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古いカルト映画から最新アクション、海外ドラマまでいろいろレビューしています。好物はオカルト、サイコ、殺人鬼、吸血鬼、廃病院、エイリアン、人魚、ローマ時代などなど。結果的にホラーものが増殖中。

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『ピクニックatハンギング・ロック』(1975) - Picnic at Hanging Rock - 放送告知

Posted by momorex on   4  0

4月6日(金)午後10時 BS241で放送だっ


■ピクニックatハンギング・ロック -Picnic at Hanging Rock-■ 1975年/オーストラリア/116分
 監督   :ピーター・ウィアー
 脚本   :クリフ・グリーン
 原作   :ジョーン・リンジー
 製作   :ハル・マッケルロイ他
 製作総指揮:パトリシア・ラヴェル
 音楽   :ブルース・スミートン
 撮影   :ラッセル・ボイド
 出演   :レイチェル・ロバーツ(アップルヤード)
       アン・ランバート(ミランダ)
       ドミニク・ガード(マイクル)
       カレン・ロブソン(イルマ)
       ジェーン・ヴァリス(マリオン)
       ヘレン・モース(マドモアゼル・ポワテール)
       ヴィヴィアン・グレイ(ミス・マクロウ)
       カースティ・チャイルド(ミス・ラムレイ)
       トニー・リュウェリン=ジョーンズ(トニー)

解説:
オーストラリアで実際に起こった謎の女生徒失踪事件の映画化。映画は、1900年2月24日、ピクニックに出掛けた名門女子学園の生徒たちの内数名が忽然と姿を消してしまったこの事件を、独特の色彩美で、かつ神秘的な雰囲気で描いてゆく。この“美しさ”がキーワードとなり、いわゆる“ホラー”とは違った意味での“怖さ”がある作品。オーストラリア時代には「ザ・ラスト・ウェーブ」や本作のように幻想的な作品を手掛けていたP.ウィアーの秀作。
  Allcinemaより



ずっと昔に映画館でやっていたのを観た。
一緒にいった友人は「なにこれ」と感想をのたまっていたが、自分は夢心地で映画館を出てきたのを覚えている。
監督は『刑事ジョン・ブック 目撃者』(1985)のピーター・ウィアー
オーストラリア・シドニー出身で脚本家でもある。他に『いまを生きる』(1989)、『トゥルーマン・ショー』(1998)、『マスター・アンド・コマンダー』(2003)などの作品がある。


常々、もう一度観たいなぁと思っていたところ、たまたま眺めていたスカパーサイトで放送予定のあることを発見した。放送チャンネルはスカパー!e2の「Ch.241 BSスカパー!」。
e2に入っていたら9月30日まで無料で観ることが出来るBSの241チャンネルだ。
ぐぬぬっと考えた末、ずっと大事に取っておいたスカパー16日間無料体験が使えるサラっぴんのB-CASカードを手に持ち、急いで申込み。
観るぞぉー!録るぞぉー!アップするぞぉー

しかしこんなに古い映画とは知らなかった。
ちなみに翌日4月7日にも『TIME CRIMES タイム クライムス』という面白そうなのが放送予定だ。
充実した週末になりそうだ。
フシギちゃんに興味のある方、観ることが出来る環境の方、ぜひご一緒に。

では視聴後、お会いしましょう。



関連記事:『ピクニックatハンギング・ロック』視聴直後レビュー編(4月7日)
     『ピクニックatハンギング・ロック』の謎を解く!編(4月8日)


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『クライヴ・バーカー 血の本』(2009) - BOOK OF BLOOD -

Posted by momorex on   0  0

死者の進む道がある
死後の世界へと続く道
絶えず死者の魂が通り過ぎていく



■クライヴ・バーカー 血の本 -BOOK OF BLOOD-■ 2009年/アメリカ/101分
 監督   :ジョン・ハリソン
 原作   :クライヴ・バーカー
 脚本   :ジョン・ハリソン、ダリン・シルヴァーマン
 製作   :クライヴ・バーカー他
 製作総指揮:ジョー・デイリー他
 音楽   :ガイ・ファーレイ
 出演   :ジョナス・アームストロング(サイモン)
       ソフィー・ウォード(メアリー)
       ポール・ブレア
       クライヴ・ラッセル
       ロマーナ・アバクロンビー
       サイモン・バムフォード
       ジェームズ・ワトソン

ヨーロッパのとある街。
超常心理学者のメアリーは、少女が惨殺され幽霊屋敷となってしまった1900年代初期の建物「トーリントンの屋敷」で霊界の存在を証明するために実験を行う。千里眼の能力を持つ男子学生サイモンを同行させるが、実験が進むうちサイモンの皮膚が避け、死者の言葉が血文字となって浮かび上がる-




ヘル・レイザー』のクライヴ・バーカー原作、製作。
しっかりと『ヘル・レイザー』1・2の世界観を受け継いでいる。作りは80年代の映画のようにフィルムチックに見せており、CG、CGしていないところが好ましく、怖い。
ヘル・レイザー』のテーマは「快楽の源となる苦痛、拘束と恐怖の下での道徳性」であったが、こちらの作品でも死者の世界に魅了されたメアリーのそれが主題になっている。しかし犠牲にするのは自らの肉体ではない。
モダン・ホラーの巨匠スティーヴン・キングもお気に入りというクライヴ・バーカーとは、どんな人?

クライヴ・バーカーの世界
イギリスの小説家、脚本家、映画監督。 1952年リヴァプール生まれ。
ホラーとダーク・ファンタジーの書き手として知られる。ホラー小説から始まったキャリアは初期を代表する短編集『血の本』(Books of blood)シリーズとして結実し、これによって世界幻想文学大賞と英国幻想文学大賞を受賞した。
バーカーの作品は、「私たち自身のなかにも存在するファンタジー的な世界(これについては同世代のニール・ゲイマンと共通の思想を持つ)」や「超自然的な性の役割」「複雑に絡み合った神話学の構造」などへの描写を特徴としている。
14、5歳のころ、ヒッチコックの監督作品『サイコ』とジョージ・パルの監督作品『宇宙戦争』の2本立て上映を鑑賞、ホラー小説を書きたいと考え始める。著名なホラー小説家であるラムゼイ・キャンベルの講演を聴いたことも、この思いに拍車をかけた。

Wikiより



Book of Blood_19彼の広げるホラーの世界は、昨今の音や映像でびっくりさせる系ではない。
「ホラー」とは「恐怖」の意味だが、その恐怖は目や耳から入ってくる外から与えられるもの(例えば幽霊)だけでは無いことを彼は語る。
それは自身の内面にある、誰にも言えないモノをも指しており、彼の作品に触れる事によって引きずり出され、自身の中にあるそれの存在を認めざるを得ない状況になる。
それが怖いのだ。


Book of Blood_05夜中、電気が消えてしまった先にある「階段の上」や「屋根裏部屋」、「トイレ」。どうして見ずにいられないのか?どうして確認せずにはいられないのか?
注)これについてはこちらの『ヘルレイザー3 怖いもの見たさとは!?』の記事をご参照ください。

そんないらいら、じわじわと来る怖さの表現は今作でも随所に散りばめられており、ストーリーは平凡ながらも面白い作品になっている。特に物語最後に姿を現すあらゆる国の、あらゆる時代の、無言のゴースト達は、昔観た古い映画のそれのようで秀逸だ。作品途中で観るのやめようかな、とたとえ思ってもテレビを消すのはもったいない。がんばって最後まで観よう。

■主な作品_______
小説
1987
血の本 (Books of Blood)シリーズ
 
 
ミッドナイト・ミートトレイン
 
 
ジャクリーン・エス
 
 
セルロイドの息子
 
 
ゴースト・モーテル
 
 
マドンナ
 
 
ラスト・ショウ
1988
魔道士(後にヘルバウンド・ハートと改題) –The Hellbound Heart
 
死都伝説 –Cabal(The Nightbread)
1989
ウィーヴワールド -Weaveworld
1991
不滅の愛 –The Great and Secret Show
 
ダムネーション・ゲーム –The Damnation Game
1995
イマジカ -Imajica
2002
アバラット -Abarat
2003
冷たい心の谷 –Coldheart Canyon:A Hollywood Ghost Story
2004
アバラット2 –Abarat Days of Magic, Nights of War
※日本初出版年

映画
 
『ヘルレイザー』シリーズ
 
1987
 
ヘル・レイザー -Hellraiser
監督・脚本・原案
1988
 
ヘルレイザー2 –Hellbound: HellraiserⅡ
製作総指揮・原案
1992
 
ヘルレイザー3 – HellraiserⅢ: Hell on Earth
1996
 
ヘルレイザー4 – Hellraiser: Bloodline
2000
 
ヘルレイザー ゲート・オブ・インフェルノ
キャラクター原案
2002
 
ヘルレイザー リターン・オブ・ナイトメア
2005
 
ヘルレイザー ワールド・オブ・ペイン
 
 
ヘルレイザー ヘルワールド
2010
 
ヘルレイザー レベレーション
 
1973
サロメ -Salome
監督・脚本・原案
1987
アンダーワールド -Transmutations
脚本・原案
1990
ミディアン -Nightbreed
監督・脚本・原案
1992
キャンディマン -Candyman
製作総指揮・原案
1995
ロード・オブ・イリュージョン –Lord of Illusions
監督・脚本・原案
1997
クイックシルバー –Quicksilver Highway(TV)
出演・脚本・原案
1998
ゴッド・アンド・モンスター –Gods and monsters
製作総指揮
2006
ヘルゾンビ –The Plague
2008
ミッドナイト・ミートトレイン –The Midnight Meet Train








そんなバーカーの今回の被害者はこちら
ジョナス・アームストロング(サイモン)
Book of Blood_09たっぷり苦痛を味わわせられた彼。
そんな彼にはたして快楽はあったのか?


そして自分の世界を見つけてしまった
ソフィー・ウォード(メアリー)
Book of Blood_02


それでは、たっぷりとクライヴ・バーカーの世界をご堪能ください。



Book of Blood_13
死者の進む道がある
死後の世界へと続く道
絶えず死者の魂が通り過ぎていく
時に死者の残虐な行為は
クラック音となり生きる者の耳に入る
その道には標識や交差点も存在する
交差点では死者同士が交わり
時折、この世に迷い込むのだ
                    byメアリー



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『インシディアス』(2011) - Insidious -

Posted by momorex on   0  3

正当派オカルトホラー。あなたはお化け屋敷に一人で入れるか!?

Insidious_13


■インシディアス -Insidious-■ 2011年/アメリカ/103分
 監督   :ジェームズ・ワン
 脚本   :リー・ワネル
 製作   :オーレン・ペリ(パラノーマル・アクティビティ)他
 製作総指揮:ブライアン・カバナー=ジョーンズ
 音楽   :ジョセフ・ビシャラ
 撮影   :デビッド・M・ブリュワー他
 出演   :パトリック・ウィルソン(ジョシュ・ランバート)
       ローズ・バーン(ルネ・ランバート)
       リン・シェイ(エリーズ)
       リー・ワネル(スペック)
       バーバラ・ハーシー(ロレーヌ・ランバート)
       アンガス・サンプソン(タッカー)
       タイ・シンプキンス(ダルトン・ランバート)

Insidious_09教師ジョシュと音楽家ルネのランバート夫妻は3人の子供達と新居に引っ越してくる。が、ほどなく不審な物音やいるはずのない人影が現れルネはおびえ始める。
そんな時、9才の長男ダルトンが屋根裏部屋にある梯子から転落、昏睡状態に陥る。家に巣くう‘何か’のせいだと感じた家族は別の家に引っ越すが、引っ越した先でも不気味な現象が続き、夫婦は霊媒師エリーズの力を借りることを決める-


 Insidious :狡猾な、陰険な、油断のならない、 潜行性の



designed by *ま~ぶる*
監督:ジェームズ・ワン『ソウ』/脚本:リー・ワネル『ソウ』
製作オーレン・ペリ『パラノーマル・アクティビティ』

『ソウ』×『パラノーマル・アクティビティ』
禁断のタッグが描く究極の恐怖に、全米・全英驚異の大ヒット!!
絶叫、日本上陸。          公式HPより


↑こんな風に言われて、この作品を見過ごすホラーマニアはいるんでしょうか
ということで、遅ればせながら事前知識無く視聴してみました。

観終わっての第一印象は
『ポルターガイスト』をデヴィッド・リンチとスティーヴン・キングが軽い気持ちでリメイクし、ヒッチコックの粉をかけ、ゴーストバスターズをつっこんだ
こんな感じでしょうか。
要するに非常に気に入った、怖い作品だったということです。

Insidious_04過去、ホラーもの映画は有名なものからB級、C級まで数え切れないほど観てきたけど、この『インシディアス』は「自分的恐怖の映画」堂々の3位に入賞しました。
常日頃、ホラーはほとんどが「お笑い」系だと豪語(何様?)。
怖がらせられるものなら、やってみろと言わんばかりの傲慢な態度をホラーの神様がお怒りになったのでしょうか。
どうせお化けの出る屋敷で子供しか見えない系だろと思っていたら、、やられた。

体調が悪かったのか?いやいや元気。変な突風が吹いたから?それとも春のせいかしら?
Insidious_14原因はわかりませんが、
 家の中から聞こえてくるぼそぼそとした話し声
 同じく泣き声
 オーソドックスで単純なびっくり効果音
これらにあわせて
 うっすら写る老婆
 奇妙な双子、奇妙な家族
 見ようによってはちょっと顔が怖い霊媒師

これらベーシックなオカルトのエキスが一度に襲いかかったらしい。
何度ビクっとしたことか。非常に満足です。

別に知りたくない人が多い中、「自分的恐怖の映画」の1位と2位をひっそり書いておこう。
 1位 : 死霊のはらわた
 2位 : 女優霊
 番外 : 貞子がTVから出てくるところ
 ※1・2位の共通点は女の人が気が狂ったように「笑う」ところです。



この夫婦を襲うポルターガイストを含む数々の心霊現象。
ヒストリーチャンネルだか、ディスカバリーだかの番組で実際あった事例を取り上げられていたものを見たことがある。

ポルターガイストとされている事例
1661
テッドワース(イギリス)
 
治安判事のジョン・モンペッソンは放浪者ドリールを逮捕し、ドリールから取り上げた太鼓を自分の屋敷に置いたが、それ以来太鼓の音が家中にこだまするようになった。さらに子供が空中に放り投げられたり、灰や排泄物がまき散らされたりするようになった、とされている。
1741
江戸(日本)
 
評定所書役の大竹栄蔵が幼少のころ、父親が池尻村の娘を下働きに雇ったところ、不思議な現象が起こり始めた。天井の上に大きな石が落ちたようなものすごい音がしたり、行灯がふいに舞い上がったり、茶碗や皿などの食器が飛んだり、隣の部屋に移動したりした。現象は次第にエスカレートし、ある日には、雇った男が台所の庭で石臼を使い玄米を精米中、一服している間に、石臼が垣根を飛び越え、座敷の庭へと移動していた。栄蔵の父は連日怪音が続いて困り果てていたが、ある老人が怪現象のことを聞きつけて大竹家を訪ね、もしも池尻村の娘を雇っているなら村へ帰したほうがいい、と助言し、それに従ったところ怪現象が止まった、とされている。
1848
ニューヨーク(アメリカ) フォックス姉妹事件
 
死者の霊とラップ音を介して対話、交信できるとして有名になった。
当時のマスコミや研究者も巻き込み大騒動となり、この結果として交霊会や心霊現象研究が盛んになる。アメリカのみならずヨーロッパ各国や日本にも研究目的、好奇問わず、広まった。
1967
ローゼンハイム(ドイツ) -ローゼンハイムのポルターガイスト
 
小さな法律事務所で電球がいきなり破裂したり、いくつもの電話機が同時になるなどおかしな現象が続いた。電気技術者に調査を依頼するも異常はなく、電磁現象かとも思われた。
が、書類が飛び、175キロもの家具が勝手に移動するという典型的なポルターガイスト現象が引き続き起き、現代物理学では説明が出来ないとされた。
1977
ミドルセックス(イギリス) -エンフィールドのポルターガイスト
 
この事件のポルターガイストは、非常に多様な騒ぎを引き起こした。たとえば壁や床をたたく音がする、家具が動く、変なボヤが起きる、物が他の物を通り抜ける、得体の知れない声が聞こえる、人間が宙に持ち上げられる、などである。この件は、始めから終わりまで記録が残っており、ポルターガイスト事件としては最も詳しく調査された事例であろうとされている。
1984
チェスター(イギリス)
 
コテージで発生。騒音が起きたり、物体が飛んだりするという一般的なポルターガイスト現象が起きたうえに、「トーマス・ハーデンと名乗る霊のほか15の霊がコンピュータを通じて通信を送ってくるという現象も生じた。この通信はコンピューターを換えたり、ソフトをチェックしても続いた」という
1999
岐阜県富加町(日本)
 
町営団地で起きたポルターガイスト現象。


ポルターガイストとは心霊現象の一つであり、「通常では説明のつかない現象」のことだ。
多くは霊魂により物が動かされたり、音をたてられたりするぐらいで特に害はない。が、なかには「悪霊」の類による現象もあり、こちらは本作のようにその家の住人に多大な精神的苦痛を与える上、悪くすれば魂まで取られてしまう。

というのは表向きで、
ポルターガイストの正体は実はこんなものではないか、という諸説がある。
■イタズラ説
テレンス・ハインズは、ポルターガイスト現象の多くが思春期の少年少女の周辺で起こることについては、「ただ単にその年代の子供が悪戯を好むためではないか」と述べた
『悪魔の棲む家』はポルターガイスト事件のノンフィクションとされた小説だが、これは金儲けをたくらんだ住人と、前の住人が起こした殺人事件で心神喪失を主張しようとしていた弁護士が組んで、些細な出来事をおどろおどろしく取り上げたでっちあげの類であった。
※「アミティヴィルの恐怖」ジェイ・アンソン著
■錯誤説
テレンス・ハインズは、ポルターガイスト現象は基本的に目撃証言に依存しており、原因不明な事例であっても何十年も前のものが多く、科学的な調査の結果、霊現象と確認された例は皆無に近い、とする。
例えば安齋育郎は、富加町のポルターガイストで霊媒師たちの説が住民の間で広がったことについて、関係者に「後付けバイアス」と呼ばれる事後的な解釈、いわば思い込みが生まれ、噂が噂を生むこともあると指摘した
■振動及び建築不良説
「特命リサーチ200X」(1996~2004放送)では、ポルターガイスト現象を主として「建物や土地等に隠された問題点によって 振動や騒音が発生する現象」と位置づけ、霊能者に頼んでも治らなかったが水道管を交換したら収まった例も挙げた
また例えば、富加町のポルターガイストの諸々の怪現象の中の怪音については、日本音響研究所の鈴木が分析を行い、雑誌『ムー』の2001年6月号において、ウォーターハンマーと膨張熱でパネルがずれる音だとの判断を述べた
 



本作では息子のため霊媒師に助けを求める。
実際にこの目で見たことは無いが、オカルト映画なんかによく出てくる降霊会。
ニコール・キッドマンの『アザーズ』やスピルバーグ『ポルターガイスト』などで大体どんな感じかはわかる。しかし『ゴースト/ニューヨークの幻』のウーピー・ゴールドバーグは降霊術の名を借りた詐欺師として登場する。
ホントのところはどうか分からないが、手品師みたいな降霊術師が横行していたのも事実のようだ。
(本作の霊媒師エリーズはホンモノ)



最後に出演者のご紹介
パトリック・ウィルソン(ジョシュ)
Insidious_16本人には申し訳ないがマシュー・マコノヒーとかアーロン・エッカートとどうもかぶる。。
2004年頃より映画に舞台に活躍。今年8月公開予定の『エイリアン』前日譚である『プロメテウス』にも出演している。
バージニア州出身。1973年生まれ。


ローズ・バーン(ルネ)
Insidious_11アイルランド及びスコットランド系。
オーストラリアで活躍後、アメリカ、イギリスに進出。2007年にアメリカで放送を開始したテレビドラマ『ダメージ』のエレン・パーソンズ役を好演しエミー賞助演女優賞にノミネートされた。
2011年には『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』に出演している。1979年生まれ。個人的に好きな女優さん。


リン・シェイ(霊媒師エリーズ)
Insidious_20個性ある容姿を売りにホラーにとどまらず、さまざまな映画に出演する名脇役。
出演作に『ジム・キャリーはMr.ダマー(1994)』『メリーに首ったけ(1998)』『2001人の狂宴(2005)』などがある。
1944年生まれ


バーバラ・ハーシー(ジョシュの母ロレーヌ)
Insidious_17映画デビューは1968年と長いキャリアがあり、1987年の『或る人々』と1988年の『ワイルド・アパート』でカンヌ国際映画祭 女優賞を受賞している。
出演作は『エンティティー 霊体(1982)』『ある貴婦人の肖像(1996)』『ブラック・スワン(2010)』など。
1948年生まれ。びっくり。最初はジョシュのお姉さん役と思っていた。

リー・ワネル(左)、アンガス・サンプソン(ゴーストバスターズもどきの二人)
Insidious_12頼りなさそうに見えて、実はしっかりした仕事が出来る二人。
左はリー・ワネル。アダム(『ソウ』)の時と雰囲気が変わって分からなかった。
プロデューサー、脚本家であり俳優でもあるんですね。




一番怖いと有名なお化け屋敷に一人で放り込まれたような本作。
ぜひ部屋を真っ暗にして幽霊達の数を数えながら一人でご覧ください。

ではまた


Insidious_06





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『ピクニックatハンギング・ロック』(1975) - Picnic at Hanging Rock -

Posted by momorex on   2  3

実話かどうかは、どうでもいい。

Picnic at Hanging Rock_16


■ピクニックatハンギング・ロック -Picnic at Hanging Rock-■ 1975年/オーストラリア/116分
 監督   :ピーター・ウィアー
 脚本   :クリフ・グリーン
 原作   :ジョーン・リンジー
 製作   :ハル・マッケルロイ他
 製作総指揮:パトリシア・ラヴェル
 音楽   :ブルース・スミートン
 撮影   :ラッセル・ボイド
 出演   :レイチェル・ロバーツ(アップルヤード)
       アン・ランバート(ミランダ)
       ドミニク・ガード(マイケル)
       カレン・ロブソン(アーマ)
       ジェーン・ヴァリス(マリオン)
       ヘレン・モース(マドモアゼル・ポワテール)
       ヴィヴィアン・グレイ(ミス・マクロウ)
       カースティ・チャイルド(ミス・ラムレイ)
       マーガレット・ネルソン(セーラ)
       クリスティン・シュラー(イーディス)
       ジョン・ジャレット(アルバート・クランダール)
       トニー・リュウェリン=ジョーンズ(トニー)

解説:
オーストラリアで実際に起こった謎の女生徒失踪事件の映画化。映画は、1900年2月14日、ピクニックに出掛けた名門女子学園の生徒たちの内数名が忽然と姿を消してしまったこの事件を、独特の色彩美で、かつ神秘的な雰囲気で描いてゆく。この“美しさ”がキーワードとなり、いわゆる“ホラー”とは違った意味での“怖さ”がある作品。オーストラリア時代には「ザ・ラスト・ウェーブ」や本作のように幻想的な作品を手掛けていたP.ウィアーの秀作。
  Allcinemaより

あらすじ:
Picnic at Hanging Rock_051900年2月14日(土)。オーストラリアの寄宿制学校アップルヤード・カレッジの生徒達が、引率の教師2人と一緒にヴィクトリア州マドセン山近くの岩山ハンギング・ロックにピクニックに出かける。昼食後、ミランダ、マリオン、アーマの3人は教師の一人マドモアゼル・ポワテールの許可をもらい、一緒に行きたいと言い出したイーディスと共に山頂へと散策に出かける。
山頂付近までたどり着いた後、イーディスが止めるのも聞かずに3人はさらに上へと登って行った-





初見から10数年。やっと観ることができた。
前回観たときの事ははふわふわと歩く女の子達の映像と、同じく夢心地で映画館を出てきた自分の事しか覚えていなかったので、機会があればぜひ観たいと常々思っていたのだ。
「Ch.241 BSスカパー!」さん、ありがとう。


アップルヤード女学校
良家の子女を預かっている憧れの寄宿学校。舞台はあくまでもここだ。
Picnic at Hanging Rock_02この学校には、代々この学校を経営している夫を亡くした校長、ロッテンマイヤーさんのように厳しい独身教師、美しい教師2人と下働きの人々がいる。あまり大きな学校では無い。
恵まれている家の子女達が暮らすところでもあるが、金銭的に恵まれているからといって幸せかといえばそうでもなく、両親と疎遠であったりして不幸な子もいる。中には孤児で後見人に引き取られてこの学校に入った子もいる。そんな女の子達が寄り添うようにして日々を送っている。

厳しい規律で統制されている学校生活の中で、誰かからもらったラブレターを仲のいい数人で読む彼女たちが非常に初々しい。
だが誰からのラブレター?(謎の1)

2月14日。日本では真冬だがオーストラリアでは夏の盛り。
こんな暑い日にハンギング・ロックという聞いただけで息苦しくなるような場所へ数時間もかけて、どうしてピクニック?(謎の2)

ハンギング・ロックでの昼食後に付近の散策を願い出た3人の少女。規律厳しい学校なのにどうしてこれを許した?(謎の3)
Picnic at Hanging Rock_09


このように、この映画には少女達が消えた以外にも謎がいくつも隠されている。



Picnic at Hanging Rock_12ふわふわと美しい少女達をカメラは追い、前半は進んでいく。
まるで絵画の中に迷い込んだようだ。
3人の少女が岩山の影へ消えて行くシーンでさえ美しい。

が、この後残されたイーディスの叫び声から一変、登場人物達と一緒に観客は現実に一気に引き戻される。


消えた少女を捜す警察、警察犬。池をさらい、洞窟に呼びかける。
マイケルも結構厳しいことを聴かれている。
この事件のために3人の学生と信頼していた教師を失った上、転校願いが数名から出され、経営が逼迫する校長。後見人の授業料滞納のため、退学を余儀なくされる一人の少女セーラ。いじめのある孤児院には戻りたくないから先はない。

マイケルはどうしてそんなに捜索に必死なのか?一度見かけただけの女の子なのに?(謎の4)
イーディスの話は本当なのか?本当にミス・マクロウとすれ違ったのか?(謎の5)
セーラに起きたことを知る前に校長はどうして喪服だったのか?(謎の6)

事件後、校長は半ば錯乱気味で夢と希望を少女達と一緒に失ってしまったかのようだ。
唯一冷静なのはマドモアゼル・ポワテールだけだ。
だがどうして冷静なのだ?自分がOKを出したのが原因とも言えるのに?(謎の7)

Picnic at Hanging Rock_17




さて、
この作品は「実話を元にした小説の映画化」という触れ込みで、実際、映画の最初にそう案内が出る。
なのでこの映画を最後まで観ても、行方知れずになった3人(ミランダ、マリオン、ミス・マクロウ)に何が起こったのかは結局分からずじまいだ。
が、これには諸説あって小説そのものがフィクションだという話もある。
ネットをあさると小説原本には、出版された小説及び映画には無い幻の「最終章」があって、そこを読めばフィクションだと分かるそうだ。

が、実話かどうかはこの際どうでもいい。
映画というものは元々現実逃避するための娯楽なのだから。

ではまた

関連記事:『ピクニックatハンギング・ロック』の謎を解く!(4月8日)
     『ピクニックatハンギング・ロック』(1975)放送告知(4月2日)



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『ピクニックatハンギング・ロック』の謎を解く!

Posted by momorex on   2  1

昨日、ご紹介した『ピクニックatハンギング・ロック』。
読み返してみるとあまりに記事の内容がとりとめなく、まとまりが悪い

なので本日はレビュー記事で放りっぱなしの投げっぱなしにしている「謎」の解明をしていきたい。
謎を解く」シリーズ第1弾です。お時間があればお付き合いください。
-なお今現在、どのように謎が解明されていくのかは自分にもわかっておりません


関連記事:『ピクニックatハンギング・ロック』放送告知(4月2日)
     『ピクニックatハンギング・ロック』視聴直後レビュー編(4月7日)

ピクニック at ハンギング・ロック ディレクターズ・カット版 [DVD] ピーター・ウィアー DVD-BOX 1


謎の1:誰からのラブレター?
映画冒頭の少女達の天使さ加減をこれでもか、と紹介していくシーン。
その中でセーラから渡された手紙をミランダが読んでいる場面がある。その内容は-
会って下さい 美しい人
高貴さゆえに あなたを愛す
深く 輝く瞳
額の甘美な趣ゆえ
その高貴な物腰ゆえに
あなたを 愛す
綿毛より柔らかく
空気より滑らかで 美しいからでも
あなたの瞳に住む
キューピッドのせいでもない
なぜだか分かるでしょう
あなたが私を愛してるせい

あ、かゆい、じゃなくて若い。
Picnic at Hanging Rock_10さんざん持ち上げて持ち上げて、最後に傲慢さで締めくくる。
そんな素晴らしい人に愛されているのは私で、その素晴らしさは私を愛しているから、と。
これはセーラがミランダに手渡す手紙(詩)だけど、てっきりマイケルから頼まれたものと思った自分。だってこんな内容の物をあの狭い世界の中で恥ずかしげもなく渡せるか?と思ってみたが、作品中盤でセーラが詩人だということが分かる。
また生徒達が学校外の人と交流する場はほとんど無いようだ。

Picnic at Hanging Rock_07あわせてマイケルだが、一見繊細な人に見える。が、園遊会から逃げ出しアルバートとお酒を飲み交わしたり、「足を伸ばしてくる」とか言いながら少女達を追いかけるあたり、案外男らしく行動的なのかもしれない。だからこんな詩を書くのは無理か?とも思える。

Picnic at Hanging Rock_18




謎の2:夏のピクニック
コルセットを着け、ストッキングの上にブーツを履く。
校内ではあまり季節感が感じられなかったが、ハンギング・ロックへと馬車で向かう途中、町を抜けて手袋を外したときの爽快感から暑かったのだ、と分かる。

Picnic at Hanging Rock_19_1ハンギング・ロックのあるオーストラリア/ヴィクトリア州は地図で言うと一番右下部分。メルボルンのある州だ。温帯性気候地域であり日本とは季節が逆だが、ほぼ同じ気候ではっきりした四季がある。12月〜2月が夏となっており、この事件が起きた2月14日はまだまだ残暑厳しい頃だったことだろう。
日本であったら、夏の昼間は涼しい家の中でお昼寝というのが昔の子供達の定番だと思えるが-。

ハンギング・ロックの場所はメルボルンから北西へ車で1時間ほど。失踪した彼女たちの学校からは馬車で朝出て昼に着くと言っていたから2~3時間ほどか。
ハンギング・ロックを含むこのマドセンの地域は豊かな天然水や温泉(鉱泉)に恵まれ、昔から静養や保養に最適な場所として人気の行楽地。今では豊かな天然水を使ってのワイナリーなどがあるようだ。
馬車での移動や時代的なものを考えると、冬はスキーが出来るほどのこのヴィクトリア州で校外学習を行うのならやはりこの時期となるのだろうか。



謎の3:散策をどうして許したか?
昼食後、散策の許可を願い出た3人の少女。
Picnic at Hanging Rock_04許したのは教師の一人マドモアゼル・ポワテール。それを横目で見ていたミス・マクロウ。
厳しい規律のある学校ではあまり考えられないのではないか?
昼食後、横になってまどろむ教師と少女達にも少し違和感を感じた。

マイケルはこのあたりの総督であるイギリス人大佐の甥だ。
その彼らによる上流階級の園遊会が行われるのも風光明媚なこの場所だ。
でも、オーストラリアといえば囚人の流刑地ですよ。

オーストラリアの歴史
1770年にスコットランド人のジェームズ・クックが温帯のシドニーのボタニー湾に上陸して領有を宣言し、入植が始まった。アメリカの独立により、1788年からアメリカに代わり流刑植民地としてイギリス人の移民が始まった。初期移民団1030人のうち、736人が囚人でその他はほとんどが貧困層の人間であった。また、当時は軽犯罪でもオーストラリアに流刑されたという。1828年に全土がイギリスの植民地となり、開拓が進んだ。
ヴィクトリア州については、1803年最初の流刑植民団がメルボルン付近のポート・フィリップ湾に入植したが、わずか7ヶ月で崩壊した。20数年後、再び入植が行われ、ニューサウスウェールズ流刑植民地政府の管理下に置かれた。1851年にバララット (Ballarat) で金鉱が発見され、人口が急激に増加したため、同年ビクトリア植民地政府が成立した。「ビクトリア」の名称は、1851年の植民地政府成立時に在位していた女王ヴィクトリアにちなむ。 1901年オーストラリア連邦成立に伴い州となり、連邦首都キャンベラが選定・建設中、当時オーストラリア最大の都市であったメルボルンに一時的に首都が置かれたこともある。  Wikiより



新大陸に次々と船が着き人々がやってくる。アメリカの西部開拓の歴史を見ても分かるように犯罪者もぞくぞくとやってきたはずだ。
現代と比べるわけにはいかないだろうが、良家の子女を預かっている学校にしては、教師達の対応に腑が落ちない。が、厳しく取り仕切っている校長の目から離れて教師、生徒ともに開放感を感じていたのだろうか。



謎の4:マイケルはなぜ必死に捜索するのか?
ハンギング・ロックへ向かう少女達をたまたま見かけたマイケルとアルバート。
軽口をたたくアルバートだが、マイケルのその目はミランダを追っている。「俺は言うだけ番長だがお前は考えている」とアルバートに指摘されるが、果たしてその意味は?
そしてなかなか警察が3人の捜索の結果を出せない中、必死で探し続けるマイケル。天使のようなミランダを助けたい故の行動かと見ながら、ここであなたは思いませんでしたか?
 -証拠隠滅をはかるためではないか? と。

少女4人の様子を詳しく語るマイケルに警察も不信感をあらわにして、結構突っ込んだことを聴いていた。ここで絡んでくるのが「謎の1」
マイケルは元々ミランダを知っていたのか?それとも2月14日が始めてだったのか?
詩を書いて渡したかったのは誰だったのか?
ミランダ達は暴行されてハンギング・ロックに打ち捨てられたのではないか?





謎の5:イーディスの話は本当なのか?
ミランダ、マリオン、アーマ。3人の最後の目撃者イーディス。
叫びながら半ば錯乱状態で岩山を下ってきた彼女。
記憶が途絶えなかなか思い出せなかったが、3人は止めるのも聞かず岩陰に消えて行ったという。
さらには、岩山から降りてきた際に下着姿のミス・マクロウとすれ違ったという。
う~ん、本当かな?
これら最後の目撃証言はイーディスだけであり、それを証明する者はいない。
反対に言えばなんとでも言えるということだ。

まず3人の最後の姿を見たときは、ハンギング・ロックで気分が悪くなり横になって寝てしまった後だ。ふと気がつき目撃するが、気分は朦朧としていたはず。それにその場面を目撃したとして、なぜ叫びながら走り出す必要が?
Picnic at Hanging Rock_11次にミス・マクロウだが、あのロッテンマイヤーさんがどうして下着姿で歩いているのか?すれ違ったということはハンギング・ロックを登っていたということだろうが、どうして叫び泣いている生徒を無視するのか?
ミス・マクロウも暴行されて茫然自失状態だったとする説もあるそうだが、ミス・マクロウを暴行?
すみませんが、ちょっと理解できませぬ。

もともとこのイーディスは、不平をだらだら言っては邪魔をする、ちょっとお荷物的存在な女の子だ。
こういうタイプは注目されたい願望のあるタイプだと思う。自分が注目されるのなら、ついつい作り事をしゃべってしまう。3人の最後の目撃談はまだしも、ミス・マクロウの話はどうだろう?ついでに取って付けましたな感じを受けたが-。

じゃあ何故ミス・マクロウまでいなくなってしまったのか?
往きの馬車の中でハンギング・ロックは100万年前に出来たものだと説明し、大自然の中に来てまでも、椅子に座り数学の本を読む。
そんな時、ふと魔が差しませんか?何もかも捨てたくなりませんか?



謎の6:校長の喪服
良家の子女ではない孤児セーラ。
もともと反抗的であったのに後見人から授業料の振り込みが途絶えてしまった。
それでなくても学生の数が減り、事件のせいで経営が傾いてきている。可愛そうだが退学してもらうしかない。後見人に連絡が取れないからセーラの行き先は元いた孤児院だ。可愛そうだが、慈善事業じゃないんだから。慈善事業じゃないんだから-。

何度も練習してセーラに退学と孤児院行きを告げる。今まで通り高圧的に。その後、どうなるかは予想出来ていた。分かっていた。全て分かっていたが、学校の経営が一番大事だ。他にもまだ生徒達がいるんだから学校を潰すわけにはいかない。

こんな大変な時になぜミス・マクロウはいなくなってしまったのか?一番頼りにしていたのに。その男性的な聡明さを頼みにしていたのに。彼女なら自分の事を分かってくれたはずなのに。
セーラをいじめた訳じゃない。学校経営全体を考えてやっただけのこと。慈善事業じゃないんだから、慈善事業じゃないんだから。

あまりに多くの人がいなくなってしまった。せめて連絡が来る前に準備しておこう。
自分もただではすまないだろう。最後は毅然として-
Picnic at Hanging Rock_03






謎の7:冷静なマドモアゼル・ポワテール


謎の8:夜は気温の下がる場所で1週間。
    なぜアーマは助かったのか?


謎の9:失踪した3人に何が?


などなど、まだ確信に迫る謎はありますが、特に8・9は結果が出そうにないので、今回の検証はこれまでとしたいと思います。何か思いついたら続きはその時に。
謎が謎を呼んだだけの中途半端なことになってしまった

ではまた

Picnic at Hanging Rock_13
見えるものも私たちの姿も ただの夢 夢の中の夢・・・



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『袋小路』(1966) - Cul-de-sac -

Posted by momorex on   0  1

夢の世界はお金で買えない

Cul-de-sac_04


■袋小路 -Cul-de-sac-■ 1966年/イギリス/108分
 監督   :ロマン・ポランスキー
 脚本   :ロマン・ポランスキー、ジェラール・ブラシュ
 製作   :ジーン・グトウスキー
 製作総指揮:サム・ウェインバーグ
 音楽   :クシシュトフ・コメダ
 撮影   :ギルバート・テイラー
 出演   :ドナルド・プレザンス(ジョージ)
       フランソワーズ・ドルレアック(テレサ)
       ライオネル・スタンダー(リチャード)
       ジャック・マクゴーラン(アルバート)
       ジャクリーン・ビセット(ジャクリーン)
       ウィリアム・フランクリン(セシル)
       ロバート・ドーニング(フェアウェザー氏)
       マリー・キーン(フェアウェザー夫人)

解説:
R.ポランスキー監督が第16回ベルリン映画祭で金熊賞に輝いた不条理サスペンス。孤島の古城で暮らす男性と美しい若妻、ならず者2人組という4人の奇妙な関係を描いた。
 (WOWOWより)

あらすじ:
Cul-de-sac_08満潮時に孤島となる海辺の古城で、若くて美しい2度目の妻と暮らす中年男ジョージ。そこへ危ないヤマを失敗し、手負いとなったギャング2人が闖入する。深手をおったアルビーは翌日死ぬが、残った粗野な大男リチャードはボスの迎えを待つために2人を半ば人質に。こうして3人の一風変わった人質生活が始まる-





モノクロで撮られた古いこの作品。
でも去年の映画だよ、と言われて見始めても疑わないんじゃないだろうか。

メガネの中年男ジョージは若くて美しいフランス人テレサに魂を奪われて、妻と別れ再婚する。
Cul-de-sac_05

若妻とのめくるめく愛を育もうと親から継いだ工場を売り払い、全財産をつぎ込み孤島の古城を購入。世俗から離れ、海でカニを捕り、2人だけの世界にどっぷりはまる。人に会うのはたまに訪ねてくる近隣住民家族や昔の友人だけ-のはずだった。

そこへ銃を持ち、怪我をした手負いの熊のような男が突然やって来る。
Cul-de-sac_03仲間を助けるから車を押せだの、仲間が死んだから埋めるための穴を掘れだの、酒を出せだの、メシを作れだの、命令ばかりされてむかつくがしょうがない。身体はごついし銃を持ってるから到底太刀打ちできない。
テレサといえば、そんな自分を冷ややかな目で見ているが、しょうがないじゃないか。
だが、なんだ?やけにリチャードと楽しそうにはしゃいでいるじゃないか。おかしいだろ。リチャードは犯罪者だぞ。人殺しだってしてるかもしれないのに。
とはいえ、見た目ほど悪いやつにも見えないが。

せっかく全財産をはたいてこの城を買ってテレサを誰の目にも触れさせないようにしようとたくらんだのに、テレサは不満でもあるのか、何かと言えば海に泳ぎに出るし、冷たい目で見てくるし。
城はすきま風が入り込んで冬は寒いし住みにくい。
そんな愚痴を聞いてくれるリチャードは、前妻の話を始める昔の友人なんかに比べてもとても付き合いやすい、いいヤツかもしれない。




あまり深く考えない小心者なのにプライドだけはしっかり持っているジョージ。
こんなジョージに自由奔放な若妻テレサを制御できるはずもない。
そんなところに闖入してきたギャング、リチャードも相棒に死なれボスに見捨てられ先がない。
袋小路にどっぷりとはまった登場人物達がどうやってこの窮地を抜け出すかをコメディタッチで描いている。おかしくもあり、悲壮でもある3人。袋小路から抜け出すことは出来るのか?

Cul-de-sac_06



監督はロマン・ポランスキー
有名な監督だが、作品以外の詳細はあまり知らなかった。

ユダヤ教徒のポーランド人の父親とカトリック教徒でロシア生まれのポーランド人の母親を持ち、ポーランドのクラクフで幼少期を過ごした。
第二次世界大戦時はナチス・ドイツがクラクフに作ったユダヤ人ゲットーに押し込められた。ゲットーのユダヤ人が一斉に逮捕される直前、父親はゲットーの有刺鉄線を切って穴を作り、そこから息子を逃がした。父母はドイツ人に別々に連行された。母親はアウシュビッツでドイツ人に虐殺された。父親はドイツ人により採石場で強制労働をさせられ、終戦まで生き残った。
また自身も、ドイツに占領されたフランスのヴィシー政権下における「ユダヤ人狩り」から逃れるため転々と逃亡した。この体験がポランスキーの作品に深く影響を与えることとなった。(Wiki)

1962年に『水の中のナイフ』で監督デビュー。
吸血鬼(1963)』監督後、出演したシャロン・テートと結婚。
が、1969年チャールズ・マンソン率いるカルト教団にお腹の子とともにシャロンを惨殺される。
Sharon_Marie_Tate シャロン・テート

スランプの時期もあったが、『戦場のピアニスト(2002)』でアカデミー監督賞を受賞。
当時としては監督賞の最年長受賞者である。



ドナルド・プレザンス(ジョージ)
Cul-de-sac_09坊主頭と特徴のある声のせいか悪役や狂人役が多く、特に『007は二度死ぬ』における悪の組織スペクターの首領ブロフェルド(『オースティン・パワーズ』のDr.イービルのモデル)役、『大脱走』の書類偽造屋、『ミクロの決死圏』の学者役は有名。演技の守備範囲も広く、強烈な悪人から一癖ある善人までを難無くこなした。活動拠点もTVドラマやハリウッド映画にとどまらず、母国イギリス、フランス、イタリア、ドイツをはじめ、アフリカやアジアが製作した映画にも出演した。
一番有名な出演作は、ホラー映画『ハロウィン』シリーズの主人公ルーミス役で、第1作から彼の晩年に上映された第6作(第3作のみ外伝的な為出演せず)まで出演し、殺人鬼マイケル・マイヤーズを執念で追い続ける精神科医の役を見事に演じている。 1995年没(享年75才)  Wikiより


フランソワーズ・ドルレアック(テレサ)
Cul-de-sac_10小鳥のように笑ってさえずり、じっとしていないテレサ。
コケティッシュを絵に描いたような女優フランソワーズ・ドルレアックの妹は女優のカトリーヌ・ドヌーヴ。
1964年に封切られた映画『リオの男』と『柔らかい肌』でスターとなり順調に映画に出演していたが、1967年自身が運転する車の事故で亡くなった。享年25才。




モノクロでありながら、リチャードの体臭やテレサの匂い立つような美しさが堪能できるこの作品。
一番の見どころは一番最後。
小鳥のようなテレサを失い、自らが小さな岩に閉じ込められて前妻の名を呼び泣いている哀れな男の姿。なんか身につまされるものがあって、一緒に泣きたくなりますよ。
この後、ジョージはどうしたのかな。

ではまた


Cul-de-sac_07


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『ザ・タウン』(2010) - The Town -

Posted by momorex on   0  1

銀行と現金輸送車強盗が世界一多い街

The Town_14


■ザ・タウン -The Town-■ 2010年/アメリカ/125分
 監督:ベン・アフレック
 脚本:ベン・アフレック、ピーター・クレイグ他
 原作:チャック・ホーガン『強盗こそ、われらが宿命』
 製作:グレアム・キング、ベイジル・イヴァニク
 製作総指揮:デヴィッド・クロケット、ジョン・ジャッシニ
 音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
 撮影:ロバート・エルスウィット
 出演:ベン・アフレック(ダグ・マクレイ)
    ジェレミー・レナー(ジェム)
    ジョン・ハム(フローリー)
    レベッカ・ホール(クレア)
    ブレイク・ライヴリー(クリスタ)
    オーウェン・バーク(デズモンド)
    スレイン(グロンジー)
    ピート・ポスルスウェイト(ファーギー)
    クリス・クーパー(スティーヴン・マクレイ)

解説:
人気俳優のB.アフレックが、C.ホーガンのミステリー小説「強盗こそ、われらが宿命」をもとに、自ら監督・共同脚本・主演を務めて絶賛された、スリル満点の犯罪ドラマ。
 (WOWOW)

あらすじ:
The Town_01ボストン・チャールズタウン。ここは「銀行強盗は職業のように父から子へ受け継がれる」と言われるほど全米屈指の強盗犯罪多発地区だ。この街で生まれ育ったダグも例にもれず、幼なじみ4人組での強盗を生活の糧としていた。
今回も彼ら4人は覆面で銀行を襲うが、女性支店長のクレアを人質に取るという不測の事態が発生。無事逃げおおせた後クレアを解放するが、しばらく彼女を監視することになった。正体を隠してクレアに近づいたダグ。が、思いもよらずクレアに惹かれてしまう-





上の画像はボストン中心部を望むチャールズタウンだ。
ニューヨークの摩天楼を望む周辺地域にどこか似ている。
チャールズタウン中心にそびえるのは「バンカーヒル記念塔」(独立戦争における主な戦いのひとつであるバンカーヒルの戦いを記念し、1825年から17年の歳月を費やして建てられた同国最初のオベリスク)。

ここボストンは監督、主演のベン・アフレックの出身地である。
ベン・アフレック(ダグ)
The Town_07カリフォルニア州バークレー出身。父親のティモシー・アフレックはソーシャル・ワーカー、母親のクリス・アン(旧姓ボルト)は小学校の教師。弟のケイシー・アフレックも著名な俳優である。両親の離婚後、マサチューセッツ州ボストンに移住。8歳の時にマット・デイモンと知り合う。
マット・デイモンと共同執筆し、共に出演もした『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997)』の舞台もボストンだ。この物語でもボストンの街から飛び出したい若者達が主人公である。
結局『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のチャッキー(B.アフレック)は街に残ることになる。
だが今作『ザ・タウン』のダグは街をでることに成功する。これは彼の物語なのだろうか。

ベン・アフレックの出演作は多数あるが、たまにいいものがあるくらい(オイ)。
が、監督作は今のところはずれなし。
その1作目が日本劇場未公開、2007年『ゴーン・ベイビー・ゴーン -Gone Baby Gone-』だ。
この作品では監督、脚本、製作をこなし多数の映画賞を受賞した。主演は弟のケイシー・アフレック。そしてこの作品の舞台はボストン・ドーチェスター地区(原作者デニス・レヘインの出身地)。撮影も同地区で行われた。

●簡単なあらすじ
パトリックはボストンでパートナー兼恋人のアンジーと組んで失踪者を探す私立探偵。ある日、下層階級が住む小さな町で少女誘拐事件が起きる。4歳の少女アマンダが自宅から忽然と姿を消したというのだ。「娘を助けて」と悲痛な姿をテレビカメラにさらし世間の関心を一身に集める母親・・・テレビのニュース、ワイドショーは一斉にこの事件を取り上げ、街は騒然となる。初日に解決をしないと、検挙率が10%まで落ち込むという誘拐事件。しかし少女の失踪から既に3 日が経過していた。そんな中、パトリックとアンジーのもとへ、アマンダの叔母ビーと叔父ライオネルが訪れ、姪の捜索を懇願する。事件の重さにアンジーは難色を示すが、ビーの熱心な依頼に根負けし、二人は仕事を引き受ける。アマンダの母親へリーンを訪ねてみると、彼女は酒とドラッグに溺れた自堕落な暮らし振り。誘拐前は、彼女の育児放棄を見かねたビーとライオネルが何かとアマンダの世話を焼いていたのだった。しかし、捜索は遅々として進まず、誰もが焦燥感に駆られていた。パトリックとアンジーはボストン市警の刑事たちと組んで全力で捜査を進める。次第に捜査線上に浮かび上がるその町の暗部。ドラッグ中毒者、売人、闇を抱えた人間たちが集まる酒場、そして暴力・・・。やがて彼らは、ヘリーンがドラッグの売人から金を盗んだという事実をつかむ。アマンダの誘拐は、この代償だったのか・・・?
 Amazon


『ザ・タウン』のあらすじより長くなってしまった。。
とても興味深いテーマを扱ったサスペンス作品なので、未見であればぜひ一度ご鑑賞を。


ベン・アフレックがこだわるボストン。
犯罪大国と名高いボストンの街とは?

■ボストンの歴史-
1820年代、ボストンの人口が増加を始め、ヨーロッパからの移民の第1波とともに、市の民族的構成は劇的に変化した。この時の新規移民第1波のほとんどを占めていたのは、アイルランド人であった。
19世紀後半、ボストンに住み始めるアイルランド人、ドイツ人、レバノン人、シリア人、フランス系カナダ人、ユダヤ系ロシア人、ユダヤ系ポーランド人の数が増えていった。19世紀の終わりには、ボストンの中心部は異なる民族の移民居住地によってモザイク化していた。イタリア系はノースエンド、アイルランド系はサウスボストンとチャールズタウン、ロシア系ユダヤ人はウェストエンドに住んだ。
20世紀初頭以来、アイルランド系アメリカ人はボストンの政治において大きな役割を果たしてきた。著名な人物に、ケネディ家の人々、ティップ・オニール、ジョン・F・フィッツジェラルドなどがいる。
20世紀初頭ないし中頃には、工場の老朽化・陳腐化や、安い労働力を求める企業の流出に伴い、ボストンは衰退を始めたが、1970年代には市の経済は上向き、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学 (MIT)、タフツ大学、ボストン大学、ボストン・カレッジ、ノースイースタン大学といった大学の存在により、多くの学生がボストンに集まった。その一方で、1974年以降には、人種差別廃止に向けたバス通学をめぐって対立が生じ、1970年代半ばには公立学校周辺でけんかや暴行事件が相次いだ。
コロンビア・ポイント公営住宅は、1953年にドーチェスター半島に建設されたが、計画はうまくいかず、町は荒廃し治安も悪かった。1984年に再開発・再活性化によって、公営住宅はハーバー・ポイント・アパートと呼ばれる、低所得者層に限らない魅力のある居住地域となった。これは、連邦政府の公営住宅事業が、所得層を問わない民間住宅に転換した例としてはアメリカ国内初であり、1992年に始まった連邦政府の公営住宅再活性化プログラムのモデルとなった。
21世紀初頭において、ボストンは学術、科学技術、政治の各面で中心的存在となっており、アメリカの中でも生活費の最も高い都市の一つである。

Wikiより



ダグ達はアイルランド人の設定だ。
The Town_11上の歴史を見ると、移民の流入による人口の増加、その後の人の流出、繁栄と衰退を繰り返すたび、うまく時代に乗れないものがはじき飛ばされ、チャールズタウンのような街に住み着いたように思われる。
銀行はたとえ襲撃を受けて金を取られても、保険による補填で結局は懐は痛まない。
犯罪者が犯罪者を呼ぶ街。それらで街は回っているとも言えるだろう。
そんな光と影のような街にベン・アフレックはカメラを向け続けている。


そんなボストンも、1990年代初め以降は凶悪犯罪は激減している。
20世紀末から21世紀初めにかけて犯罪発生率が低く抑えられているのは、連邦・地区検察庁の取り組みに加え、少年がギャングに入るのを防ぐためのボストン市警の住民グループや教会区との間の協力態勢のおかげであると考えられている。これは、「ボストンの奇跡」という賞賛につながっている。
ということだ。



ジェレミー・レナー(ジェム)
The Town_05ジェフリー・ダーマー(2002)』のジェフリー・ダーマー役でインディペンデント・スピリット賞主演男優賞ノミネート。
S.W.A.T.(2003)』『ジェシー・ジェームズの暗殺(2007)』などで頭の切れる悪役などを演じることが多かったが、2009年『ハート・ロッカー -The Hurt Locker-』で複雑で無謀なアメリカ軍の危険物処理班の男を演じ、アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされた。1971年生まれ。40代には見えない。
今年公開予定の『アベンジャーズ -The Avengers-』では着ぐるみにも挑戦。
同じく今年『ボーン・レガシー -The Bourne Legacy-』も北米で公開予定。これはあのボーン4作目だけど、これまでのシリーズのスピンオフのような作品らしい。パメラやアボットなどサブキャラクターはそのままに、ジェレミー・レナーは新キャラクター「ケネス・キットソン」で主役を演じる。どうなることやら、だが取りあえず公開されたら観に行こうと思う。コンクリンも出るのかな。
  ボーン・レガシー公式HP
  『ボーン・レガシー』解説/映画.com


ピート・ポスルスウェイト(ファーギー)
The Town_06独特の風貌でちらっとでも出てきたら必ず目を引く名脇役。この映画では随分とやせてしまったような感じがした。
2011年1月2日、英中西部シュロプシャー州の病院で死去した。64歳没。まだ若かったのに残念だ。
本作では裏社会の元締め役。

クリス・クーパー(ダグの父スティーヴン・マクレイ)
The Town_10アメリカン・ビューティー(1999)』で、ナチスを信奉する厳格な元軍人の父親を演じて注目される。2003年に『アダプテーション』でアカデミー助演男優賞を受賞。
独特のオーラがあり、イヤな役が多い。
とりわけ『ボーン・アイデンティティー -The Bourne Identity-(2002)』のコンクリンが大嫌い。
本作での出演シーンは少ないが、犯罪者の息子を持ち、自身も妻に逃げられた犯罪者であり格子の中という複雑な役を演じ存在感を示した。




多彩な役者が、抑えた演技で取り組んだアメリカの犯罪映画『ザ・タウン』。
BGMもあまり使われずリアルに描かれ、特に銀行襲撃シーンはそのあまりにも鮮やかな手口が芸術のようだ。ダグ達4人は計画的ではあるが自由に強盗しているのかといえば、そうではない。犯罪の裏社会でがんじがらめになっている様子は、まるで蜘蛛の巣に捕らわれた小さな虫のようだ。
それに気がつく者のみが、この街を見下ろすことが出来る。

ダグの父親スティーヴンの「サウス(サウスボストン)やドーチェスターの奴らにバカにされるのは我慢ならない」という台詞があるが、刑務所の中でありながら、どこまでいってもタウンに絡め取られている様子がありありとして、秀逸な場面だ。

ぜひ一度ベン・アフレックのカメラの向こうを覗いてみてほしい。
ではまた

The Town_13



■ボストンを舞台にした映画■



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『吸血鬼』(1931) - Vampyr - ボローニャ復元版

Posted by momorex on   2  1

ホラーの原点ここにあり

Vampyr_18


■吸血鬼 -Vampyr-■ ボローニャ復元版 1931年/ドイツ/72分
 監督:カール・テオドール・ドライヤー
 脚本:カール・テオドール・ドライヤー、クリステン・ジュル
 製作:カール・テオドール・ドライヤー他
 音楽:ウォルフガング・ツェラー
 出演:ジュリアン・ウェスト(アラン・グレイ)
    ジャン・ヒエロニムコ(村医師)
    レナ・マンデル(ジゼル)
    ジビレ・シュミッツ(レオーヌ)
    ヘンリエット・ジェラルド(マルグリット・ショパン)
    モーリス・シュルツ(メイナーの村長)
    ジェーン・モーラ(看護師)
    アルバート・ブラス(執事頭)
    N・ババニニ(執事頭夫人)

解説:
デンマークの巨匠カール・テオドール・ドライヤー監督が1932年に発表し、映画史にその名を残す古典的傑作と称されるホラー作品。幻想的なモノクロームの映像が観る者を魅了する一作。
IMAGICA BSより)
『吸血鬼』は独・仏・英3ヶ国語で製作された。オリジナル・ネガは失われたが、現存する独・仏の全長版に基づき映画の復元が行われた。この新しい独語版は、1998年にボローニャのシネマテークとベルリンのドイツ・キネマテークの共同作業により製作された。

あらすじ:
Vampyr_06アラン・グレイは、悪魔信仰や吸血鬼迷信の研究に没頭するあまり夢想家となり、現実と超自然の境界が付かなくなってしまった。これはそんな彼の不思議な体験の物語である。
不可思議なものを探し、あてどもなくさまよった彼はある夜、川辺の淋しい旅籠にたどり着く。
その村の名は‘クルタンピエール’。
その昔、一人の吸血鬼に滅ぼされたとの言い伝えがある村だ。
旅籠の部屋に通されたその時から彼は、呪文を唱えるような声、奇形の小男、場にそぐわない紳士など、不思議なものを見るようになる-





DonJuanPoster2まだ無声映画の時代、同期音声を付けた長編映画として世界初となるのが1926年の『ドン・ファン』(ワーナー・ブラザーズ)である(サウンドトラックには音楽と効果音が含まれているが台詞は録音されていない。)。その後の技術の発展により、1927年頃からは有声映画が主流となっていく。




公開当時の『ドン・ファン』ポスター


1931年製作のこの『吸血鬼』は、ヴァイオリンが奏でるメロディーにのって台詞が交わされるモノクロ作品。巨匠カール・テオドール・ドライヤー監督の傑作で、映画史にその名を残す古典作品だ。

アートフィルムであるこの作品は、短い会話とストーリーで構成されており、光と影の効果的な使用で今日まで賞賛されてきた。 ドライヤーはこういった特殊効果を生み出すのに、カメラのレンズの前に上質なガーゼのフィルターをかけて登場人物や大小道具をぼやけさせ、観客を夢の中にいるような気分にさせた。 1933年に公開されたこの初期のトーキー作品は、英語・フランス語・ドイツ語の3カ国の言語が収録された。
様々な長さのものやシーンのアレンジ版が残っており、『Vampyr: Der Traum des Allan Grey (The Dream of Allan Grey)』などといったタイトルで残っているものもある。(Wiki)



Vampyr_11Wikiに「アートフィルム」とあるように、この作品はどのシーンをとっても背景、人、物全ての配置が完璧で美しく、モノクロの陰影をより際だたせ一枚の絵のように見せる。大きな場面転換も無く、大きな音もほとんど無い。音楽に乗せて流れるように繋がっていく各シーンは、まるで動く挿絵が付いている小説を読むようだ。

それは旅籠の屋根に停まる風見鶏であったり、川の向こう岸を小躍りするように進んでいくパン(ギリシア神話の牧羊神)であったり、大きな鎌を持つ人であったりする。
Vampyr_02 Vampyr_07 Vampyr_03

Vampyr_12吸血鬼の僕となってしまった村の医師の屋敷は、古びた廃屋のようでいて、中はまるで迷路(ラビリンス)のように複雑だ。部屋にはドクロが飾られ、窓辺には赤んぼの骸骨が立っている。

吸血鬼ショパン夫人は、昨今のおどろおどろしいものではなく、中世の肖像画から抜け出てきたような老女だ。胸には時代がかった首飾りをかけており、それがなぜか恐ろしい。
吸血鬼の僕となってしまったのは、死刑執行された犯罪者。それらはこの世に実体はなく、「影」として現れる。壁や地面に写るそれら僕達は影絵のように動き、踊る。まるで操り人形のように。
Vampyr_08 Vampyr_09 Vampyr_10

そして吸血鬼ショパン夫人に血を吸われてしまった娘を助けるため、青年アランは身体から抜け出た魂の姿で奔走する。疲れ切ったアランがベンチに座りこんでうたた寝をしてしまい、はっと気づいて立ち上がった時、振り返って自分の身体を見下ろす場面は、思わずこちらがはっとなった。

これらあらゆるシーンに既視感を感じるのは、実はこの作品のあらゆるシーンを踏襲している映画がいかに多いか、ということだろう。それはホラー作品に限らない。あの『刑事ジョン・ブック』で最後に粉ひき小屋で上から落ちてくる穀物に埋まって悪者をやっつけるシーン。この方法は本作で既に使われている(穀物ではなく小麦粉で)。
これらはこの『吸血鬼』が「映画史にその名を残す古典的傑作と称される」証明と言えるだろう。
人を怖がらせ、不思議の世界に連れて行くのに、音も、台詞も、派手な効果も、色さえも不要だということを、この作品は語っている。

ではまた

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■主な吸血鬼映画
1922
吸血鬼ノスフェラトゥ (Nosferatu: Eine Symphonie Des Grauens)
1931
1932
吸血鬼 (Vampyr)
1943
夜の悪魔 (Son of Dracula)
1958
吸血鬼ドラキュラ (Dracula)
1958
吸血鬼ドラキュラの花嫁 (The Brides of Dracula)
1960
血とバラ (Et mourir de plaisir)
伊・仏
1964
地球最後の男 (The Last Man on Earth)
米・伊
1967
吸血鬼 (The Fearless Vampire Killers)
米・英
1968
吸血鬼ゴケミドロ
1970
幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形
 
ドラキュラ復活・血のエクソシズム (Scars of Dracula)
1971
呪いの館 血を吸う眼
1974
新ドラキュラ/悪魔の儀式 (The Satanic Rites of Dracula)
1978
ノスフェラトゥ (Nosferatu: Phantom Der Nacht)
独・仏
1979
ドラキュラ (Dracula)
1983
ハンガー (The Hunger)
1985
1986
ティーンバンパイヤ (My Best Friend Is a Vampire)
1987
ニア・ダーク月夜の出来事 (Near Dark)
1992
ドラキュラ (Bram Stoker's Dracula)
米・英・ルーマニア
 
1994
 
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
 (Interview With The Vampire: The Vampire Chronicles)
1995
ヴァンパイア・イン・ブルックリン (Vampire In Brooklyn)
1996
フロム・ダスク・ティル・ドーン (From Dusk Till Dawn)
1998
ヴァンパイア/最期の聖戦 (John Carpenter's Vampires)
2002
クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア (Queen Of The Damned)
2003
アンダーワールド (Underworld)
2004
ヴァン・ヘルシング (Van Helsing)
 
ナイト・ウォッチ (Night Watch)
2007
30デイズ・ナイト (30 Days Of Night)
2008
トワイライト~初恋~ (Twilight)
 
ぼくのエリ200歳の少女 (Låt den rätte komma in)
 
デイブレーカー (Daybreakers) →このブログの記事はこちら
2010
モールス (Let Me In)


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カール・ドライヤー監督作品 IMAGICA BS放送告知

Posted by momorex on   2  0

先日、記事を書かせて頂いたカール・ドライヤー監督作『吸血鬼』。
IMAGICA BSでは3月から同監督の特集をやっており、月1本のペースで7月まで放送。
自分の備忘録として、またいつもこの拙いブログを見てくださっている方のためにこの記事をアップ


Carl_Theodor_Dreyer
帰属: photo©ErlingMandelmann.ch

カール・テオドール・ドライヤー(Carl Theodor Dreyer)
1889年2月3日、デンマークのコペンハーゲンで生まれる。裕福な地主の非嫡出子だったため養子に出されたが、17歳で仕事につき家を出た。その後、ジャーナリストを経て映画の世界へと入り、編集などをしながら映画の技術を学ぶと、さらに脚本を書いて映画の制作を始めた。監督第二作目の「サタンの書の数ページ」(1919)の制作後、経済的理由からデンマークを離れ、ヨーロッパを渡り歩きながら、映画制作を続けた。そこで生み出された「あるじ」(1925)、「裁かるゝジャンヌ」(1928)、「吸血鬼」(1931)、「奇跡」(1954)など代表作の数々は、その独創的なスタイルと他に類を見ない神秘性から、映画史上の伝説かつ孤高の存在として数々の映画監督たちに影響を与え続けている。
1968年3月、この世を去った。(IMAGICA BS)




 3月 『奇跡(1954)』 敬虔なキリスト教徒の一家の姿を描いた名作。

 4月 『吸血鬼(1931)』 ある青年の不思議な吸血鬼体験(このブログの記事はこちら

 5月6日(日)、11日(金) 『怒りの日(1943)』
17世紀のノルウェー。小さな村で暮らす老司祭代理のアブサロンは、自分の息子よりも若い後妻アンヌを迎えている。そんな折、遊学に出ていた息子マッティンが帰郷。2歳しか歳の違わないアンヌとマッティンは接近し、愛し合うようになる。それを知ったアブサロンは、ショックのあまり死亡。つかの間、解放感を味わうアンヌだったが、魔女との告発を受けてしまう……。ドライヤー作品ならではの圧倒的な画面の美しさに魅了される。(IMAGICA BSより)

 6月 『ゲアトルーズ(1964)』
愛を求めて苦悩する女の姿を通して、魂の渇望を描いた、 カール・Th・ドライヤーの遺作にして、集大成。
弁護士の夫との結婚生活に失望したゲアトルーズは、若い作曲家に愛を求める。だがその想いは理解されることがなかった。深く傷ついた彼女は……。空間構成と陰影の様式美に溢れた、芸術的な作品。(AMAZONより)

 7月 『あるじ(1925)』
サイレント時代の傑作喜劇。
普通の人々の日常を描写し、室内劇の可能性を追求した作品。
本作はパリで大ヒットし、ドライヤーは国際的に認められることとなった。
フランセン家の主人ヴィクトアは、家族に対し粗暴に振る舞っており、特に妻のイダに対しては容赦がない。手伝いにやってきたマースはこの状況に耐え切れずに、ヴィクトアに激しい言葉を投げかける。ふてくされたヴィクトアは家を出てしまい、妻のイダも母親と共に家を出るのだが……。(AMAZONより)




残念ながら3月『奇跡』、4月『吸血鬼』は放送が終わってしまい、今のところ予定はありませんが、今後に期待しましょう。

ではまた

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『ヒア アフター』(2010) - Hereafter -

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大事なのは「今を生きる」ということ

Hereafter_00


■ヒア アフター -Hereafter-■
 2010年/アメリカ/130分
 監督:クリント・イーストウッド
 脚本:ピーター・モーガン
 製作:ロバート・ローレンツ、キャスリーン・ケネディ、クリント・イーストウッド
 製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、ティム・ムーア他
 音楽:クリント・イーストウッド
 撮影:トム・スターン
 出演:マット・デイモン(ジョージ・ロネガン)
    セシル・ドゥ・フランス(マリー・ルレ)
    フランキー・マクラレン、ジョージ・マクラレン(マーカス/ジェイソン)
    ジェイ・モーア(ビリー・ロネガン)
    ブライス・ダラス・ハワード(メラニー)
    マルト・ケラー(ルソー博士)
    ティエリー・ヌーヴィック(ディディエ)
    リンゼイ・マーシャル(マーカス、ジェイソンの母親)
    デレク・ジャコビ(本人役)

解説:
死に直面した3人の男女が、それぞれの苦悩を乗り越えて懸命にいまを生きようと模索する姿を、名匠C・イーストウッド監督が心優しく見つめた感動のヒューマン・ドラマ。
 (WOWOW)

あらすじ:
Hereafter_01パリの女性ジャーナリスト マリーは東南アジアでバカンス中、津波に遭遇し九死に一生を得る。が、その時の臨死体験を忘れることが出来ず、次第に仕事に集中できなくなっていく。
サンフランシスコの工場で働くジョージ。彼はかつて死人と話すことが出来る霊能力者としてもてはやされたが、今は自分の能力ゆえに人と関わらない孤独な毎日を送っている。
ロンドンの双子の兄弟ジェイソンとマーカス。母親思いの仲のいい二人だが、母親は酒とドラッグに溺れている。そんなある日、兄のジェイソンは交通事故にあい亡くなってしまう-





死に直面し、死に囚われた3人が主人公。
その毎日は、分かり合える人もなく、孤独に苛まれた苦悩の日々で、表情にも影が張り付く。
それは「生きている」というよりも生と死の狭間をさまよっているようだ。

マリー(セシル・ドゥ・フランス)
Hereafter_06女性ジャーナリストとして成功したマリーは、恋人もいて順風満帆だ。毎日に張りがあり、生き生きとしていた。だが、恋人とのバカンス旅行で津波にあい、臨死体験のようなものを経験してから一切が変わってしまった。
その時の光景が頭から離れず、仕事にも身が入らない。恋人に相談しても分かってもらえるはずもなく、次第に孤独になっていく。テレビの番組もおろされ行き詰まった時にネットで「臨死体験」研究者の存在を知る。
そして行動する-

演じたのはセシル・ドゥ・フランス。ベルギー出身の女優で主にフランスの舞台や映画、テレビで活躍している。主な作品に『スパニッシュ・アパートメント(2002)』『80デイズ(2004)』『少年と自転車(2011)』がある。
常々感じているのだが、どうしてヨーロッパの女優さんというのはこうも自然なのだろう。笑い顔、泣き顔、歩いている姿どれをとっても、街角ですれ違った人のように自然で親しみやすい。対してハリウッドの女優さんは「私演じてます」と言わんばかり。これは作品や撮り方、化粧の有無の違い、なのか?

ジョージ(マット・デイモン)
Hereafter_12子供の時に出た高熱が原因で「死者と語れる者」になったジョージ。一時はその能力を使って事業にし、メディアにもてはやされ、お金も稼いでいた。が、手に触れるだけで感じてしまう死者にまつわる過去-。聞きたくなくても聞こえるがゆえに、どんどん人を遠ざけ、自分は呪われていると感じていく。
そんなある日、ある出来事をきっかけに旅に出る。ずっとファンだった作家の住んでいた家などを観光し、気分もいくぶん晴れやかになる。そして行動する-

マット・デイモン-。
こちらの記事でも少し触れたが、ボストンを舞台にした『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997)』の脚本(ベン・アフレックと共同執筆)、出演で注目された。脚本はアカデミー脚本賞を受賞し、俳優としてはアカデミー主演男優賞にもノミネート。
その後、『レインメーカー(1997)』『プライベート・ライアン(1998)』『リプリー(1999)』などに出演。多彩な役柄に挑戦している。
この頃は日本でまだジミー大西に似てるとか言われていたが、、
  -2002年『ボーン・アイデンティティ The Bourne Identity』出演。

どうですか
なんといってもこの作品で世界中にその名を知らしめ、女性ファンならず男性をも虜にしたに違いない
リプリー』の繊細さに敵なしの格闘技と銃の技。その上、記憶を失っているとは、、ぐぬぬ、これ以上の主人公設定は無いであろう。その主人公にマット・デイモンを持ってくるとは、製作側はなみなみならぬプロと見た
モービーの「エクストリーム・ウェイズ」で終わるエンディングは、自分にとって最高の締めくくりの一つとなっている。もちろんCDも持っている(


ボーン4作目には出ていないし、残念だなぁ。4作目のケネス(ジェレミー・レナー)と絡んだ5作目なんてどうだろうか。体力の続く限り、やって欲しい。。 『ボーン・アイデンティティ』このブログの記事

マーカス(フランキー・マクラレン、ジョージ・マクラレン)
Hereafter_11大事な分身ジェイソンを失ったマーカス。
その内なる悲痛な叫びは、誰にも届かないのか?
マーカスにとって聞いて欲しいのはジェイソンのみ。そこで彼は大胆な行動に出る。-

フランキーとジョージのマクラレン兄弟はこの役をこなし、観客の涙を誘ったことだろう。

Hereafter_05酒とドラッグに溺れ、福祉局に子供を取られそうになっている二人の母親にリンゼイ・マーシャル
悲惨な役どころだが、イーストウッドは悲惨に見せない。兄弟は母親をかばい、なんとかそれに応えようとする母親。そこに強い絆が見てとれ、最悪の状況の中にも一筋の光が見える。
リンゼイ・マーシャルはアメリカのドラマ『ROME[ローマ](2005~2007)』(HBO、BBCが共同制作)で一風変わったクレオパトラ役を演じている。





監督はクリント・イーストウッド

クリント・イーストウッド・ジュニア(Clint Eastwood、本名:Clinton Eastwood, Jr.、1930年5月31日生まれ)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州、サンフランシスコ出身の映画俳優、映画監督、映画プロデューサー、作曲家、政治活動家。公称身長188 cm。
俳優として数多くの西部劇やアクション映画に出演し、トップスターの地位を確立した。監督としても『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー賞作品賞と監督賞を2度受賞するなど、現代のハリウッドを代表する人物と目されている。(Wiki)


ClintEastwood
帰属: Fanny Bouton

1950年代、兵役後にサウス・カリフォルニアに移住し映画界に入る。
不遇の時代を経て、TVシリーズ『ローハイド(1959~)』で人気者に。その後、マカロニ・ウェスタンを中心に出演。刑事ハリー・キャラハンを演じた『ダーティハリー』は1971年。
監督業としても長く、1作目は1971年の『恐怖のメロディ』。主人公に異常なまでに執着するストーカーの恐怖を描くスリラー作品である。その後も監督と俳優を両立させ、1986年にはカリフォルニア州西海岸にあるカーメル市市長に当選、1期2年間務めた。

彼の人生はなんと充実したものであろうか。
次々に追いかけ、行動し、チャレンジしていく。そして自分の糧とし、作品として世に残していく。
いったい何人分の人生を送っておられるのだろうか。

■主な監督作
1971
恐怖のメロディ
Play Misty For Me
1973
荒野のストレンジャー
High Plains Drifter
1975
アイガー・サンクション
The Eiger Sanction
1976
アウトロー
The Outlaw Josey Wales
1977
ガントレット
The Gauntlet
1982
ファイヤーフォックス
Firef label ox
1983
ダーティーハリー4
Sudden Impact
1985
世にも不思議なアメージング・ストーリー
Amazing Stories
 
 
ペイルライダー
Pale Rider
1986
ハートブレイク・リッジ 勝利への戦場
Heartbreak Ridge
1988
バード
Bird
 
1990
ルーキー
The Rookie
1992
許されざる者
Unforgiven
1993
パーフェクト・ワールド
A Perfect World
1995
マディソン郡の橋
The Bridges of Madison County
1997
真夜中のサバナ
Midnight In the Garden of Good And Evil
 
 
目撃
Absolute power
1999
トゥルー・クライム
True Crime
2000
スペース・カウボーイ
Space Cowboys
2002
ブラッド・ワーク
Blood Work
2003
ミスティック・リバー
Mystic River
 
2004
ミリオンダラー・ベイビー
Million Dollar Baby
2006
父親たちの星条旗
Flags of Our Fathers
 
 
硫黄島からの手紙
Letters from Iwo Jima
 
2008
チェンジリング
Changeling
 
 
グラン・トリノ
Gran Torino
2009
インビクタス/負けざる者たち
Invictus
 
2010
ヒア アフター
Hereafter
 
2011
J・エドガー
J.Edgar
 
●は出演作






本作『ヒア アフター』の不運な3人の主人公たち。
そんな3人のうねるような運命が一つになった時、影を落としていた表情に華やぎが戻る。
が、これは運命のせいではない
本人達は気がついてはいないが、自分の人生を変えたいという内なる願望のもと、知らず知らずのうちに行動し、自分の力で勝ち取った。

タイトルの『Hereafter』の意味は「あの世、来世」の他に「これから先、今後、将来」という意味もある。

ではまた




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『ミスター・ノーバディ』(2009) - Mr. Nobody -

Posted by momorex on   2  1

「どの人生だとしても悔い無し」

Mr. Nobody_09


■ミスター・ノーバディ -Mr.Nobody-■
 2009年/フランス・ドイツ・カナダ・ベルギー/140分
 監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル
 脚本:ジャコ・ヴァン・ドルマル
 製作:フィリップ・ゴドー
 製作総指揮:ジャン=イヴ・アスラン、オリヴィエ・ローサン
 音楽:ピエール・ヴァン・ドルマル
 撮影:クリストフ・ボーカルヌ
 出演:ジャレッド・レト(ニモ・ノーバディ)
    ダイアン・クルーガー(アンナ)
    サラ・ポーリー(エリース)
    リン・ダン・ファン(ジーン)
    リス・エヴァンス(ニモの父親)
    ナターシャ・リトル(ニモの母親)
    トビー・レグボ(15歳のニモ)

解説:
不死が実現した未来で、死を迎える最後の人間となった主人公。彼はありえたかもしれない幾多の人生を語り出す。奇才J.V.ドルマル監督が放つ異色のSFファンタジー。
 (WOWOW)

あらすじ:
Mr. Nobody_022092年。科学の進化により不死を手に入れた人類。
そんな世界の中で、人類最後の死にゆく老人‘ニモ’。死期が近くなった彼に一人のジャーナリストがインタビューする。「人間が不死になる前の世界はどういったものでしたか?」
語り始めた老人のストーリーは、もしあの時こうしていたら、もしあの時こう言っていたら、、という幾重もの人生を紡ぎ出していくものだった-





ある老人の人生回想シーンを繋げて作られた本作。
それは母親から生まれる以前、赤ん坊がどの親の元に生まれるかを選択するところから始まる。幸せそうな新婚さんを親に選んだニモ。だが、二人が離婚することになり、どちらと一緒に住むかを選択しなくてはならなくなった。出発する母親を選んだのか?それとも残る父親を選んだのか?

この作品は、ニモの選択肢の全てを映像にし物語にしていく。
いくつもの選択。いくつもの出会い。いくつもの挫折。いくつもの人生。
人は岐路に立ったとき、どうやって道を選んでいくのか?選ばなければどうなるのか?
本当にこれでよかったのか?


監督はジャコ・ヴァン・ドルマル
Jaco-Van-Dormael1957年、ベルギー生まれ。
サーカスでピエロを演じたり、児童劇団の運営をするかたわら、20代から短編映画を撮り始める。1991年に初の長編映画『トト・ザ・ヒーロー』を製作。
●簡単なあらすじ
老人ホームで暮らすトマ老人は自分が産院の火事の際にカント家のアルフレッドと取り替えられてしまったと信じている。すべての幸福を奪われてしまった人生の思い出が浮かんでくる。8歳のトマの夢は、TVの名探偵トトになることだった。向かいの家に住むアルフレッドに比べればつつましい暮しだが、仲睦まじい家族に包まれて、トマは幸せだったが-


この『トト・ザ・ヒーロー』に本作『ミスター・ノーバディ』の片鱗が垣間見える。
この設定は監督自身に何か思い入れがあるのだろうか。
『トト・ザ・ヒーロー』はヨーロッパ映画賞で主演男優賞、新人監督賞、脚本賞、撮影賞を受賞。さらには第44回カンヌ国際映画祭にてカメラ・ドールを受賞した。
他の作品として『八日目』がある。



ジャレッド・レト(ニモ・ノーバディ)
Mr. Nobody_04ノーバディ(誰でも無い)という掴みどころの無い役を自然な形で見事に演じた。

ジャレッド・レトは『ファイト・クラブ(1999)』でぼこぼこに殴られた後、『レクイエム・フォー・ドリーム(2000)』で麻薬中毒に陥る主人公を演じて高い評価を得た。『アレキサンダー(2004)』『ロード・オブ・ウォー(2005)』出演の後、『チャプター27(2007)』でジョン・レノンを暗殺したマーク・チャップマンを演じる。この時、役のために2ヶ月で30キロ増量したことは有名だ。
その後、『ロンリーハート(2007)』では、アメリカ合衆国に実在した殺人鬼カップルのレイモンド・フェルナンデスで主役を。この端正な顔立ちの優しげな青年が、狂気の人を演じ続けるのには何か理由があるのだろうか。
1971年生まれ。もう40歳なんですね。見えない。



ダイアン・クルーガー(アンナ)
Mr. Nobody_14ドイツの女優、ファッションモデルでフランス映画への出演も多い。『トロイ(2004)』絶世の美女役でハリウッドに進出。
ナショナル・トレジャー(2004)』などのメジャー作品で知られるが、この人の真価は本作『ミスター・ノーバディ』や『イングロリアス・バスターズ(2009)』などの少し変わった作品、また『すべて彼女のために(2008)』のようなヨーロッパ作品で発揮される。
か弱いように見えて心の強さのある女性の役がうまい。1976年生まれ





人は常に何かを決めながら生きている。
今日の昼食は?何時に寝よう?明日何を着ていこう?
誰と会い、誰と付き合い、誰と結婚しよう?
選べるのは一つだけ。そこに間違いは無い。失敗も無い。なぜなら自分で決めたことだから。
-果たしてそうか-?

だがニモは振り返らない。
たとえどんな結果になったとしても、持てる力と愛で出来ることをさらに選び取っていく。
彼に「後悔」という概念は無い。なぜなら、それは全て自分自身で選び取った人生の一コマだから。

ではまた



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『バトルシップ』(2012) - BattleShip -

Posted by momorex on   2  3

最先端の技術を使った、どこか懐かしい海戦アクション

BattleShip_00


■バトルシップ -BattleShip-■
 2012年/アメリカ/131分
 監督:ピーター・バーグ
 脚本:ジョン・ホーバー、エリック・ホーバー
 原案:ハスブロ社ゲーム「バトルシップ」
 製作:ブライアン・ゴールドナー、スコット・ステューバー、ピーター・バーグ他
 製作総指揮:ジョナサン・モーン、ブレイデン・アフターグッド
 音楽:スティーヴ・ジャブロンスキー
 撮影:トビアス・シュリッスラー
 出演:テイラー・キッチュ(アレックス・ホッパー)
    アレクサンダー・スカルスガルド(ストーン・ホッパー)
    リアーナ(レイクス)
    ブルックリン・デッカー(サム)
    浅野忠信(ナガタ)
    リーアム・ニーソン(シェーン提督)
    ピーター・マクニコル(合衆国国防長官)
    ハーミッシュ・リンクレーター(キャル・ザパタ博士)
    グレゴリー・D・ガドソン(ミック)

人類の明日を賭けた戦いは、海から始まる-。

あらすじ:

BattleShip_162005年。地球とほぼ同じ環境の惑星を見つけたアメリカは、その惑星に向け友好的な呼びかけを多大な電波信号にのせ送るビーコン・プロジェクトを発足。2006年よりハワイ、ビーコン基地にて信号の送り出しを開始した。
ハワイ。オアフ島。定職に付かず無鉄砲な毎日を送るアレックス。海軍士官の兄に海軍入隊を勧められるが気が進まない。が、たまたまバーで見かけ、一目惚れした彼女が海軍提督の娘だったこともあり、入隊を決意する。
それから5年。海軍大尉となったアレックスは兄と共にオアフ島沖で行われる世界13ヵ国の海軍が集うリムパック(環太平洋海軍合同演習)に参加していた。
ちょうどその時、コロラド州の国際ビーコン・プロジェクト基地にて、地球に向けて飛来する5つの未確認物体を確認。すぐさまNASAに連絡するも、物体は大気圏突入し北半球の各地に落下。そのうちの1つがアレックス達のいるハワイ沖に落下する-




今年最初の映画館での鑑賞作品。
これは眠気を吹っ飛ばしてくれた。
元気ありあまる主人公、軍関係の恋人、友情、兄弟愛などと、(今作の主役ではないが)空母と戦闘機が出てくるあたりに、懐かしき『トップガン(1986)』を思わず思い出した人も多いのではないだろうか。

海戦ものの映画は意外に少なく、VFXが発達した今日でもあまり製作されていない。
昔であればミニチュアを使ったらしいが、やはり迫力に欠け、現在であれば確か『パイレーツ・オブ・カリビアン』で解説があったように、VFXでの「海」製作に多大の費用がかかるとのこと。製作側が二の足を踏むのには充分な理由と言える。
■主な海戦映画
 ・第七機動部隊
(1952) ニュースフィルムの多用
 ・深く静かに潜航せよ(1958) ミニチュア利用の潜水艦バトル
 ・ビスマルク号を撃沈せよ!(1960) ミニチュアを駆使した洋上バトル
 ・ミッドウェイ(1976) ニュースフィルム及び日本「東宝映画」の特撮シーン利用

本作の見どころは、VFXを駆使した迫力ある洋上バトルだけではない。
見えない敵の位置を推測しながら、マス目に区切られた場所に攻撃する。
頭脳戦の緊張感-。ここも大きな見どころとなっている。
この場面は原案である米国ハスブロ社のボードゲーム「バトルシップ」そのものだ。
ボードゲーム「バトルシップ」は、世界30ヵ国以上で販売され、PCゲーム、iPhone、Androidアプリなど、様々なハードへ移植されているロングランゲームだ。1931年に発表され、1967年にボードゲームとなった。




監督ピーター・バーグ
BattleShip_23父親がアマチュア海軍歴史家で、子供の頃から海軍、海戦に詳しかった監督。
その経験にボードゲームとエイリアンというSF的要素を融合させ、見事な戦争映画を作りあげた。

1962年、ニューヨーク生まれ。
俳優として出発した。TVシリーズ『シカゴ・ホープ(94~00)』出演の傍ら、このドラマの脚本、監督も手がけスタッフとしての活躍を始める。『ベリー・バッド・ウェディング(1998)』で映画監督デビュー。この作品は過激なブラックコメディとして話題となった。

■監督作品
 ・ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン(2003)
 ・プライド/栄光への絆(2004)
 ・キングダム/見えざる敵(2007)
 ・ハンコック(2008)
 ・Lone Survivor(2013)






本作で主人公がリムパック(環太平洋海軍合同演習)の見学に来ていた子供に「駆逐艦が最も強いんだぜ」と教える台詞がある。この映画を観るにあたって、軍艦の知識が少し必要になるかも知れない。
自分は聞いたことがあるくらいしか知らなかったので、??となった。
で、調べてみた。

軍艦とは!?
軍艦(ぐんかん warship、naval vessel)とは、戦闘力を持つ艦艇(非武装であっても補給艦や輸送艦などを含む)の総称。特に、海洋法に関する国際連合条約(国連海洋法条約)29条に定める船舶を指すことが多い。
一般に、軍艦と「戦艦(BattleShip)」は混用されることが多いが、軍事関係の専門用語としては戦艦は軍艦の一種であって、軍艦に包含されるものとされる。
すなわち、軍艦というのは海軍が使用する艦船、つまりは空母、戦艦、巡洋艦、潜水艦、揚陸艦などの総称である。
Wiki



本作で活躍するのは
 ●アメリカ海軍イージス艦 JPJ(ジョン・ポール・ジョーンズ)
 ●日本海上自衛隊イージス護衛艦 みょうこう
 ●アメリカ海軍イージス艦 サンプソン
あと一隻あるんだけど、これはネタバレになるのでここでは内緒。

イージス艦とはイージス・システムを持っている船のこと。
イージス・システムとは、艦隊に襲来する多数の対艦ミサイルを感知、迎撃するために米海軍が開発した艦隊防空システム。100以上の目標を探知・識別・追尾し、十数基のミサイルを同時に迎撃できる。このシステムを搭載した軍艦をイージス艦といい、アメリカ83隻、日本6隻、スペイン4隻、韓国2隻、ノルウェー5隻を保有しており、オーストラリアも建造中である。



BattleShip_22本作にはシェーン提督の乗る空母ロナルド・レーガンや太平洋戦争での日本の降伏調印式場となった戦艦ミズーリ(現在はパールハーバーで記念艦として保存)なども出てくる。
巨砲を搭載し、分厚い装甲で覆われた戦艦は、第二次大戦までは文字通り主力艦として君臨。しかし日本海軍による真珠湾攻撃によって、戦艦が航空機の前に無力であることが判明。海戦の主力は空母と潜水艦に取って代わられた。
これら退役していた戦艦のうち、4隻はトマホーク巡航ミサイルを搭載し、湾岸戦争(1991年)に参加した。湾岸戦争後は維持費の嵩むアイオワ級(アイオワ、ニュージャージー、ミズーリ、ウィスコンシンの4隻)は不要とされ、長い戦艦の歴史に終わりを告げた。
ミズーリは全長270.6m、排水量57,350トン。対するイージス艦JPJは全長153.8m、排水量9,094トン。トマホーク搭載艦としてなら、防空能力の優れたイージス艦の方がはるかに効率的だと考えられた。
で、最初の主人公の台詞になるわけです。
「駆逐艦が最も強いんだぜ」

ちなみに日本海上自衛隊イージス護衛艦みょうこうは実在する(知りませんでした。すみません)。
こんごう型護衛艦の3番艦。艦名は妙高山に因み、旧海軍妙高型重巡洋艦「妙高」に続き日本の艦艇としては2代目。
こんな各国の軍艦が集まり演習するリムパック(環太平洋海軍合同演習)も本当にあることだ。
(無知でした。申し訳ありません)

リムパックとは
環太平洋合同演習(Rim of the Pacific Exercise)はアメリカ海軍主催によるハワイの周辺海域で実施される海軍の軍事演習のこと。リムパック(Rimpac)とも呼ばれる。1971年から2年に1度実施されており、海上自衛隊は1980年から参加するようになった。
一番最近の演習は一昨年実施されたリムパック2010で、アメリカ、日本、韓国、カナダなど14ヵ国から、艦艇40隻、航空機170機、人員20,000名が参加した。
リムパックの当初の目的は、ソ連海空軍に対してのものだったが、最近は対テロ戦といった非対称戦や人道救援、捜索救難、大規模災害派遣なども想定されている。
戦艦ミズーリも1988年、1990年に参加した。  (映画パンフより)



※「宇宙戦艦ヤマト」の全長は265.8m、全幅34.6m、全高77.0m、排水量62,000トンとのこと。ちなみにこの艦は残念ながら実在しません。



本作『バトルシップ』の見どころは軍艦だけではない。
突如飛来してきた未確認物体と、その乗組員エイリアンもかなり凝っており、VFXを駆使した洋上バトルはもちろん『トランスフォーマー』に続けと作られたにふさわしいものとなっている。
そして本作に出てくるエイリアンは、他作に見られる「未知の生物」とは少し違う。分厚いヘルメットの奥に見える「瞳」に感情が映し出されるのだ。エイリアンに何故「人間性」を持たせたのか?このあたりも少し考えながら本作を観てみると、また違った感想になるかもしれない。


通常ならここで出演者のご案内を入れるところだが、出演者については他サイト、ブログにたっぷりあるだろうから、この記事は今は退役となり静かに眠っている戦艦に捧げることにいたします。

ではまた



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BSプレミアム4~5月 好きな映画の「勝手に放送告知」

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ついついチェックし忘れてしまうBSプレミアムの映画
今日の記事は自分の備忘録として。情報はBSプレミアム公式からです。
自分の好きな映画5作品をアップしていますが、BSプレミアムではほぼ毎日映画が放送されています。
よければチェックしてみてくださいね。

4月24日(火) 蒲田行進曲(1982)

〔製作〕角川春樹
〔プロデューサー〕佐藤雅夫、斉藤一重、小坂一雄
〔監督〕深作欣二
〔原作・脚本〕つかこうへい
〔撮影〕北坂清
〔音楽〕甲斐正人
〔出演〕風間杜夫、松坂慶子、平田満、清川虹子、蟹江敬三、原田大二郎 ほか
〔カラー/レターボックス・サイズ〕
2010年7月に急逝した劇作家つかこうへいの直木賞受賞作品を本人が脚色し、「仁義なき戦い」の深作欣二監督が映画化。花形スター、銀ちゃんの子供を妊娠した小夏と一緒になってくれと頼まれた大部屋俳優のヤス。銀ちゃんを心から尊敬する彼は、小夏との生活のため必死で仕事をこなし、やがて小夏もヤスに愛情を抱くようになるが・・・。ヤスが銀ちゃんのために決死の覚悟で挑む“階段落ち”のシーンは、必見の名場面。

4月27日(金) 泥の河(1981)

〔製作〕木村元保
〔監督〕小栗康平
〔原作〕宮本輝
〔脚本〕重森孝子
〔撮影〕安藤庄平
〔音楽〕毛利蔵人
〔出演〕田村高廣、藤田弓子、加賀まりこ、桜井稔、朝原靖貴、芦屋雁之助 ほか
〔白黒/スタンダード・サイズ〕
宮本輝の太宰治賞受賞小説を映画化、アカデミー外国語映画賞にノミネートされたほか国内でも様々な映画賞を受賞し、高い評価を得た名匠小栗康平の監督デビュー作。高度経済成長期、時代の流れから取り残された庶民の生活が、幼い子供たちのつかの間の交流を通して、きめ細やかにつづられていく。

5月8日(火) ドゥ・ザ・ライト・シング(1989)

〔製作・監督・脚本〕スパイク・リー
〔撮影〕アーネスト・ディッカーソン
〔音楽〕ビル・リー
〔出演〕スパイク・リー、ダニー・アイエロ、オシー・デイビス ほか
人種差別問題を真っ向から描き、一躍スパイク・リー監督の名を世界に知らしめた話題作。ブルックリンの黒人街に暮らす個性的な住民たちが、うだるような暑さの中でやり場のない怒りをつのらせ、やがて大きな悲劇を巻き起こすまでをリアルに映し出す。ブレイク前のサミュエル・L・ジャクソンがDJ役で出演。カンヌ映画祭パルム・ドール、アカデミー脚本賞をはじめ多くの映画賞にノミネートされた。

5月22日(火) アラバマ物語(1962)

〔製作〕アラン・J・パクラ
〔監督〕ロバート・マリガン
〔原作〕ハーパー・リー
〔脚本〕ホートン・フート
〔撮影〕ラッセル・ハーラン
〔音楽〕エルマー・バーンスタイン
〔出演〕グレゴリー・ペック、メアリー・バダム、フィリップ・アルフォード ほか
ハーパー・リーのピュリツァー賞受賞小説「ものまね鳥を殺すには」の映画化。不況の1930年代、アメリカ南部、アラバマ州の小さな町での出来事を、2人の子供の目を通して描いた社会派ドラマ。誠実で頼もしい父親であると同時に、黒人差別とたたかう勇気ある弁護士にふんしたグレゴリー・ペックがアカデミー主演男優賞に輝いたほか、脚色賞、美術・装置賞を受賞した。

5月25日(金) 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
(1963)

〔製作・監督・脚本〕スタンリー・キューブリック
〔原作・脚本〕ピーター・ジョージ
〔脚本〕テリー・サザーン
〔撮影〕ギルバート・テイラー
〔音楽〕ローリー・ジョンソン
〔出演〕ピーター・セラーズ、ジョージ・C・スコット、スターリング・ヘイドン ほか
冷戦下、正気を失ったアメリカの将軍がソ連への核攻撃を命じた。事態を収拾しようと右往左往する米国大統領や高官たちの姿を通して、核兵器に頼る社会を痛烈に風刺した、鬼才キューブリック監督の傑作コメディー。ピーター・セラーズが大統領、核攻撃の命令を受ける英国大佐、そして人類がいかにして生き残れるかを不敵な笑みで語るストレンジラブ博士の3役を見事に演じ分け、アカデミー主演男優賞にノミネートされた。




最近の邦画はあまり観ないのですが、4月に放送のある『蒲田行進曲』『泥の河』は好きな映画で、そろそろ又観たいなと思ってたところ。この時代の邦画で松本清張原作、野村芳太郎監督『鬼畜』(1978)も好きな作品です。これは録画したものを持っているのですが、奥の深い問題作でどう記事にするか考えているうちに日が過ぎていく。。でも必ず書きたい作品です。

5月22日の『アラバマ物語』の原作者ハーパー・リーは、「冷血」の作家トルーマン・カポーティの幼なじみで、カポーティの支えにもなっていた人物だと、映画『カポーティ(2005)』で知りました。カポーティが「冷血」を書き上げるのに苦心していた頃に「アラバマ物語」が出版されるというシーンが映画『カポーティ』にあって、機会があれば観てみたいと思っていたところでした。

なんか以前よりも観たい映画とうまく出会えるようになったような気がします。
これもブログを始めたおかげかな。

ではまた



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『死刑台のエレベーター』(1958) - Ascenseur pour l'échafaud -

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受話器の向こうに愛を語る、都会の孤独-

Ascenseur pour l'échafaud_02


■死刑台のエレベーター -Ascenseur pour l'échafaud-■
 1958年/フランス/92分
 監督:ルイ・マル
 脚本:ロジェ・ニミエ、ルイ・マル
 原作:ノエル・カレフ
 製作:ジャン・スイリエール
 音楽:マイルス・デイヴィス
 撮影:アンリ・ドカエ
 出演:モーリス・ロネ(ジュリアン・タベルニエ)
    ジャンヌ・モロー(フロランス・カララ)
    ジョルジュ・プージュリー(ルイ)
    ヨリ・ベルダン(ベロニク)
    リノ・ヴァンチュラ(シェリエ警部)


解説:
わずか25歳のルイ・マルがその斬新な演出技法を駆使して初めて作り上げた劇映画。徹底したドライなタッチと、即興演奏で奏でられるマイルスのモダンジャズ、モノクロ映像に封じ込まれた都会の孤独感によって描かれる完全犯罪の綻び。“ヌーヴェル・ヴァーグ”の先駆けというフレーズには、あえて眼をつぶろう。この作品の魅力は、そんな時代の呪縛からは完全に解き放たれている。
 (allcinema)

あらすじ:
Ascenseur pour l'échafaud_01ある会社に勤める男。男は兵士の時の経験を買われ、会社の社長に特殊な仕事を任されていたが、実は社長の妻と通じ愛し合っていた。
二人の生活を夢見るあまり、自殺に見せかけ社長を殺すことに成功した男。だが犯罪の証拠を残したことに気がつき、取りに戻ったビルのエレベーターに閉じ込められてしまう。
決行したのか、成功したのかもわからず約束のカフェで男を待つ女。そして男を捜し夜のパリの街をさまよい歩く-


英題 -Elevator to the Gallows-



‘je t'aime’(ジュテーム)と電話にささやく女のアップで始まる本作。
この映画はノエル・カレフのサスペンス小説を映画化したものではあるが、犯罪ものというよりも、いまでいう不倫ものというよりも、女の一途で、自己中心的な愛の深さを感じ取る作品だ。

Ascenseur pour l'échafaud_03男を探して夜の街をさまよう美しい女。
夫はかなりの権力者であり、自身も街では有名なはずだが、気にかける余裕はない。男の名前を伝え見かけなかったかを聞いて歩く女の目には、男の面影以外は何も写ってはいない。
演じたのはジャンヌ・モロー。後にヌーヴェルヴァーグの恋人と言われた。
パリのフランス国立高等演劇学校で演技を学び、1948年にデビュー。『雨のしのび逢い(1960)』でカンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞している。最近の出演作では『ぼくを葬る Le Temps qui reste (2005)』がある。


この作品にはもう一人の主役ともいうべき女が出てくる。
Ascenseur pour l'échafaud_04窃盗などを常習とするやくざな彼氏とこの女の行動が、この作品を恋愛犯罪ものから強いサスペンス性のある作品へと変えている。
全てが終わった後に彼女がとった行動は、純愛の名の下の自己中心的なものであり、男はやすやすとその術に嵌められ胎児のようにまるまり彼女の胸で眠りにつく。
少女のようなあどけなさが残る花屋の店員。もう少女ではない。


Ascenseur pour l'échafaud_05小さなほころびから切り込んで、2人の女と2人の男を破滅へと導く殺人課刑事。
リノ・ヴァンチュラ
イタリア・パルマ出身。ヨーロッパチャンピオンにまでなったレスリングを怪我で断念。ジャン・ギャバン主演の『現金に手を出すな(1954)』で映画デビュー。フィルム・ノワールやギャング映画に多く出演し、1980年代まで活躍した。
■主な出演作品
現金に手を出すな Touchez pas au grisbi (1954)
死刑台のエレベーター Ascenseur pour l'échafaud (1958)
モンパルナスの灯 Les Amants de Montparnasse (Montparnasse 19) (1958)
情報(ネタ)は俺が貰った Le Gorille vous salue bien (1958)
自殺への契約書 Marie-Octobre (1959)
飾り窓の女 La Ragazza in vetrina (1960)
フランス式十戒 Le Diable et les dix commandements (1962)
女王陛下のダイナマイト Ne nous fâchons pas (1966)
冒険者たち Les Aventuriers (1967)
影の軍隊 L'Armée des ombres (1969)
シシリアン Le Clan des Siciliens (1969)
ラムの大通り Boulevard du rhum (1971)
バラキ The Valachi Papers (1972)
ローマに散る Cadaveri eccellenti (1976)



監督はルイ・マル Louis Malle
富豪の家に生まれ、中学生の頃から映画に興味を抱き51年に映画高等研究所に入学。その後、ジャック=イヴ・クストー監督の「沈黙の世界」の撮影に参加後、助監督などを経て57年に「死刑台のエレベーター」で監督デビュー。翌年の「恋人たち」も大ヒットを記録した。以後、カルト的人気を誇る「地下鉄のザジ」や「パリの大泥棒」、「鬼火」などを経て、76年にアメリカに渡って「プリティ・ベビー」を監督。87年にフランスへ戻り、「さよなら子供たち」を撮った。95年、ガンのために死亡。(allcinema)


有名な監督だが、作品はほとんど観たことが無かった。
■主な作品
死刑台のエレベーター -Ascenseur pour l'échafaud (1957)
恋人たち - Les Amants (1958)*ヴェネツィア国際映画祭サン・マルコ銀獅子賞
地下鉄のザジ -Zazie dans le métro (1960)
私生活 -Vie privée (1962) 
鬼火 -Le Feu follet (1963)*ヴェネツィア国際映画祭審査員賞、イタリア批評家賞
ビバ!マリア -Viva Maria! (1965)
パリの大泥棒 -Le Voleur (1966)
世にも怪奇な物語 -Histoires extraordinaires (1967)*第2話のみ
好奇心 -Le Souffle au coeur (1971)
ルシアンの青春 -Lacombe Lucien (1973)*英国アカデミー賞作品賞
ブラック・ムーン -Black Moon (1975)
プリティ・ベビー -Pretty Baby (1978)*カンヌ国際映画祭高等技術賞
アトランティック・シティ -Atlantic City (1980)*ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞他
アラモベイ -Alamo Bay (1985)
さよなら子供たち -Au revoir, les enfants (1987)*ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞、セザール賞作品賞他
五月のミル -Milou en mai (1989)
ダメージ -Damage (1992)
42丁目のワーニャ -Vanya on 42nd Street (1994)


音楽マイルス・デイヴィス
本作に使われたのは彼の即興演奏で、映画のラッシュに合わせて制作されたもの。
夜の街をさまよう女の声なき悲鳴が、ジャズトランペットに乗せて旋律となり流れてくる。
Miles_Davis
原典:selbst fotgrafiert
アルバム『カインド・オブ・ブルー』『ビッチェズ・ブリュー』などで知られる、モダン・ジャズの“帝王”。
1926年、イリノイ州アルトン生まれ。比較的裕福な家で育ち、10代の頃からトランペットに興味を持ち演奏練習をしていた。高校時代に地元ではジャズバンドを結成、セントルイスでは大人とのバンドで活躍していた。18歳の頃、チャーリー・パーカーと共演。ニューヨークで活動後、1957年にパリに渡り、現地のジャズメンと共に『死刑台のエレベーター』に参加している。





歳を取ることに恐怖を感じ始めた美しい女。
若さにあふれ、何も恐れない少女のような女。
彼女たちがその愛を確かめるために巻き込んでしまった3人の男の人生。
たとえその実体が無くなろうと、写真に封じ込めた美しい自分と愛する男。それで満足する女が怖い。

愛している。絶対離さない。あなたは私のもの。絶対離れない。
と女はささやく。-そしてそそのかす。
女は愛をささやき、男は命で応える。そんな作品でした。

ではまた

Ascenseur pour l'échafaud_07

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 映画『死刑台のエレベーター』予告編

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『“アイデンティティー”』(2003) - Identity -

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ここに集まったのではない。 ここに集められたのだ。



■“アイデンティティー” -Identity -■ 2003年/アメリカ/90分
 監督:ジェームズ・マンゴールド
 脚本:マイケル・クーニー
 製作:キャシー・コンラッド
 製作総指揮:スチュアート・ベッサー
 音楽:アラン・シルヴェストリ
 撮影:フェドン・パパマイケル
 出演:ジョン・キューザック(エド)
    アマンダ・ピート(パリス)
    ジョン・ホークス(ライリー)
    ジョン・C・マッギンリー(ジョージ・ヨーク)
    レイラ・ケンズル(アリス・ヨーク)
    ブレット・ローア(ティミー・ヨーク)
    レベッカ・デモーネイ(カロライン)
    ウィリアム・リー・スロット(ルー)
    クレア・デュヴァル(ジニー)
    レイ・リオッタ(ロード)
    ジェイク・ビジー(ロバート・メイン)
    アルフレッド・モリーナ(マリック医師)
    プルイット・テイラー・ヴィンス(マルコム・リバース)


解説:
嵐の夜、一軒のモーテルで身動きのとれない11人の男女が一人ずつ謎の死を遂げていく恐怖をミステリアスに描いたサイコ・スリラー。監督は「17歳のカルテ」「ニューヨークの恋人」のジェームズ・マンゴールド。巧みなストーリー展開と驚きの結末が評判となり全米でスマッシュ・ヒットを記録した。
(allcinema)

あらすじ:
identity_02雷鳴とどろくひどい嵐の夜。洪水により道路が寸断され、行き場の無くなった10人の男女が寂れたモーテルにたどり着いた。電話は通じず、10人には連続殺人を犯した護送途中の囚人も含まれ、モーテルに不穏な空気が漂う。
そんな中、10人のうちの1人である女優の惨殺死体が発見され、モーテルは一気にパニックに陥る。犯人は自分達の1人なのか?それとも外部の何者かなのか?
囚人が逃げたことを知り、それを追う護送警官と、元警官。
-そして第二の殺人が起きた



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『ワンス・アンド・フォーエバー』(2002) - We Were Soldiers -

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戦いが、奪えないもの。真実の物語は決して彼らをヒーローにしなかった。

We Were Soldiers_07


■ワンス・アンド・フォーエバー -We Were Soldiers-■ 2002年/アメリカ/138分
 監督   :ランダル・ウォレス
 脚本   :ランダル・ウォレス
 製作   :ランダル・ウォレス、ブルース・デイヴィ他
 製作総指揮:ジム・レムリー、アーン・L・シュミット
 音楽   :ニック・グレニー・スミス
 撮影   :ディーン・セムラー
 出演   :メル・ギブソン(ハル・ムーア中佐)
       バリー・ペッパー(ジョー・ギャロウェイ)
       マデリーン・ストウ(ジュリー・ムーア)
       サム・エリオット(ベイジル・プラムリー上級曹長)
       グレッグ・キニア(ブルース・クランドール少佐)
       クリス・クライン(ジャック・ゲイガン少尉)
       ライアン・ハースト(サヴェージ3等軍曹)
       マーク・ブルカス(ヘリック少尉)
       ドン・ズオン(アン中佐)

解説:
ベトナム戦争の初期、アメリカ軍が本格的に介入して最初に北ベトナムと交戦し、壮絶を極めたイア・ドランの3日間の戦いを描いた戦争ドラマ。主演は「ブレイブ・ハート」のメル・ギブソン。実際にこの戦いに参加したハル・ムーアとUPIの戦場カメラマンとしてその場に立ち会ったジョー・ギャロウェイ、二人の共著によるベストセラー・ノンフィクションの映画化。
 (allcinemaより)

あらすじ:
We Were Soldiers_021965年11月14日。南ベトナムの中央高地、イア・ドラン渓谷。
大隊長ハル・ムーア中佐率いる第7騎兵連隊第1大隊はこの渓谷に降り立った。総勢約450名。待ち構えていた北ベトナムのベトナム人民軍は、迷路のように張り巡らされた山中トンネルに基地を置き、その数約4,000名。
戦闘開始早々、窮地に陥るアメリカ軍。そこへUPIの戦地特派員ジョー・ギャロウェイが前線にやってくる-




長き泥沼と言われたベトナム戦争序盤の「イア・ドラン渓谷の戦い」を描いた作品。
原作はこの戦いを率いたハル・ムーアと、前線で取材したジョー・ギャロウェイである。

We Were Soldiers_03ベトナム戦争を描いた数多くの他作品とは違い、北ベトナム正規軍とアメリカ軍最初の戦いといえる「イア・ドラン渓谷の戦い」を扱っているため、舞台となる戦場と敵であるベトナム人民軍の様子が他作品に比べちょっと違う。
ジャングルに神出鬼没のベトコンゲリラ的攻撃というより、イーストウッド監督作品『硫黄島からの手紙(2006)』の日本軍をイメージさせる。
これには理由があり、物量に勝る大国相手には正面的な衝突では勝てないと悟った北ベトナム軍は、この戦い以降、主にゲリラ戦を戦術として取るようになったから、というものである。

物語は、この熾烈極まる戦いの兵士達、前線でその全てを目撃するフォトジャーナリスト、家を守り、兵士の帰りを待つ家族の毎日と平行して、アメリカにとっては敵側であるベトナム側の兵士、家族の視点にもたち、この戦争の表と裏を描写する。

監督 ランダル・ウォレス
アメリカ合衆国の映画監督、映画プロデューサー、脚本家。
史実、実話に基づいた作品が多い。
■主な作品
 ・ブレイブハート Braveheart (1995年) 脚本
 ・ダークエンジェル/暗黒の殺人連鎖 Dark Angel (2006年) ストーリー原案
 ・仮面の男 The Man in the Iron Mask (1998年) 脚本・監督・製作
 ・パール・ハーバー Pearl Harbor (2001年) 製作総指揮・脚本
 ・ワンス・アンド・フォーエバー We Were Soldiers (2002年) 監督・脚本・製作
 ・セクレタリアト/奇跡のサラブレッド Secretariat (2010年) 監督
 



メル・ギブソン(ハル・ムーア中佐)
We Were Soldiers_14ニューヨーク州ピークスキル生まれの映画俳優、映画監督、脚本家、映画プロデューサー。1968年に家族でオーストラリアに移住。
1979年にアクション映画『マッドマックス』の主役でスターの座をつかんだ。オーストラリア映画で活躍した後、1982年にアメリカ映画初出演。『リーサル・ウェポン(1982)』シリーズなどで人気を確たるものにした。
本作『ワンス・アンド・フォーエバー』が公開された同じ2002年に『サイン』も公開されている。
多数の出演作以外にも監督作として『ブレイブハート』(1995/アカデミー監督賞受賞)、『パッション(2004)』、『アポカリプト(2006)』がある。

バリー・ペッパー(ジョー・ギャロウェイ)
We Were Soldiers_13プライベート・ライアン(1998)』の狙撃兵・ジャクソン二等兵でよく知られている。
1996年に映画デビュー。ビリー・クリスタルが監督した『61*』(2001年)でエミー賞主演男優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門)とゴールデングローブ賞男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)にノミネートされた。
最近では『トゥルー・グリット(2010)』『ケネディ家の人びと(2011)』などに出演している。1970年生まれ。




ベトナム戦争。
遠い地、ベトナムで起きたアメリカ合衆国と北ベトナムの戦争(1960~1975年)。
日本人である私たちには関係のない、余所の国のお話か?実はそうではなかった-

ベトナム戦争とは
インドシナ戦争後に南北に分裂したベトナムで発生した戦争。
ベトナム戦争は第一次インドシナ戦争の延長上にあるため第二次インドシナ戦争とも言われる。宣戦布告なき戦争である。
この戦争はアメリカを盟主とする資本主義陣営とソビエト連邦を盟主とする共産主義陣営との対立(冷戦)を背景とした「代理戦争」であった。ホー・チ・ミンの率いるベトナム民主共和国(北ベトナム)側は、ベトナム共和国(南ベトナム)をアメリカ合衆国の傀儡国家と規定し、ベトナム人によるベトナム統一国家の建国を求めるナショナリズムに基づく植民地解放戦争であるとしていた。
第一次インドシナ戦争終結後も、北ベトナムが支援する南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)が南ベトナムで反政府活動を続けたため、アメリカのドワイト・D・アイゼンハワー政権は少数のアメリカ軍人からなる「軍事顧問団」を南ベトナムに派遣した。ジョン・F・ケネディ大統領は軍事顧問団の規模を増大させた。リンドン・ジョンソン大統領は大規模なアメリカ軍を送ってベトナム戦争に積極的に介入した。
しかし長く続くベトナム戦争をめぐってアメリカ国内では大規模な反戦活動が発生し社会に大きな影響を与えた。1973年のパリ協定を経てリチャード・ニクソン大統領は派遣したアメリカ軍を撤退させた。その後も北ベトナム・ベトコンと南ベトナムとの戦闘は続き、1975年4月30日のサイゴン陥落によってベトナム戦争は終戦した。
Wiki:ベトナム戦争



We Were Soldiers_12こじれた独立交渉から勃発した第一次インドシナ戦争(1946~1954年)。
この戦争はフランスからの独立をめぐってホー・チ・ミン率いる北ベトナム(ベトミン軍:ベトナム独立同盟会)とフランス軍が戦う。
全面衝突は1946年12月19日。第二次世界大戦終結の翌年である。
この戦争にも他国がそれぞれの立場で援助という名の下に介入。アメリカはフランスに軍事援助した。


一方、ベトミン軍への日本人志願兵も存在している。
日本人志願兵は約600名に上るとされており、陸軍第34独立混成旅団参謀の井川省少佐を始めとする高級将校から兵卒にいたるまでの多くの志願兵が独立運動に参加していた。日本人志願兵はベトミンに軍事訓練を施したり、作戦指導を行っていた。ベトナム初の士官学校であるクァンガイ陸軍中学の教官・助教官全員と医務官は日本人であった。30名を上回る日本人がベトナム政府から勲章や徽章を授与されていることが確認されている。


敗戦後、どうして海外に日本兵が?
実はそこには、第二次世界大戦の終結に伴う現地除隊のちも祖国へ復員せずに現地に残留した旧日本軍の将兵「残留日本兵」の存在があったのだ。

残留日本兵
日本軍の兵士としてアジア太平洋諸国に駐留したものの、1945年8月の終戦により現地で武装解除、除隊処分とされたが、連合国軍の占領下におかれた日本に戻らず、内戦状態に陥った中華民国や、再びヨーロッパ諸国やアメリカなどの植民地支配下に戻されたこれらの地に残留した、もしくは残留を余儀なくされた将兵が多数存在した。



それら残留日本兵の一部が、ベトナム初の士官学校であるクァンガイ陸軍中学の教官、助教官、医務官となり北ベトナムを支援した。そして10数年後、アメリカは、この学校を卒業した士官達が指揮する北ベトナム軍と戦うことになる。その初の戦場が「イア・ドラン渓谷」なのである。

■主な残留日本兵
小野田寛郎(陸軍少尉、陸軍中野学校出身。1974年までフィリピンルバング島で任務遂行)
井川省  (陸軍少佐、ベトナム独立戦争で戦死)
石井卓雄 (陸軍少佐、クァンガイ軍政学校、トイホア陸軍士官学校教官、ベトナム独立戦争で戦死)
林弥一郎 (陸軍少佐、東北民主連軍航空学校で中国共産党空軍創立に寄与。日中友好会会長。1956年帰国)
中原光信 (陸軍少尉、ベトナム独立戦争志願、クァンガイ陸軍士官学校教官。日越貿易会会長)
谷本喜久男(陸軍少尉、陸軍中野学校出身。ベトナム独立戦争志願、クァンガイ陸軍士官学校教官。 1954年帰国)
日向勝  (陸軍少尉、中国共産党軍将校として国共内戦参加。参謀、大隊長、砲兵学校教官等。 1958年帰国)
横井庄一 (1972年までグアム島に潜伏)
上野石之助(樺太残留)
石田東四郎(中国残留。1993年帰国)
中村輝夫 (高砂義勇隊一等兵。1974年までインドネシアモロタイ島に潜伏)





戦争映画を観ると、何か心がざわつき色々と考えるものだ。
だがそれはあくまでも、自宅のテレビの前で考えているに過ぎない。
‘戦争は悲惨だ’‘二度と起こしてはならない’と言いながら、今日も世界のどこかで戦いは起きている。
あなたの食べているもの、着ているもの。それはどこで作られたものですか?
無くてはならない石油。それはどこで産出されているものですか?
戦争は決して余所の遠いところで起こっているものではない。
日本の立場は昔も今も変わらない。          なんて、ちょっと書いてみる。

ではまた



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『バンド・オブ・ブラザース』(HBO 2001) 全話無料IMAGICA BS放送告知

Posted by momorex on   0  0

先日の記事『ワンス・アンド・フォーエバー』つながりで、今日はIMAGICA BSで無料放送される『バンド・オブ・ブラザース』のご紹介を。

Band of Brothers_00


■バンド・オブ・ブラザース -Band of Brothers-■
2001年/アメリカ/全10話
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、トム・ハンクス、スティーヴン・アンブローズ
原作:スティーヴン・アンブローズ「バンド・オブ・ブラザース」
出演:
“ディック”リチャード・ウィンターズ少佐(ダミアン・ルイス)
ルイス・ニクソン大尉(ロン・リビングストン)
カーウッド・リプトン少尉(ドニー・ウォルバーグ)
“ビル”ウィリアム・ガルニア軍曹(フランク・ジョン・ヒューズ)
“ドン”ドナルド・マラーキー軍曹(スコット・グライムス)
“バック”リン・コンプトン中尉(ニール・マクドノー)
ロナルド・スピアーズ大尉(マシュー・セトル)
“ブル”デンバー・ランドルマン軍曹(マイケル・ガドリッツ)
フランク・ペルコンテ軍曹(ジェームズ・マディオ)
ジョージ・ラズ軍曹(リック・ゴメス)
ジョセフ・リーブゴット伍長(ロス・マッコール)
“ケニヨン”デビッド・ウェブスター一等兵(イーオン・ベイリー)
“ジョー”ジョセフ・トイ伍長(カーク・アセベド)
ドナルド・フーブラ伍長(ピーター・マッケイブ)
フロイド・タルバート一等軍曹(マシュー・リーチ)
アルバート・ブライス二等兵(マーク・ウォレン)
ハーバート・ソベル大尉(デヴィッド・シュワイマー)

解説:
第2次大戦のヨーロッパ戦史に、新たな1ページを記した戦争ドラマ『バンド・オブ・ブラザース』。スティーヴン・アンブローズの同名ノンフィクション小説を基に、新しい角度からより深く激しく戦争と人間を語り直し、2001年度ゴールデン・グローブ賞に輝いた超大作である。
物語は1942~45年の3年間に渡る。米陸軍101空挺師団第506パラシュート歩兵連隊のエリート「E中隊」の激闘を、製作費1億2000万ドルを注いで徹底的に再現。全10話・10時間余りという桁はずれのスケールで、戦争の真実をつぶさに描写している。特筆すべきは、従来の戦争映画にあるような情感を排した演出。トム・ハンクスが「真実の重みを伝えたかった」と語る通り、史実に基づく「戦闘シーン」と兵士たち個々の「人間模様」を両輪にエピソードが構成され、冷徹に、詳細に、戦争の現実を突きつけてくる。
 (WOWOWより)

あらすじ:
Band of Brothers_031944年6月6日に決行されたノルマンディ上陸作戦。この作戦に海からではなく、空から参加した米陸軍101空挺師団所属、第506パラシュート歩兵連隊「E中隊(Easy Company)」。
これは、彼らが作戦参加のための猛訓練を耐え、実際のパラシュート降下、その後の熾烈な戦闘につぐ戦闘、それを越えてのドイツ降伏までを体験した3年間の物語である。





WOWOWで初めて放送されたのは、確か2002年夏。
以後もCSで放送されたり、DVDにもなったので、映画、特に戦争物が好きな方などはすでにご覧になられた方も多いと思う。IMAGICAでも1~2年ほど前に放送済みだが、今回ハイビジョンで、それもGWに無料で放送してくれるということなので、ぜひ未見の方にも観て頂きたいと思い記事を書いています。

全10話約10時間という長い物語のうえ、たくさんの登場人物が出てくる。
でも1話1話とても丁寧に作られており、基本的に1話ごとに1~2人のメインキャストが決められ、その話が主軸になっているので、分かりやすくはなっている。が、、自分は1回観ただけでは、メイン以外のキャストの顔がなかなか覚えられなくて、結果何回も観るはめに。
これが俗に言うBOB(Band of Brothers)症候群です(あ、、、冗談です)

では予習を兼ねて少しお勉強を。
ノルマンディ上陸作戦を扱った比較的最近の映画にスティーヴン・スピルバーグ監督、主演トム・ハンクスの『プライベート・ライアン Saving Private Ryan(1998)』がある。この作品は海側からの上陸を描いたもので、その上陸時の戦闘の恐ろしいほどのリアルさが有名だ。

しかし彼ら(スピルバーグとトム・ハンクス)は、満足できなかった。
この戦いをもっと掘り下げ、第二次大戦のヒーローたちに関して語るべき物語を映像にしたい、ということでスティーヴン・アンブローズ「バンド・オブ・ブラザース」を選ぶ。2人は、真実を語るには映画の尺では短すぎると判断。10時間にも及ぶドラマシリーズを構想し、米国の大手ケーブルテレビ会社HBOと共同製作することに決めた。
こうして、TV史上空前の超大作ドラマ『バンド・オブ・ブラザース』が完成した。

では、この史上最大の作戦といわれる
ノルマンディ上陸作戦とは
第二次世界大戦中の1944年6月6日に行われたオーバーロード(大君主)作戦を指す(Operation Overlord)。ナチス・ドイツによって占領された西ヨーロッパへの侵攻作戦。最終的に、300万人近い兵員がドーバー海峡を渡ってフランス・コタンタン半島のノルマンディーに上陸した。史上最大の上陸作戦であり、その後これを超える規模の上陸作戦は行われていない。
Band of Brothers_08本作戦は夜間の落下傘部隊の降下から始まり、続いて上陸予定地への空襲と艦砲射撃、早朝からの上陸用舟艇による敵前上陸が行われた。上陸作戦に続くノルマンディー地方の制圧にはドイツ軍の必死の抵抗により2ヶ月以上要した。
ノルマンディー上陸作戦は今日まで第二次世界大戦中の最もよく知られる戦いの一つとして数えられる。「D-DAY(Day of Days)」は作戦決行日を表し、現在では作戦開始当日の1944年6月6日を意味する用語として使われる。

作戦参加国はイギリス、アメリカ、フランス、カナダ、ポーランド、ノルウェー、オーストラリア、ニュージーランド。計画立案のプロセスは連合軍総司令部のスタッフによって1943年の1月に始められた。
Band of Brothers_09一方、ドイツ軍は諜報活動により上陸作戦の存在を当然知っており、実際の上陸地点を知るため盛んに諜報活動を行っていたが、うまく情報はとれず、カレーが上陸地点であると考えるようになっていた。
ドーバー海峡付近の激しい暴風雨により1日延期され、6月6日決行。
ドイツ軍はこの悪天候が9日まで回復しないであろうと予想し、連合軍の上陸はないと判定したため幹部の休暇要請を許可している。その後「48時間以内に上陸開始」との暗号を受け警報を発するも、ドイツ軍各部隊は表立った対応をとらず、警戒態勢をとったのはカレー方面に展開した第15軍のみであった。

上陸の実際
■空挺部隊
海側からの上陸開始に先立ち、午前0時過ぎよりイギリス第6空挺師団(4255名)、アメリカ第82、第101空挺師団がノルマンディー一帯に降下。どの部隊も降下そのものが困難を極め、降下できた兵士も広い範囲に散らばってしまった。第101空挺師団のうち24時間後集合できたのは3000名だけだった。
■上陸部隊
1944年6月6日午前6時30分、5つの管区で一斉に上陸開始。ドイツ軍の防衛態度の意見の混乱から、オマハ以外では犠牲を少数にとどめ上陸を果たした。
 ・ソード・ビーチ  イギリス第3歩兵師団他フランス(28,845人)
 ・ジュノー・ビーチ カナダ第3歩兵師団(15,000人)
 ・ゴールド・ビーチ イギリス第50歩兵師団、第8機甲旅団と第2機甲旅団(計24,970人)
 ・オマハ・ビーチ  アメリカ第1歩兵師団、第29歩兵師団(34,000人)
 ・ユタ・ビーチ   アメリカ第4歩兵師団(32,000人)

Wikiより



ドイツ軍を挟み撃ちにするため、ユタビーチに向かったE中隊。困難を極めた敵のまっただ中への降下から、散り散りになった部隊を集め、目的地を目指すリアルな場面は目を離せない。
またこの物語に登場する主立った兵士達は、そのほとんどが実在の人物で実名が使われている。
各話の最初に実際の当人達が、当時を振り返って語る場面も見逃せない。どの人が誰なのかは、10話の最後に明かされる。

IMAGICA BS『バンド・オブ・ブラザース』の放送日
 5月4日(金)16:00~20:45 第1話~4話
 5月5日(土)17:00~21:00 第5話~7話
 5月6日(日)17:00~21:00 第8話~10話


■各話あらすじとブログ内記事リンク
放送告知 (この記事)ノルマンディ上陸作戦概要
第1話翼のために
 -Currahee
1944年6月4日、ノルマンディ上陸作戦決行直前。
E中隊のウィンターズ中尉は2年前の夏、ジョージア州トコア基地での訓練の日々を思い返していた。
第2話ノルマンディ降下作戦
 -Day of Days
1944年6月5日、ノルマンディ上陸作戦決行前夜。激しい対空砲火の中、E中隊はパラシュートでドイツ軍占領下のノルマンディに降り立つ。だが部隊は散り散りになり、目的地に向かうにも困難が立ちはだかる。
第3話カランタン攻略
 -Carentan
上陸作戦決行日から6日後、E中隊はカランタンの町に入る。ドイツ軍の精鋭部隊が防衛するカランタンでは激しい市街戦が行われる。
第4話補充兵
 -Replacements
1944年9月、E中隊に新参の補充兵たちが配属され、オランダにパラシュートで降下する「マーケット・ガーデン作戦」が展開される。
第5話岐路
 -Crossroads
1944 年10月、ウィンターズ中尉は膠着状態となっていたオランダの運河で危険な任務を遂行した後、第2連隊の幕僚に昇進する。休暇をとりパリを訪れたウィンターズだったが-。
第6話衛生兵
 -Bastogne
1944年12月、ベルギーの町・バストーニュで第101空挺師団がドイツ軍に完全包囲される一方で、E中隊は町の近郊にある森で塹壕を掘って布陣を張った。しかし深い雪と厳寒に苦しめられ、食料や弾薬、冬装備、医療品が不足する-。
第7話雪原の死闘
 -The Breaking Point
1945年1月2日、ベルギーのバストーニュでドイツ軍の度重なる攻撃に耐えたE中隊はついに反撃を開始し、フォイ村の攻略を命じられる。フォイ村までの雪原を進攻し始めたE中隊だったが-。
第8話捕虜を捉えろ
 -The Patrol
1945年2月、E中隊はドイツ国境に近いアルザス地方の町・ハーゲナウに入った。負傷して前線を離れていたウェブスターが隊に復帰したが、仲間の反応は冷ややか。そんな中、ライン川を渡りドイツ軍の捕虜を捕らえるよう命令を受ける。
第9話なぜ戦うのか
 -Why We Fight
1945年4月、E中隊は国境を越えてついにドイツ領内に侵攻した。ドイツ軍の抵抗はほとんどなく、さらにルーズベルト大統領死去の報せが連隊に届く。そんな中、パトロール中の兵士が強制収容所を発見する。
第10話戦いの後で
 -Points
1945年7月、E中隊はドイツのバイエルン地方にあるヒトラーの山荘「イーグルズ・ネスト」を占拠することに成功。ウィンターズはドイツ軍が降伏したことを知らされる。



3月は『ヘル・レイザー』、4月は『ピクニックatハンギング・ロック』をこのブログで特集したので、5月はこれにしようかな・・・。でも大変そう

ではまた

2013/8/7『バンド・オブ・ブラザース』待望コンプリート・ボックスがリリース決定

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