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momoな毎日

古いカルト映画から最新アクション、海外ドラマまでいろいろレビューしています。好物はオカルト、サイコ、殺人鬼、吸血鬼、廃病院、エイリアン、人魚、ローマ時代などなど。結果的にホラーものが増殖中。

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『ウォーム・ボディーズ』(2013) - Warm Bodies -

Posted by momorex on   6  2

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人間とゾンビが敵対する中、人間の女の子に恋してしまったゾンビ青年物語。遠目のポスターを見て、またあの吸血鬼青年が(同じような映画に)出てるのか?と思っていたら、違ってた でも相手の女の子はちょっと似てるんだよねー。いつもの管理人には似合わないロマンスものレビュー。実は「ロミオ+ジュリエット」大好き。

Warm Bodies_02■ウォーム・ボディーズ - Warm Bodies -■
 2013年/アメリカ/97分
 監督:ジョナサン・レヴィン
 脚本:ジョナサン・レヴィン
 原作:アイザック・マリオン
   「ウォーム・ボディーズ ゾンビRの物語」
 製作:デヴィッド・ホバーマン 他
 製作総指揮:ニコラス・スターン 他
 撮影:ハビエル・アギーレサロベ
 音楽:マルコ・ベルトラミ 他
 出演:ニコラス・ホルト(R)
    テリーサ・パーマー(ジュリー)
    ロブ・コードリー(M)
    デイヴ・フランコ(ペリー)
    アナリー・ティプトン(ノラ)
    ジョン・マルコヴィッチ(グリジオ大佐)

解説:
 「マンディ・レイン 血まみれ金髪女子高生」「50/50 フィフティ・フィフティ」のジョナサン・レヴィン監督が人気YA小説『ウォーム・ボディーズ ゾンビRの物語』を映画化し、全米で予想を超えるスマッシュ・ヒットとなった青春ゾンビ・ラブコメディ。人間の女の子に恋した純情ゾンビ青年の一途で不器用な禁断の恋の行方を、ユーモラスかつハートウォーミングに綴る。主演は「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」「ジャックと天空の巨人」のニコラス・ホルト。ヒロインには「明日、君がいない」「アイ・アム・ナンバー4」のテリーサ・パーマー。共演にロブ・コードリー、ジョン・マルコヴィッチ。
(allcinema)

あらすじ:
近未来。街にはゾンビがあふれ、わずかに生き残った人間は高い壁を築いた砦の中で暮らしていた。ある日、物資調達のために砦の外に出た若い人間チームがゾンビの集団に襲われる。そのゾンビの一人、青年“R”は人間チームの一人の女の子ジュリーに思いもよらず心をときめかせてしまう ―


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『トゥルー・ロマンス』(1993) - True Romance -

Posted by momorex on   2  1

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出会うべくして出会った男女。二人には計算も駆け引きもなく、お互いを命をかけて守りあう。それは自然に出る当たり前の行動で、そこには謝罪も要求も存在しない。自然の愛―。ラブストーリー物はあまり観ない自分だけれど、そんな中でも一番好きな作品。

True Romance_07■トゥルー・ロマンス - True Romance -■
 1993年/アメリカ/121分
 監督:トニー・スコット
 脚本:クエンティン・タランティーノ
 製作:サミュエル・ハディダ 他
 製作総指揮:ジェームズ・G・ロビンソン 他
 撮影:ジェフリー・L・キンボール
 音楽:ハンス・ジマー

出演:クリスチャン・スレーター(クラレンス・ウォリー)
   パトリシア・アークエット(アラバマ)
   デニス・ホッパー(クリフォード・ウォリー)
   クリストファー・ウォーケン(ココッティ)
   ジェームズ・ガンドルフィーニ(ヴァージル)
   ゲイリー・オールドマン(ドレクセル)
   サミュエル・L・ジャクソン(ビッグ・ドン)
   マイケル・ラパポート(ディック・リッチー)
   ブラッド・ピット(フロイド)
   ソウル・ルビネック(ドノウィッツ)
   ブロンソン・ピンチョット(エリオット)
   トム・サイズモア(刑事コーディ)
   クリス・ペン(刑事ニッキー)
   ヴァル・キルマー(助言者エルビス)

解説:
クエンティン・タランティーノ脚本によるアクション・バイオレンス。極限状態の中で生きる若い二人が織り成す愛と逃避行をシャープに描く。ストレートな表現により、目まぐるしく展開するストーリーに、息つく間もない極上のスピード感。アークエット演じるキレたヒロイン。ギリギリで生きる若者を演じたスレイター。ホッパー、キルマー、ピット、ウォーケンなど、主役級の個性派達の繰り広げる攻防。全編がパワーに溢れ、見どころは満載である。


あらすじ:
ビデオショップに働く青年クラレンスは、ある日の誕生日、店長の差し向けたコールガール、アラバマと出会う。互いに一目で恋に落ちた二人はさっそく結婚。彼女の元ヒモの所に出向いたクラレンスだが、そこでヒモの男に殺されかけ、逆に男を殺害。しかも彼女の衣装ケースと思って奪ってきたカバンには大量のコカインが-
 (allcinema)


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『ベルフラワー』(2011) - Bellflower -

Posted by momorex on   0  0

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何にも縛られない未来ある普通の若者たち。自由を手にしていながら、全てが破壊された未来を妄想し、火炎放射器でなおも全てを焼き尽くしたいと願う矛盾。「自由」であるということは「責任を持つ」ことと表裏一体だ。彼らの一人ウッドローは自由を捨て「恋=束縛」の世界に身を置いたが、それは長く続かなかった-

Bellflower_02■ベルフラワー - Bellflower -■ 2011年/アメリカ/107分
 監督 :エヴァン・グローデル
 脚本 :エヴァン・グローデル
 製作 :エヴァン・グローデル、ヴィンセント・グラショー
 撮影 :ジョエル・ホッジ
 音楽 :ジョナサン・キーヴィル
 出演 :エヴァン・グローデル(ウッドロー)
     ジェシー・ワイズマン(ミリー)
     タイラー・ドーソン (エイデン)
     レベッカ・ブランデス(コートニー)
     ヴィンセント・グラショー(マイク)
解説:
若手映画人の登竜門サンダンス映画祭など、世界中の映画祭で大反響を呼んだ話題作。監督・脚本・主演・製作・編集のE・グローデルは1980年生まれの新鋭で、自身の失恋体験を本作の下敷きにしたという。彼と仲間たちは少ない財産をすべて注ぎ、登場する火炎放射器付き改造車も監督と仲間たちが実際に製作。とはいえ、でき上がった作品はバイオレンスやアクションといった見せ場は控えめで、むしろ失恋して絶望していく主人公の気持ちに迫るもの。そこが同様の経験を持つ世界中の男性観客の共感を呼んだのだろう。
 (WOWOW)

あらすじ:
幼馴染みのウッドローとエイデンは「マッドマックス2」の悪役ヒューマンガスに憧れ、火炎放射器制作や車の改造に日々過ごしている。そんなある日、バーで出会ったミリーと恋に落ちたウッドロー。激しく燃えるような恋に身を投じた2人だったが、ミリーの浮気現場を目撃してしまったウッドローは、家を飛び出し事故に遭ってしまう-



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『パーフェクト・センス』(2011) - Perfect Sense -

Posted by momorex on   4  1

人間の五感が次第に消えて、透明な世界になった時
二人に残されたものは、なんだったのだろう


Perfect Sense_00


■パーフェクト・センス - Perfect Sense -■
2011年/イギリス/93分
監督:デヴィッド・マッケンジー
脚本:キム・フップス・オーカソン
製作:マルテ・グルナート、ジリアン・バーリー
製作総指揮:デヴィッド・マッケンジー、キャロル・シェリダン他
撮影:ジャイルズ・ナットジェンズ
音楽:マックス・リヒター

出演:
ユアン・マクレガー(マイケル)
エヴァ・グリーン(スーザン)
コニー・ニールセン(ジェニー)
スティーヴン・ディレイン(サミュエル)
ユエン・ブレムナー(ジェームズ)
デニス・ローソン(ボス)

解説:
「猟人日記」のD・マッケンジー監督が放つ異色のヒューマン・ラブストーリー。五感がひとつずつ失われていく治療不能の奇病《SOS》が蔓延する世界で、運命に導かれるように出会った料理人の主人公と感染症学者のヒロインの恋を描く。
  (WOWOW)

あらすじ:
Perfect Sense_12ある街角で出会ったマイケルとスーザン。ほどなく恋に落ちた二人だったが、ちょうどその時、世界のあらゆる都市で「嗅覚」を失うという病気が発生。一時的なものかと思われたが、徐々に世界中に蔓延、新たな感染症《SOS》と名付けられる。例外なく二人も嗅覚を消失。しかし《SOS》は次なる段階に進み、人類は「味覚」を失いつつあった-





Perfect Sense_10ある日、突然悲しくなり涙が止まらなくなる。今までの人生で失ったものが全て目の前に蘇り、その尊さが、愛しさが波のように押し寄せ、途方に暮れる。取り返せない時間にぐるぐる巻きにされ、嗚咽にのどを詰まらせる。喪失感に押しつぶされそうになった時、唐突に気がつく。-何も臭わない
匂いというものは、記憶と一緒に脳に刻み込まれる事も多い。
春の青葉の匂い、雨の後の道路の匂い、秋のキンモクセイ、冬の暖房の匂い。それらの匂いと一緒に、誰もが記憶の中の大事な情景を思い浮かべる。この病は、人々が人生の中で手に入れることが出来たであろう大事なものを奪い取ってしまった。

こんな奇妙な症状が世界のあらゆる都市で人々を襲った。感染症学者であるスーザンの研究所にも患者が運び込まれたが、為す術がない。数十人規模だった患者は見る間に増え続け、この奇病は世界中に蔓延。人類は「嗅覚」を失い、この病は《SOS》と名付けられた。

Perfect Sense_04一人でないと眠れないという孤独な青年マイケル。付き合う女性が出来てもこれが原因で関係を維持できない。腕のいいシェフであるそんな彼が、勤めるレストランの裏に建つアパートで素敵な女性を見かける。いつものように軽い気持ちで声をかけ、嗅覚騒ぎで早々に閉めたレストランの厨房で食事をともにする。
一緒に夜を過ごした翌朝、マイケルとスーザンは自分たちからも嗅覚が消えたことに気がつく。


「嗅覚」が無くなったことに慣れ始めた人類を次に襲ったのは、恐ろしいほどの食欲。周りにあるもの、例えそれが普通の食物でなかったとしても、全て口に運び食べ尽くす。数時間もそのような状態が続いた後、ふと我に返る人々。次に無くしたのは「味覚」だった。
Perfect Sense_01考えてみて欲しい。どんなに美味しそうに見えるものでも、味もせず匂いもしないものに対して食欲がわくだろうか?流行っていたマイケルのレストランも客が激減する。嘆き自暴自棄になる店長にマイケルは提案する。味も匂いも奪われてしまったが、まだ食感が残っている。熱い、冷たい、柔らかい、パリパリする-。そういった食感を大事にしたメニューを考えてみては?と。人々は、また普段の生活に戻っていった。無くした物は大きかったが、これからも生きていかなくてはならない。食べなければ生きていけないのだ。
マイケルの店に客は戻った。

    


次々と奪われていく人の五感。面白いのが、一つ無くす前に必ず感情の爆発が人々を襲う。それは悲しみ、食欲、怒り、至福-。思えば、この現代で大人であれば「抑えろ」と言われているものばかり。
 人の前で泣きわめくな
 食べ過ぎは自分をコントロール出来ていない証拠
 怒るな。コントロールせよ
 無闇にべたべたするな

今まで抑えていたそれらが、爆発したようにほとばしり出た後、無くなっていく五感。いったい人類は何の罪を犯したのだろうか?

Perfect Sense_06嗅覚、味覚、聴覚、視覚まで無くなった時、スーザンに分かるのはすぐ横にいて自分を抱きしめるマイケルの体温と息づかい、流れる涙。今までの恋人とはうまくいかなかったマイケルとスーザン。この未曾有の事態の中、無くした物と引き替えに手に入れたお互いを、二人は決して手放さない。
しかし、この後、最後に残る「触覚」が無くなった時、人類は生きていけるのだろうか?真っ暗闇で分かるのは自分の感情だけになった時、その孤独に耐えることが出来るのだろうか?危険に対処出来るのだろうか?どうやって「人」として生きていけるのだろうか?

本作はある意味、命を奪うより恐ろしい感染症が人類を襲う物語だが、それを受け入れ、一つずつ乗り越えていく人々の話でもある。どんな困難にも対処法があると思いたいが、五感が失われた人の身体は、単なる感情の入れ物に過ぎないようだ。
 感情
これを表現する第6の何かを見つけないと、とても生きていけそうに思えない。誰かが何とかしてくれるという希望もほとんど無い。全ての人類が五感を失ったのだから。

ではまた


 


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『CHLOE/クロエ』(2009) - Chloe -

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夫の浮気を疑う妻が、その確証を得るため、若く美しい売春婦を雇って夫を誘惑するよう仕向けるのだが…。3人の男女の間で繰り広げられる愛憎劇をスリル満点に描く問題作。

Chloe_01


■CHLOE/クロエ - Chloe -■
2009年/アメリカ・カナダ・フランス/96分
監督:アトム・エゴヤン
脚本:エリン・クレシダ・ウィルソン
製作:ジョー・メジャック、アイヴァン・ライトマン
製作総指揮:ジェイソン・ライトマン
撮影:ポール・サロッシー
音楽:マイケル・ダナ

出演
ジュリアン・ムーア(キャサリン)
アマンダ・セイフライド(クロエ)
リーアム・ニーソン(デヴィッド)
マックス・シエリオット(マイケル)
R・H・トムソン(フランク)

解説:
「エキゾチカ」「秘密のかけら」など、これまでにも複雑な人間心理を、重層的な話術を通してスリリングに描いてきたカナダの鬼才A・エゴヤン監督が、フランス映画「恍惚」のリメイクに挑戦。オリジナル版ではファニー・アルダン、ジェラール・ドパルデュー、エマニュエル・ベアールがそれぞれ演じた主役陣を、本作では、「エデンより彼方に」のJ・ムーア、「シンドラーのリスト」のL・ニーソン、そして「マンマ・ミーア!」のA・セイフライドと、いずれ劣らぬ人気・実力派が顔をそろえ、息詰まる演技合戦を披露。
  (WOWOW)

あらすじ:
Chloe_03産婦人科医として成功し、自らの医院を経営して忙しい毎日を送るキャサリン。誰もがうらやむ家庭も持ってはいたが、大学教授である夫デヴィッド、一人息子のマイケルとはすれ違いの日々が続いていた。
そんなある日、夫の携帯を盗み見したことがきっかけで、夫の浮気を疑うようになる。その疑いは日に日に大きくなり苦しむキャサリンは、たまたま出会った娼婦クロエにお金を払い、夫を誘惑し、その成り行きの全てを報告するように依頼する-





ジュリアン・ムーアといえば、『ハンニバル(2001)』『フォーガットン(2004)』『トゥモロー・ワールド(2006)』を思い出しがちだが、実は『めぐりあう時間たち(2002)』のような、精神的にまいっている普通の主婦役がうまい。
本作では、ばりばり働く産婦人科開業医でありながら、夫と息子とのすれ違いの毎日に傷つき、苦悩している一人の女性を演じている。

Chloe_04産婦人科を経営するキャサリンには、大学で教鞭を執る夫デヴィッドと高校生の一人息子マイケルがいる。誰もがうらやむ大きな家、ハンサムな夫、音楽を愛する息子、と絵に描いたような家庭をも持つ。
しかし、家族それぞれが忙しく話をする時間も無い。息子に恋人がいることに気づかず、夫の誕生日である今日、夫が公演先から帰る飛行機に乗り遅れたその理由さえ想像つかない。サプライズを用意しようと友人達をたくさん招き、誕生日パーティを始めていたのに、当の本人が参加できないなんて...。

いつもと変わらず夫は優しいが、遅れた理由を聞いてもはっきりしない。「この歳になって誕生日といっても嬉しくないよ」とまで言う。日頃のすれ違いの溝を埋めようと数ヶ月もかけて企画したのに、がっかりするキャサリン。思えば夫と長い間触れ合ってさえいない。もう若くはない。夫と出会った頃の輝きは、すでに自分から去ってしまった。

そんな翌朝、キャサリンは着信音が鳴った夫の携帯を思わず盗み見てしまう。そこには「昨日はどうもありがとうございました!」のメッセージと一緒に学生らしい女の子に頬を寄せる夫の姿が。ここでキャサリンの持つ疑惑は確信へと変わる。
 -夫は浮気している
仕事に出ても身が入らない彼女。豪奢なビルにあるガラス張りの仕事部屋。そこから通りを眺めるキャサリンの目には客と一緒にタクシーに乗り込む一人の若い娼婦の姿があった-



本作は2003年のフランス映画『恍惚 -NATHALIE...』のリメイクだ。
夫や息子にはっきりと不満をぶつけず、キャサリンが悶々と一人で悩んでいる様子がいかにもフランス映画のリメイクらしい。そしてそれは、この後登場する娼婦クロエとキャサリンが、大きくゆがんだ渦に飲み込まれていく様子にも現れている。
本作は、一組の夫婦、一つの家庭のお話ではなく、孤独な二人の女性「キャサリンとクロエ」の物語だ。

Chloe_06クロエの仕事は、お金と引き替えにホテルのバーで声をかけてくる男性と一時をともにする事。男性の求めているものを察知し、ある意味献身的に接する彼女は、売れっ子であるとも言える。
そんな彼女がたまたまホテルのレストランで見かけた年上の女性。クロエはなぜか気になり、その女性がトイレに立ったとき、後をついて行ってしまった。
「もしかして彼女を見かけたのは今回が初めてではないかもしれない。」
トイレで困ったふりをして、話すきっかけを作る。こんな事は仕事柄お手の物。何も気づかず彼女は相手をしてくれた。気をよくして少し馴れ馴れしくしてしまったクロエ。その女性は少し驚き、目の前から去っていってしまった。もう会うことはないだろうか。いや、仕事場が近い。また会うことは出来るだろう。
 -やはり私は以前からあの女(ひと)を知っている

次に会ったときには、その女(ひと)キャサリンから近づいてきた。
夫が浮気をしているかもしれない。夫を誘惑してどういう態度を見せるか、誘惑に乗ってくるか、乗ってきたとしたらどういう事をしようとしたか、どういう事をしたのかを全て報告して欲しいと言う。
クロエはその仕事を承諾した。


Chloe_10とうとう一線を越えてしまった。
夫の秘密を娼婦に調べさせるなんて。それも誘惑したらどう反応するのかを-。
彼女のことは以前から知っていた。職場の窓から知ってか知らずか、よく眺めていた。
若くて美しい女の子。自分がとうの昔に無くしてしまった物をたくさん持っている。
自分は本当に知りたいのか?知ってどうなるのか?知ってどうするのか?
振り向いて欲しいだけなのに、どんどん遠くなる。
 遠くなって最後には見えなくなってしまう-




こうして夫デヴィッドを挟んで二人の共同作業が始まる。
二人の会う回数は増え、申し訳なさそうに話すクロエの報告に耳を傾け、涙を流すキャサリン。
信頼関係さえ生まれたように見える二人。彼女たちが会っている場所には鏡や大きなガラス窓があり、そちらの世界にも二人が映し出されている。デヴィッドのことを話す二人とは別に、そちらの二人は声なき声で何かを訴えかけているようだ。
クロエの報告に出てくる植物園。上辺だけの薄っぺらい人間関係に比べて、ここは暖かく、根も葉も幹もお互いが寄り添って生きている。生々しい命が萌えている。

Chloe_13


夫婦はどうなるのか。家族は崩壊してしまうのか-。
夫を深く愛し、家庭が大事なキャサリンの奥底に潜む本心は、映画最後のシーンに大きく映し出される。
それはキャサリンさえ気づいていないのかもしれない。

ではまた

  


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『ドンファン』(1995) - Don Juan Demarco -

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たまには、隣の人の手をとってみてはいかがでしょう

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■ドンファン - Don Juan Demarco -■
1995年/アメリカ/98分
監督:ジェレミー・レヴェン
脚本:ジェレミー・レヴェン
製作:フランシス・フォード・コッポラ、フレッド・フックス、パトリック・パーマー
音楽:マイケル・ケイメン
撮影:ラルフ・ボード
出演:
ジョニー・デップ(ドンファン・デマルコ)
マーロン・ブランド(ジャック・ミックラー)
フェイ・ダナウェイ(マリリン・ミックラー)
ジェラルディン・ペラス(ドンナ・アナ)
レイチェル・ティコティン(ドンナ・イネス)
タリサ・ソト(ドンナ・フリア)
ボブ・ディッシー(ショー・ウォルター)

解説:
スペインの伝説上の漁色家ドン・ファンが現代に甦った? 若き名優デップが尊敬するブランドとの共演で繊細な演技をみせる、F・コッポラ製作のロマンチックな一篇。
 (allcinema)

あらすじ:
Don Juan Demarco_05ニューヨークの裏町。いましもビルの上で自殺を図ろうとしている青年がいた。
警察の説得に応じないとして、呼び出された精神科医ミックラー。なんとか青年をビルから降ろし、勤める病院で診察を受けることを承諾させた。
青年の名前は‘ドンファン・デマルコ’。女性を愛し幸福にすることを天恵としていたが、最愛の女性に拒絶され生きていく希望を見失い、自らの命を断つことにしたと言う。医師ミックラーに促され、彼は今までの人生を語り出す-





Don Juan Demarco_08精神科医の仕事に心血を注ぎ込み、燃え尽きてしまったジャック・ミックラーが、退職を10日後に控え、最後の患者となる不思議な青年に出会った。青年は自分を愛の貴公子‘ドンファン・デマルコ’だと名乗る。17世紀の衣装に身を包み、剣を携え軽やかに歩く姿はスペインの貴公子そのものであったが、彼の魅力はそれに留まらない。
治療のために、彼の生い立ちから順に話を聞くミックラー。
医者の立場から患者に話をさせていたのが、気がつくと彼の話に魅了され、続きを聞かずにいられない。彼の物語に引き込まれてしまったジャックは、その世界に行ってみたいとさえ感じるように。
上司や同僚が虚言癖のあるただの分裂症患者だ、早く投薬して治療しろというのを、ミックラーは簡単に聞き入れることが出来なかった。


愛の貴公子ドンファン・デマルコ
Don Juan Demarco_02アメリカ人青年と、亡くなった親から引き継いだコーヒー農園を営むメキシコ人女性。2人は出会ったその時に愛を確信し、翌週結婚。きっちり9ヶ月後に生まれたのがドンファンだった。
幼い頃より、得体の知れない魅力が宿り、周りに女の子が侍っていたが、決して傲慢にならず同性にも好かれていたドンファン。
しかし16歳の頃、自分の犯した罪のせいで、父親が決闘を受けることになり剣に倒れる。母親は悲しみのあまり修道院に入り、ドンファンは罪の意識と不名誉を恥じるあまり仮面を付けるようになった。
そこからドンファンの世界を股にかけた冒険が始まる。行く先々で女性に愛され、女性を愛するドンファン。
Don Juan Demarco_17そんな彼が最後にたどり着いた小さな島で見つけた最愛の人ドンナ・アナ。しかし彼の女性遍歴を知ってしまった若いドンナ・アナは彼を拒絶してしまった。
失意の元、ドンファンが命を絶つためにやって来たのが、ニューヨークのビルの上だった。

女性のみならず男性をもその不思議な魅力で虜にしてしまう‘ドンファン・デマルコ’。後にジャック・スパロウとして世界中から愛されるようになったジョニー・デップしか考えられないほどのはまり役。
Don Juan Demarco_03ジャック・スパロウよりはソフトだが、本作でもフワフワとした掴み所の無い、それでいて芯のある愛の貴公子を嫌みなく演じている。
ドンファンはただの嘘つきなのか?それとも真実を語っているのか?
それは最後まで観てもはっきりしない。
確かドンファンは言っていた。「その答えはあなたの中にある」と。



精神科医ミックラーと妻マリリン
Don Juan Demarco_20結婚して32年。精神科医の仕事を真面目に取り組み、その半生を捧げてきたところで、ある日突然やる気が失せてしまったミックラー。
退職してありがちにエジプトへ夫婦旅行を予定していたところに現れたドンファン。彼の物語は、ミックラーが長年忘れていた青春の頃の熱い情熱を思い出させる。
家に帰り、ふと見るとそこにはいつも変わりなく居てくれている妻マリリンが。
「君のことをもっと知りたい」と突飛なことを言いながら花を差し出す夫に、マリリンは変わりのない愛情深い眼差しを向ける。
ドンファンはミックラーの仮面の下にある情熱を読み取り、マリリンへの愛を正直に表現させた。
エジプトではなく、小さな島へ旅立った1組の夫婦。そこには30年以上も前からの変わらぬ愛情が溢れている。

Don Juan Demarco_21ミックラー夫妻を演じたマーロン・ブランドフェイ・ダナウェイ
マーロン・ブランドはどうしたことか巨体になり、フェイ・ダナウェイも若くはない。しかし、隠しようのない、この溢れ出てくる気品と風格。
本作最後に小さな島で2人が踊るシーンがあるが、とても楽しげで、実はここが一番好きなシーンだったりする。
さて、今の若い役者が何十年か後に、この気品と風格を出すことが出来るかな(上から




お伽噺のような物語の最後は、ブライアン・アダムスの情熱的な曲が流れ素敵なハッピー・エンドとなる本作。
この作品の成分は、
 捕らえ所のない、しかしその動きから目が離せないジョニー・デップの魅力30%
 マーロン・ブランドとフェイ・ダナウェイの余裕のある軽快な大人の魅力30%
 そして、心地よいギターの音色とB.アダムスの掠れた声の見事なコラボによる楽曲30%
と、なっている。
残りの10%は、、、自分で工夫してふりかけてみよう。

ではまた

Bryan Adams - Have You Ever Really Loved A Woman





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同時代の名曲をもう一つ Bryan Adams, Rod Stewart & Sting - All For Love 『三銃士(1993)』より

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