。次に無くしたのは「味覚」だった。
Perfect Sense_01考えてみて欲しい。どんなに美味しそうに見えるものでも、味もせず匂いもしないものに対して食欲がわくだろうか?流行っていたマイケルのレストランも客が激減する。嘆き自暴自棄になる店長にマイケルは提案する。味も匂いも奪われてしまったが、まだ食感が残っている。熱い、冷たい、柔らかい、パリパリする-。そういった食感を大事にしたメニューを考えてみては?と。人々は、また普段の生活に戻っていった。無くした物は大きかったが、これからも生きていかなくてはならない。食べなければ生きていけないのだ。
マイケルの店に客は戻った。

    


次々と奪われていく人の五感。面白いのが、一つ無くす前に必ず感情の爆発が人々を襲う。それは悲しみ、食欲、怒り、至福-。思えば、この現代で大人であれば「抑えろ」と言われているものばかり。
 人の前で泣きわめくな
 食べ過ぎは自分をコントロール出来ていない証拠
 怒るな。コントロールせよ
 無闇にべたべたするな

今まで抑えていたそれらが、爆発したようにほとばしり出た後、無くなっていく五感。いったい人類は何の罪を犯したのだろうか?

Perfect Sense_06嗅覚、味覚、聴覚、視覚まで無くなった時、スーザンに分かるのはすぐ横にいて自分を抱きしめるマイケルの体温と息づかい、流れる涙。今までの恋人とはうまくいかなかったマイケルとスーザン。この未曾有の事態の中、無くした物と引き替えに手に入れたお互いを、二人は決して手放さない。
しかし、この後、最後に残る「触覚」が無くなった時、人類は生きていけるのだろうか?真っ暗闇で分かるのは自分の感情だけになった時、その孤独に耐えることが出来るのだろうか?危険に対処出来るのだろうか?どうやって「人」として生きていけるのだろうか?

本作はある意味、命を奪うより恐ろしい感染症が人類を襲う物語だが、それを受け入れ、一つずつ乗り越えていく人々の話でもある。どんな困難にも対処法があると思いたいが、五感が失われた人の身体は、単なる感情の入れ物に過ぎないようだ。
 感情
これを表現する第6の何かを見つけないと、とても生きていけそうに思えない。誰かが何とかしてくれるという希望もほとんど無い。全ての人類が五感を失ったのだから。

ではまた


 


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『モンスターズ/地球外生命体』(2010) - Monsters -

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国境まであと125km-
地球外生命体がメキシコで繁殖。隔離された危険地帯から脱出を図る男女の姿をリアルに描き世界を驚かせた新世代SFパニック。

Monsters_01


■モンスターズ/地球外生命体 - Monsters -■
2010年/イギリス/94分
監督:ギャレス・エドワーズ
脚本:ギャレス・エドワーズ
製作:アラン・ニブロ、ジェームズ・リチャードソン
製作総指揮:ナイジェル・ウィリアムズ、ニック・ラヴ、ルパート・プレストン
撮影:ギャレス・エドワーズ
音楽:ジョン・ホプキンス
出演:
スクート・マクナリー(アンドリュー・コールダー)
ホイットニー・エイブル(サマンサ・ワインデン)

解説:
ハリウッド最新版『ゴジラ』に抜擢された新鋭、ギャレス・エドワーズ監督の長編デビュー作。未知の生物が地球に棲息しているという状況を、ある男女2人の視点からドキュメンタリータッチで描く。スタッフは少人数、編集などの仕上げ作業は自宅で、というDIY的製作方式が話題に。総製作費約130万円という超低予算にも関わらずハイクオリティな、映画製作における新時代の到来を感じさせる見応え十分なSFパニック映画。
  (スターチャンネル)

あらすじ:
Monsters_062009年。NASAが太陽系に発見した地球外生命体のサンプルを採取。しかし地球への帰還に失敗し、サンプル共々、メキシコ上空で探査機は大破する。その6年後、メキシコで繁殖した地球外生命体は人類を脅かすまでになり、アメリカとメキシコ軍によってメキシコの半分をも占める地域がモンスター地帯として隔離されていた。
軍の作戦を取材中のカメラマン、コールダーは現地に足止めされた社長令嬢サマンサをアメリカ国境まで無事に送り届けるよう命じられるが、既に港は閉鎖。危険地域を通る陸路を使いアメリカ国境を目指すことになるが-





邦題に「地球外生命体」が付いていて昭和の香りが漂うが、原題は『Monsters』。それが何を指しているのかは最後まで観れば分かる。また、あらすじの社長令嬢は、ぎゃあ、ぎゃあと騒ぐ女の子を想像しがちだが、これも全く違っていた。エイリアンものでありながら地に足の付いた、決してパニックものではないロード・ムービーと言えるのが本作。

Monsters_10


メキシコで地球外生命体サンプルが落下してから6年。増殖したその生命体にメキシコの半分は乗っ取られてた形になっていた。その生命体=モンスターは、定期的に海から川を遡上、内陸に入って木に卵を産み付ける。その繁殖行動中は何者をも敵とみなし、邪魔立てするものに攻撃する。
Monsters_13モンスターの行動範囲と人間の居住地が交差するため、かなりの犠牲が出た街や人々。アメリカ軍とメキシコ軍は協力して、モンスターの封じ込めを試みていたが、なかなか上手くいかず、メキシコの半分は立ち入り禁止の危険地帯となってしまった。

そんな軍に同行してスクープを追う新聞社のカメラマン、コールダー。何年もかかってようやく軍の心臓部にまで辿り着いた。そこへ上司から連絡が入り、メキシコで怪我をした社長の娘、サマンサをアメリカの国境まで無事に送り届けろと言われてしまう。そんな無茶なと抵抗してみたものの、無駄なことであった。
サマンサを列車で港まで連れて行き、船に乗せるだけの仕事のはずであったが、モンスターの攻撃で線路が破壊され途中までしか行けなくなったあたりから、トラブルに次々と見舞われ始める。

Monsters_08カメラマン、コールダーは新聞社に所属するものの、なんとかスクープを手に入れ一旗揚げたいと思っている。プライベートでは昔の恋人との間に息子が一人いるが、既に継父がいるために自由に会うことが出来ず不満を抱えている。酒に酔い、サマンサをくどき、、しかし、自分の行動を後で考え反省すべきことは反省する、ごく普通の常識人で、ごく普通の男だ。息子も陰ながら愛している。
アメリカ国境への道中、サマンサに尋ねられる。
‘人の不幸でお金をもうけて、後でイヤにならない?’
コールダーは答える。
‘モンスターに惨殺された子供の写真は5万ドルで買ってくれるが、普通の子供の写真はいくらだと思う?ゼロだ。’
どんな状況の、どんな時代になっても、人は他人の不幸にお金を払い時間を使う。そして安心するのだ。

Monsters_09新聞社社長の娘。婚約者もいて人生に躓きはない。
しかし、どうしてそんな彼女が一人でメキシコに?理由は語られなかったように思うが、見落としたかな..。
大金持ちの令嬢となれば、さぞかし我が儘で大変なことになるだろう、と思っていたが、サマンサは違っていた。髪は短くこざっぱりとしていて化粧っけも無い。道中、親切にしてくれたメキシコ人一家に感謝することも忘れない。コールダーの失敗をことさら咎めることもなく、他者を思いやる気持ちも忘れない。
大きなダイヤの付いた婚約指輪を外した時に、‘重荷が降りた’と話す彼女は、良識ある普通の女の子に見える。

違う世界に生き、接点の無かったはずの、ごく普通の男女。
Monsters_04では、本作のタイトルにもなっているモンスターとは?
故郷から無理に地球に連れてこられ、生物の本能である繁殖を始めただけなのに、自分たちにとっての‘エイリアン’たちが攻撃をしかけてくる。特に繁殖行動中に攻撃されれば、反撃するのは当たり前のこと。そして自分たちを攻撃してきた、それらの武器を忘れるはずもない。
どちらが被害者なのか?


メキシコの危険地帯はどんどん広がり、その境界線に住む人々は軍の攻撃に巻き込まれていく。道端でモンスターに殺された少女を発見したコールダーは、思わず覆いをかけてやる。カメラのシャッターは切らなかったようではあるが..。
アメリカとの国境にようやく辿り着いた2人が目撃したものは、高い塀にぐるりを守られた強国‘アメリカ’。邪魔なもの、不要なものをその高い塀の外に全て追いやったつもりでいる現代のローマ。
しかしローマは侵略され、分解し、最後には消えてしまった-

ではまた

 


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