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momoな毎日

古いカルト映画から最新アクション、海外ドラマまでいろいろレビューしています。好物はオカルト、サイコ、殺人鬼、吸血鬼、廃病院、エイリアン、人魚、ローマ時代などなど。結果的にホラーものが増殖中。

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『ミッシング・ポイント』(2012) - The Reluctant Fundamentalist -

Posted by momorex on   0  0

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アメリカ対テロリスト構図の作品では無いです。主人公はあくまで自国を愛するパキスタンの青年であり、テロリストとは関係無い。巨大な夢の国“アメリカ”とこれから成長していこうとしている自国パキスタン。彼の目線で見るこれら2つの国の現実と、未来への期待を描く社会派ドラマ作品です。


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■ ミッシング・ポイント - The Reluctant Fundamentalist - ■
2012年/アメリカ・イギリス・カタール/131分
監督:ミーラー・ナーイル
脚本:ウィリアム・ウィーラー
原作:モーシン・ハミッド「コウモリの見た夢」
製作:リディア・ディーン・ピルチャー
製作総指揮:ハニ・ファルシ
撮影:デクラン・クイン
音楽:マイケル・アンドリュース

出演:
リズ・アーメッド(チャンゲス)
リーヴ・シュレイバー(ボビー)
キーファー・サザーランド(ジム)
ケイト・ハドソン(エリカ)
オム・プリ
シャバナ・アズミ
マーティン・ドノヴァン
ネルサン・エリス
ハルク・ビルギナー



解説:
アメリカ社会で人生のエリート街道を歩んでいたさなか、2001年9月11日の同時多発テロ事件が勃発し、いわれなき人種差別により、アメリカン・ドリーム実現の夢を打ち砕かれてしまったひとりのパキスタン人青年。それ以後、祖国に戻り、反米の姿勢を打ち出すようになった彼と、テロ活動への彼の関与を疑うCIA工作員が鋭く対峙するさまを、「トリシュナ」のR・アーメッドや、L・シュライバー、K・サザーランドら、実力派キャストの競演でスリリングに描写。本邦劇場未公開ながら要注目の秀作ドラマ。
(WOWOW)

あらすじ:
パキスタンでテロリストによるアメリカ人大学教授の拉致事件が発生。アメリカ留学の経験があり、同じ大学で教授を務めるチャンゲス・カーンが関与しているとふんだCIAは、ジャーナリストを介して彼に接触を試みるが ―


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『ポンペイ』(2014) - Pompeii -

Posted by momorex on   10  3

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思っていたとおりに話は進み、思っていたとおりに終わっていった・・・。ヴェスヴィオ火山噴火は史実なので仕方が無いとはしても、枝葉の物語はもう少し考えてもよかったのでは。とは言え、火山噴火の様子は目を見張るものがあり、迫力満点。見どころはそこだけ、かな。もう、ジョン・スノウ、、、


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■ ポンペイ - Pompeii - ■
2014年/アメリカ・カナダ・ドイツ/105分
監督:ポール・W・S・アンダーソン
脚本:ジェネット・スコット・バチェラー 他
製作:ポール・W・S・アンダーソン 他
製作総指揮:マーティン・モスコウィック 他
撮影:グレン・マクファーソン
音楽:クリントン・ショーター

出演:
キット・ハリントン(マイロ)
エミリー・ブラウニング(カッシア)
キーファー・サザーランド(コルヴス)
アドウェール・アキノエ=アグバエ(アティカス)
キャリー=アン・モス(アウレリア)
ジャレッド・ハリス(セヴェルス)
ジェシカ・ルーカス(アリアドネ)



解説:
「バイオハザード」シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督が、ヴェスヴィオ火山の大噴火によって一瞬にして火砕流に呑み込まれた古代都市ポンペイを舞台に、一人の男の愛と勇気の物語を描く歴史スペクタクル大作。主演はTV「ゲーム・オブ・スローンズ」のキット・ハリントン、共演にエミリー・ブラウニング、キーファー・サザーランド。
(allcinema)

あらすじ:
西暦79年。ローマ帝国のリゾート地ポンペイに連れてこられた剣闘士マイロは、道中、有力者の娘カッシアと出会いお互い惹かれあう。そんなある日、カッシアに無理矢理結婚を迫る元老院議員コルヴスがポンペイを訪れ、マイロを目の敵に。やがて迎えた8月24日。ヴェスヴィオ火山が火を噴き、街に強大な火山岩が降り注ぐ中、カッシアを助けに麓にある屋敷に急ぐマイロの姿があった ―


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『ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間』(1992) - Twin Peaks: Fire Walk with Me -

Posted by momorex on   2  2

カルトTVドラマ「ツイン・ピークス」の前日譚である本作。ドラマでは初っぱなにローラが殺されていることから、一体何があったのかは正確には分からなかった。そのローラを主役に、自らが「ツイン・ピークス」に捕らわれてしまったかのようなデヴィッド・リンチ監督が、ローラの衝撃的な毎日と最期の1週間を描く。
ローラの最期の1週間。知らなかった方がよかったかもしれない..。

Twin Peaks, Fire Walk with Me_00
■ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間
 - Twin Peaks: Fire Walk with Me -■
 1992年/アメリカ/136分

 監督   :デヴィッド・リンチ
 脚本   :デヴィッド・リンチ、ロバート・エンゲルス
 製作   :グレッグ・ファインバーグ
 製作総指揮:マーク・フロスト、デヴィッド・リンチ
 撮影   :ロン・ガルシア
 音楽   :アンジェロ・バダラメンティ
 出演   :カイル・マクラクラン    (デイル・クーパー)
       シェリル・リー       (ローラ・パーマー)
       デイヴィッド・リンチ    (ゴードン・コール)
       クリス・アイザック     (チェット・デズモンド)
       キーファー・サザーランド  (サム・スタンリー)
       デイヴィッド・ボウイ    (フィリップ・ジェフリーズ)
       パメラ・ギドリー      (テレサ・バンクス)
       ハリー・ディーン・スタントン(カール・ロッド/管理人)
       レイ・ワイズ        (リーランド・パーマー)
       グレイス・ザブリスキー   (セーラ・パーマー)
       モイラ・ケリー       (ドナ・ヘイワード)
       ジェームズ・マーシャル   (ジェームズ・ハーリー)
       デーナ・アッシュブルック  (ボビー・ブリッグス)
       メッチェン・エイミック   (シェリー・ジョンソン)
       エリック・ダ・レー     (レオ・ジョンソン)
       ウォルター・オルケウィッツ (ジャック・ルノー)
       フィービー・オーガスティン (ロネット・ポラスキー)
       キャサリン・E・コールソン (丸太おばさん)
       フランシス・ベイ      (シャルフォン夫人)
       マイケル・J・アンダーソン (小さな男)
       フランク・シルヴァ     (キラー・ボブ)
       アル・ストロベル      (片腕の男)

解説:
番組の起点になった“ローラ・パーマー殺人事件”に至る1週間を描くことを通じ、ピーカー(TV版のファン)にとって最大の謎がついに解き明かされるのか……という“特別編”が本作。映画単体として見ても、リンチはこれまで以上に一層ミステリアスでセクシーな、超カルトというべき独自の世界を展開。後にTV「SEX AND THE CITY」に出演するK・マクラクランなど番組おなじみのメンバーに加え、歌手D・ボウイ、TV「24」のK・サザーランド、そしてリンチまでが続々と登場したのも見ものだ。
 (WOWOW)

あらすじ:
アメリカ北西部に位置するワシントン州の川で一人の若い女性の死体が発見される。FBIゴードン捜査主任の下でデズモンド捜査官らが捜査にあたるが、犯人はわからないままデズモンドが失踪してしまう。
それから1年。州郊外の小さな田舎町ツイン・ピークスに住む高校生ローラ・パーマー。勉強も出来、奉仕活動にも参加する学園のクィーンである彼女だが、それは表向きの顔で、その裏ではドラッグやセックスに溺れる不健康な毎日を過ごしていた-




Twin Peaks Fire Walk with Me_01ビニールにくるまれ、冷たい川で見つかった女性の死体。
現地の様子を身体全体で表現する赤いドレスの女。
地元警察のFBIへのアレルギー。
捜査に向かった有能FBI捜査官の失踪。

今回も最初から飛ばします。
案外普通っぽく始まった冒頭に、いきなり登場する赤いドレスの女性。
なぜ、なぜ、これが必要なんだと、頭を抱えることになる。
が、ここで立ち止まっていては、どんどんストーリーが進んでいくのでデズモンド捜査官のようにさらりと流すのがいい。ほんの数秒で事件を扱う地元警察の様子を説明してくれた彼女に感謝しながら。

Twin Peaks Fire Walk with Me_05頭を後ろから何度も殴られたことで命を失った女性テレサ・バンクス。事件前の行動を捜査するデズモンド捜査官と鑑識のスタンリーだったが、単身テレサの住んでいたトレーラー・パークを調べに出たまま、失踪してしまうデズモンド。
これらのことを調べにトレーラー・パークまでやって来たクーパーは、この殺人事件は始まりに過ぎないと直感する。相棒のアルバートに「次の標的は高校生の女の子。毎日ドラッグやセックスに溺れている」と予言のようなものを話し、皮肉屋アルバートは「おぉ!全米高校生の半分まで絞れたな!」と返す。
全米高校生の半分て..。1990年代にすでにアメリカの高校生は、これほど乱れているのか?と驚いた。

Twin Peaks Fire Walk with Me_12では、その乱れ具合とは。
それはこの後、登場する学園クィーンローラ・パーマーによって説明される。
昼は真面目な高校生。放課後は必要な人に食事を配るボランティアをし、社会の役にたつ。しかし、その陰では学校のトイレでドラッグ、家族との夕食後はセクシーな服に着替えて家を抜け出し、怪しげな場所に出入りする。
家庭にも友人にも恵まれた彼女の何がいったい、ここまでさせるのか?
母親から引き継いだ幻影をみてしまう能力のせいか?
特にローラを苦しめているのは、その幻影の一つ「ボブ」。ボブはローラが幼い頃から繰り返しローラの部屋に出入りしては彼女に暴行をはたらいた。
これが事実だろうが妄想だろうが、ローラは忘れたい。それ故の毎日の乱れた生活か。

Twin Peaks Fire Walk with Me_11そして、もう一人。こういった幻影をみる者がいる。FBIのデイル・クーパー
彼は扱う事件に関しての夢や幻影をみることがあり、それをヒントに事件を解決していく能力がある。
しかしクーパーの夢がで、ローラの夢がなのではない。それらは分かれていることもあるが、時に混じり、用心しなくては黒く渦巻く闇の世界に連れて行かれてしまう。
この闇の世界に連れて行かれそうになっているのはローラだけではない。連れて行かれ、すでに取り込まれてしまった人物こそが、テレサ殺人の犯人であり、ローラを殺すことになる犯人だ。

Twin Peaks Fire Walk with Me_08その闇の世界の一歩前にあるのが「赤い部屋」。
白と黒のタイルが床に敷かれ、リンチ監督の好きなドレープカーテンで区切られた奇妙な空間だ。ここに来ることが出来るのは、この世界の住人と特殊能力を持つ限られた人間のみ。
ここでの会話は、普通の人間にはとても理解できるものではないが、小さな男の言う「ガルモンボジーア」とは“痛みと悲しみ”と定義される何かで、クリーム・コーンの形態を取っているらしい。それを盗んだのがキラー・ボブ。ボブはそれを盗み、これと目を付けた人間にふるまっているようだ。そしてターゲットとして目を付けるキーになるのがどうやら「指輪」のようだ。
「指輪」は本作にもドラマシリーズにも繰り返し出てくる。それは限定された一つの指輪ではなく、各個人が意味を持って大事にしているものだ。そこに取り付くキラー・ボブ。取り付かれるのは指輪を持ち、心に何か弱いものが巣くっている人間だ。誰にでもボブのターゲットになる可能性はある。

    


と、核心に触れる部分をつらつら書いてみましたが、「ツイン・ピークス」未見の方には何が何やらわかりませんよね
自分がドラマ「ツイン・ピークス」を初めて観たのは随分前だけど、どっぷりはまりました。おそらく初見のその日は、あのオープニングの曲が1時間ごとくらいに何十回も流れていたはず。
魅力ある奇妙なキャラクター達とストーリーにローラ殺しの犯人が分かるまではぐいぐい引きつけられ、テレビを消すことが出来なかった。けれども後半は何が何やらで記憶があまり定かでは無い..。1年ほど前にも観たはずだけど、やっぱり後半の記憶は

もしこれから観てみようかと思われる場合は、一つの区切りは犯人が分かるところまで(確か10数話くらいだったと思う)。その後、ついていけなくなったら、そのまま本作「最期の7日間」をご覧下さい。これでOK。
「最期の7日間」では、どんどん綺麗になっていくローラも見所の一つ。

Twin Peaks Fire Walk with Me_18




「指輪」=「結婚」と「子殺し」というお話で、あっ、と思い出すのがリンチ監督デビュー作『イレイザーヘッド』。全然違うストーリーでありながら、何か底辺に流れているのは同じように感じる。
リンチ監督はよっぽど結婚生活と子育てに悩み苦しまれたのだろうか..

ではまた





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「TOUCH/タッチ」(2012/TV) - Touch -

Posted by momorex on   0  1

「24 -TWENTY FOUR-」のキーファー・サザーランド主演の海外ドラマ最新作。
少年の示した数字が世界をつなげる、奇跡のヒューマンミステリー。


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■TOUCH/タッチ - Touch -■
TVドラマ2012年/アメリカ
製作総指揮:ティム・クリング、キャロル・バービー、キーファー・サザーランド他
出演
キーファー・サザーランド(マーティン・ボーム)
デヴィッド・マズーズ(ジェイコブ・"ジェイク"・ボーム)
ググ・バサ=ロー(クレア・ホプキンス)
ダニー・グローヴァー(アーサー・テラー教授)
ロクサーナ・ブルッソ(シェリ・ストラップリング)

解説:
“少年は知っている。世界がつながる、たったひとつの方法を…。” 
2大海外ドラマを大ヒットさせた、「24 -TWENTY FOUR-」主演のキーファー・サザーランドと「HEROES/ヒーローズ」製作総指揮のティム・クリングがタッグを組み、今年3月から「24 -TWENTY FOUR-」と同じ全米FOXネットワークで放送し、第2シーズンへの継続が早くも決まった最新ドラマ。
サザーランド演じる主人公マーティンは、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件で妻を失った上、幼い息子ジェイクが無言症で、自分や他人と交流できないことに悩むが、ジェイクが落書きのように綴る数字に特別な意味があると気づく。ジェイクは過去・現在・未来と時代を超えた、世界各地の人々のつながりを知覚し、それを数字で表現していたのだ。その数字をヒントに、マーティンは奇跡を信じ、世界中の人々を救おうと奔走する。予測できないスピーディーな展開の中、マーティンとジェイクがつむぐ感動の父子関係に加え、世界をつなぐ“見えない糸”を描いた、壮大なスケールの話題作だ。
  

あらすじ:
Touch_02アメリカ・ニューヨーク。元新聞記者のマーティンは、2001年の同時多発テロ事件で妻・サラを失って以来、職を転々としながら無言症の幼い息子・ジェイクの面倒を見る。生まれてからひと言も話したことがないジェイクは感情を見せず、マーティンにすら触られることを拒む。
だが、あるきっかけからマーティンは、ジェイクには過去から未来の各時代や国境を超えた人々のつながりを知覚する能力があり、それを数字を通して伝えようとしていると考えるように。ソーシャルワーカーのクレアに父親の資格を問われる一方、マーティンは無言症の専門家であるテラーという人物にアドバイスを請いながら、ジェイクが次々と示す“奇跡の数字”を解読し、世界中の人々を救おうと励む。
(WOWOW)




世界100カ国以上で放送されているという、キーファー・サザーランド主演「TOUCH/タッチ」がとうとう日本でもWOWOWで放送を開始した。今年は「ボルジア家 愛と欲望の教皇一族」(2011/TV)や「スパルタカスⅡ」(2012/TV)など楽しめた海外ドラマがあったが、どちらもシーズンが終了して手持ちぶさたになっていたところ。
今年3本目のお楽しみドラマになるかと、しっかり飛びついてみた。
全体的なあらすじは上↑の通りだが、せっかくなので第1話について少しお話を。

第1話:運命のロードマップ Pilot/Tales of the Red Thread
Touch_23ニューヨークに暮らす元新聞記者マーティン・ボーム。9.11のアメリカ同時多発テロ事件で妻サラを亡くし、1人で息子のジェイクを育てている。ジェイクは生まれてからずっと話をしない‘無言症’を患っており、特殊な学校に通わせていた。
そんな息子がまた学校を抜け出し、携帯電話の電波塔に登ったまま降りてこないと職場のマーティンに連絡が入る。もう3回目であり、今回は消防ならず警察官まで出動させてしまい、ソーシャルワーカーに連絡がいくことが決まってしまった。
ソーシャルワーカーが動くということは、息子の面倒を見きれないと判断された場合、ジェイクは施設に入れられ父親と一緒に暮らせなくなるということだ。それだけは阻止したいマーティンだったが、ジェイクはそんな父親の苦悩もよそに、ノートにずっと数字を書き付けている。

妻を亡くし、無言症を患う息子を愛し、懸命に育てている父親マーティン。
仕事を転々とせざるを得ないのも、学校を脱走するなどする息子に手がかかるのが理由だろう。「自閉症」ではないのかな?と思って観ていると、ソーシャルワーカーのクレアにそう言われて「自閉症とは症状が違う」とマーティンは答えていた。それでは無言症とは?

無言症・緘黙症(かんもくしょう)
言語の理解や発語は正常であるのに、ことばによる表現ができず沈黙を続ける状態をいう。この状態が生活のあらゆる場面でみられるものを全緘黙、部分的な生活場面でみられるものを選択性緘黙(場面緘黙)という。後者のほうが多くみられる。
発症は幼稚園から小学校低学年頃で、入園や入学がきっかけになることが多い。選択性緘黙では、幼稚園や学校では話さないのに、家庭ではむしろおしゃべりなことが多く、気づかれないまま経過することがある。成長とともに改善することもあるが、なかには青年期まで持ち越すこともある。


触れられるのを極度に嫌がり、会話が成立せず、数字に強い、という特徴もある自閉症患者を扱った映画作品に
 ・ダスティン・ホフマン主演『レインマン(1988)』
 ・ブルース・ウィリス主演『マーキュリー・ライジング(1998)』


こんなのがありました。レインマンでは数字に固執し、計算が天才的に早いダスティン・ホフマン、マーキュリー・ライジングでは確か本作タッチと同じように男の子が延々と書き続けている数字に意味があった、というような内容だったと記憶。
しかし本作のジェイクは第1話のオープニングで普通に(心の中で)話しているので、やはり自閉症では無いのだろう。このあたりは、いずれはっきりしていくのかな。

そして、悩むマーティン、数字を書き続けるジェイクと平行、もしくは関わりながら、あらゆる国のいろいろな人が絡んでくるのが本作「TOUCH/タッチ」の見所となる。
Touch_16アメリカ、ヒースロー空港で1人の男性が落としてしまった携帯電話。第1話ではこの携帯が主人公となる。
その携帯は、空港内でのたくさんの他の携帯電話の落とし物と一緒にされる。この空港で荷物係として勤めるマーティンがいったんは手に持つが、またその手を離れ、携帯は飛行機の荷物に紛れて海外に旅立つ。
男性は大事な携帯を一心に探し求めるが、携帯はイギリスから東京、そして中東へ。手にした人をそうとは知らずに結びつけながら延々と旅を続ける。

この携帯電話によって結びつけられた人々。
Touch_11 ・持ち主のアメリカ人男性。携帯のデータに大事な物が
 ・イギリスでは携帯電話会社コールセンターに勤める男性が手にする。
  同僚の歌の上手な女性の歌う様子をこの携帯で撮影。
 ・東京で手にしたのはデートクラブの女の子。中のデータが素晴らしかったので感激する。
 ・中東ではパン屋を営む両親のために苦心する男の子が、この携帯を持たされる。

これらが互いに絡み合い、ゴールに向かってストーリーは進んでいくが、実は第1話の内容はこれだけではない。マーティンにとって驚くべき偶然が、ジェイクの書き連ねていた数字によって起きることになる。
オープニングでジェイクは言う。
この世には触れ合う運命の人を互いに結びつけている赤い糸がある。
それは、数学的な確率できまっていて、その数字を見つけるのが自分の仕事。




本作は息子の特殊能力に気がついたマーティンが、息子との距離を縮めるために、息子の手助けになり奔走するという物語だ。第1話を見る限り、少し強引なところがあったにせよ、これだけの中身の濃い話をよく1時間にも満たないものにまとめたな、と感心させられた。
キーファー・サザーランドもすっかり‘ジャック・バウアー’が抜け、息子を愛してやまない一人の父親役として、新たな一歩を踏み出したように思える(えらそー)。あわせて、本作は数字が主役ともいえる作品ではあるが、各所の映像がとても美しい。味気ない数字とこの美しい映像の対比も見所の一つではないかと思われる。
Touch_0000 Touch_000 Touch_09 Touch_08

キーファー・サザーランド(マーティン・ボーム)
Touch_24キーファー・ウィリアム・フレデリック・デンプシー・ジョージ・ルーファス・サザーランド(Kiefer William Frederick Dempsey George Rufus Sutherland, 1966年12月21日 - )はカナダの俳優、プロデューサー。イギリス・ロンドン出身。アメリカ合衆国でも活動。父親は俳優のドナルド・サザーランド。
子役としてテレビなどに出演し1983年、本格的に映画デビュー。『スタンド・バイ・ミー』で一躍有名となるも役に恵まれない時期が続いた。その後、『24 -TWENTY FOUR-』の主人公ジャック・バウアー役で復活し、2006年度エミー賞ドラマ部門で主演男優賞を受賞。
■主な出演作
 ・ニール・サイモンの キャッシュマン Max Dugan Returns (1983年)
 ・世にも不思議なアメージング・ストーリー Amazing Stories (1986年)
 ・スタンド・バイ・ミー Stand by Me (1986年)
 ・ロストボーイ The Lost Boys (1987年)
 ・ヤングガン Young Guns (1988年)
 ・フラットライナーズ Flatliners (1990年)
 ・ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間 Twin Peaks: Fire Walk with Me (1992年)
 ・ア・フュー・グッドメン A Few Good Men (1992年)
 ・三銃士 The Three Musketeers (1993年)
 ・評決のとき A Time to Kill (1996年)
 ・ダークシティ Dark City (1998年)
 ・霊視 After Alice (1999年)
 ・フォーン・ブース Phone Booth (2002年)
 ・テイキング・ライブス Taking Lives (2004年)
 ・ザ・センチネル/陰謀の星条旗 The Sentinel (2006年)
 ・ミラーズ Mirrors (2008年)
 ・モンスターVSエイリアン Monsters vs Aliens (2009年) 声の出演
 ・サーフィン ドッグ Marmaduke (2010年) 声の出演
 ・メランコリア Melancholia (2011年)




第1シーズンは全12話。本国アメリカでは第2シーズンがこの秋に放送予定されるという本作。この第1話のクォリティーを保ってぜひ続けていって欲しい。大変だろーけども。
ではまた

WOWOWの放送スケジュール
 ・二カ国語 毎週金曜よる11:00
 ・字幕版  毎週月曜深夜0:10

全12話で10/5スタートなので最終は12月予定になりますね。
あわせてWOWOWではキーファー祭りということで、「24」シーズン1~8を順次放送中です。
 WOWOW「TOUCH/タッチ」公式サイト
WOWOW  



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『メランコリア』(2011) - Melancholia -

Posted by momorex on   0  1

世界が終わる。
その衝撃の瞬間をあなたは目撃する-。

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■メランコリア - Melancholia -■
2011年/デンマーク・スウェーデン・フランス・ドイツ/130分
監督:ラース・フォン・トリアー
脚本:ラース・フォン・トリアー
製作:ミタ・ルイーズ・フォルデイガー、ルイーズ・ヴェス
製作総指揮:ペーター・ガルデ、ピーター・アールベーク・ジェンセン
撮影:マヌエル・アルベルト・クラロ

出演
キルスティン・ダンスト(ジャスティン)
シャルロット・ゲンズブール(クレア)
キーファー・サザーランド(ジョン)
アレクサンダー・スカルスガルド(マイケル)
シャーロット・ランプリング(ギャビー)
ジョン・ハート(デクスター)
イェスパー・クリステンセン(リトル・ファーザー)
ステラン・スカルスガルド(ジャック)
ウド・キア(ウェディング・プランナー)
ブラディ・コーベット(ティム)
キャメロン・スパー(レオ)

解説:
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「アンチクライスト」の鬼才ラース・フォン・トリアー監督が、一組の姉妹とその家族を通して世界の終わりを描く衝撃のドラマ。巨大惑星の異常接近によって終末を迎えようとしていた地球を舞台に、世界の終わりに立ち会うことになった人々の姿を圧倒的な映像美とともに荘厳な筆致で描き出す。主演は、本作の演技でみごとカンヌ国際映画祭主演女優賞に輝いた「スパイダーマン」「マリー・アントワネット」のキルステン・ダンスト。共演にシャルロット・ゲンズブール、アレキサンダー・スカルスガルド、キーファー・サザーランド。
 (allcinema)

あらすじ:
Melancholia_25結婚式を終えたばかりのジャスティンとマイケル。2人は披露宴のパーティが開かれる姉夫婦の邸宅に向かっていたが、大きなリムジンが狭い道で立ち往生し、客達を2時間も待たせるはめとなってしまった。さい先の悪い始まりではあったが、友人、知人は2人を祝福し、幸せ一杯の結婚パーティは始まった。
離婚した両親もパーティに参加していたが、母親の場にそぐわないスピーチを聞いた新婦ジャスティンの神経が徐々に不安定になり出し、奇妙な行動をとり始める-





とうとう観賞した本作。
アンチクライスト(2009)』の時もそうだったが、観終った後、おもわずとこかへ逃げ出したくなる気持ちに襲われるトリアー監督作。それを何とか押さえ込み、おしりを椅子に乗せてキーボードに指を置いてみた。
では始めます。


前作『アンチクライスト』同様、本作にも最初にプロローグ部分がある。この監督の場合、このプロローグが作品全体のサマリー(要約)となっており、今回はそこに目次のみならず結末までの全てが詰め込まれていた。そしてこれもまた前作と同様、とても美しい音楽と共にゆっくりしたシーンが展開される。スローでゆったりしてはいるが、中身は非常に濃い。
今回のプロローグはカラーで、とても幻想的な光景が続く。一つ一つのシーンが単独の不思議な絵画のようで、何も見落とすまいとして自然に前のめりになり目をこらすことになる。が、時間はたっぷりある。

Melancholia_08 Melancholia_09 Melancholia_11 Melancholia_14 Melancholia_16 Melancholia_21 Melancholia_15


プロローグの後、本作は2部構成になっている。
 第1部 ジャスティン
 第2部 クレア
第1部では妹であるジャスティンが、第2部では姉クレアが主人公であり、人生最大のイベントでもある結婚パーティに臨む情緒不安定で鬱を患っている女性と、大きな屋敷で幸せに過ごす主婦が直面する地球規模の災害の、対比とその結末である。

Melancholia_01




第1部 ジャスティン_____________________
Melancholia_03結婚式を挙げたばかりのジャスティンとマイケル。
2人は、披露宴のパーティが開かれる姉夫婦クレアとジョンの邸宅に向かっている。しかし邸宅に向かう道は狭く、特大のリムジンは途中で曲がりきれず立ち往生。それでも幸せ一杯の新婚カップルは笑顔が絶えず、最後は車を降りて走り出した。
姉の夫ジョンは資産家で、今回のパーティも全てを取り仕切り、場所を提供したばかりか費用も全て持ってくれた。2時間も遅刻した2人だったが、主役の登場でようやくパーティの幕が開けた。

皆が笑顔で祝福する中、パーティは進行していく。そんな喧噪の中、ジャスティンが探し求め、かけてくれる言葉を欲しているのは父親と母親だ。しかし-
-昨日あったばかりかのような女を2人はべらし、酔っぱらっている父親。
-世間の全てを憎み、怒りで顔が強ばっているかのような母親。
そんな2人に真っ当な助言をもらえるはずも無い。

Melancholia_23ジャスティンが欲しいのは「偽善無き言葉」だ。
暗い鬱の世界に落ちそうになるのを引き上げてくれる、1本の光のロープのような「言葉」。
しかし何度も話しかけてくるのは職場の上司で、披露宴のその場所においても何かアイデアを出せと仕事をすることを迫ってくる。新郎のマイケルは話し下手で、新婦へのスピーチも上手く気持ちを表現することが出来ない。父親のスピーチは自分よがりの内容で、そのマイクを掴み取っておもむろに声を大にして「結婚なんて大嫌い!」と叫ぶ母親。

ここで音も無く、ジャスティンの糸は切れる。

Melancholia_19両親に抱きしめられたいと今まで思っていたのに、灰色の毛糸が足に絡まって歩けない、と訴える。会場の人々も音楽も、夫でさえも、何もかも煩わしく、一人になれる場所を探し求める彼女。もう言葉なんていらない。
特に「幸せ」という言葉は-。

仕事を迫る上司に暴言をはき、夫にも愛想を尽かされ、引き留めた父親も帰ってしまい、パーティは終わった。
甥のレオを慈しむように見守る彼女。それは自分が受ける事が出来なかった無償の愛のなせる自然な行為。彼女に残されたものは、レオを見つめることで癒される時間だけであった。
翌日、姉と馬を走らせるジャスティン。村へと続く道にある小さな橋。ジャスティンの馬アブラハムはどうしてもこの橋を渡ろうとしなかった。


前作『アンチクライスト』の記事でも引用させて頂いた農民画家ブリューゲルの絵。今回はこの作品が映画内に出てきたのでご紹介。
brueghel「怠け者の天国」
怠け者の天国(1567):ピーテル・ブリューゲル(Pieter Bruegel de Oude)作

16世紀のブラバント公国 (現在のベルギー)の画家ブリューゲル代表作の一つ。
怠惰と暴飲暴食を目的とした架空の世界とそこに存在する住人の様子が描かれている。彼らは職業、階級の差無くただ寝そべり、怠惰な美食の世界に溺れているがなんら罰を受けることもなく、滑稽な姿をさらしている。

本作『メランコリア』では、姉婿ジョンの書斎でこの絵が載っている美術本を見つけたジャスティンが、この作品ページをわざわざ開いて本棚に立てかける。
「見よ、現代の怠け者達よ」と、言わんばかりに。




第2部 クレア________________________
Melancholia_04資産家の夫ジョン、一人息子のレオと一緒に広大な邸宅に住むクレア。
夫は優しく、息子も申し分なく育っており、かつ裕福な暮らしに満足している。
あの妹の披露宴パーティから数週間。全てを取り仕切った夫は妹ジャスティンに腹を立てていたが、鬱がひどくなり憔悴しきった様子で再びやって来たジャスティンを見て、ひどく驚き妻と一緒にこの義妹の面倒をみることに賛成したようだ。

そんなある日、今まで太陽に隠れていた惑星が地球に接近通過するとのニュースが流れる。元々天体観測が好きなジョンは喜ぶが、クレアは地球に衝突するのではないかと不安で仕方がない。
徐々に近づく惑星メランコリア。
馬たちが落ち着きを無くし嘶くのを見てクレアの緊張感は高まるが、科学者の予測通り、惑星は地球から離れていきほっとする彼女。
それらの様子を見ていたジャスティンは反対に落ち着きを取り戻していく。

Melancholia_27ある朝、遠のく惑星を観測していた夫が動揺している様子を見たクレア。何事かと調べてみて愕然とする。一旦遠のいた惑星は、別の科学者により予測された軌道通り、再び地球をまっしぐらに目指していた。目視でも分かるほどどんどん近づく惑星メランコリア。雨が降り、やがて雹となり大地を揺るがす地響きが聞こえる中、パニックに陥ったクレアは息子を連れて逃げだそうとするが、もはや逃げ場は無い。
それを冷めた目で見ていたジャスティンがいた-。





本作にエピローグは無い。惑星の衝突で地球は無に帰してしまったからだ。
しかし、本当に世界は終わったのか?-。
Melancholia_22本作を観終ってすぐに思ったのは、本当にあった話なのか?という疑問。1部はジャスティンの夢で2部が現実。それとも1部があり、2部がジャスティンの望み?
反対にクレア目線で考えると、1部が願望で2部が現実?いやもしかすると、ジャスティンはクレアが生み出したもう一人のクレアなのかも。

いや、冷静に考えて1部があり、その後2部もあったとする。
冷たい両親の代わりに妹の面倒を献身的に見てきたクレアが、惑星が接近するにつれ、その仮面が剥がれだし最後には息子までも放り出して我が身だけを守ろうとする。
逃げだそうにも、何かの力が働いたのか、村に通じる小さな橋をクレアとジャスティンはどうしても渡ることが出来ない。

メランコリア(憂鬱)」という名の惑星がぶつかり、消滅したのはジャスティンとその家族だけだったのではないか。迫り来る惑星が各人の偽善をはぎ取り、全てをさらけ出しジャスティンに贈った、家族の崩壊劇ではなかったか。

Melancholia_18惑星の衝突と共に、真っ暗な、ブラックホールのような無の世界が広がる。
これは精神的に疲れた者が逃げ込む、最後の砦のようだ。
受けたことのある恐怖や悲しみ、喪失感などに置き換えれば理解できると思う。

その暗闇の中から、青く光る美しい地球が再び現れることを祈らずにはいられない。
ではまた


ラース・フォン・トリアー監督についてはこちらの記事をご参照下さい 『アンチクライスト』(2009)




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