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momoな毎日

古いカルト映画から最新アクション、海外ドラマまでいろいろレビューしています。好物はオカルト、サイコ、殺人鬼、吸血鬼、廃病院、エイリアン、人魚、ローマ時代などなど。結果的にホラーものが増殖中。

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『アザーズ』(2001) - The Others -

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今年最後の作品はお気に入りのホラー『アザーズ』。イギリス海峡に浮かぶ島、霧に包まれた大きな屋敷、クラシックな登場人物、死者のアルバム・・・。何かズレていて噛み合わない世界、何が起きたのか、何が起きるのか、、。この映画のニコール・キッドマンが一番好きだな


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■ アザーズ - The Others - ■
2001年/アメリカ・スペイン・フランス/104分
監督・脚本:アレハンドロ・アメナーバル
製作:フェルナンド・ボバイラ 他
製作総指揮:トム・クルーズ 他
撮影:ハビエル・アギーレサロベ
音楽:アレハンドロ・アメナーバル

出演:
ニコール・キッドマン(グレース)
アラキーナ・マン(アン)
ジェームズ・ベントレー(ニコラス)
フィオヌラ・フラナガン(ミセス・ミルズ)
エリック・サイクス(ミスター・タトル)
エレイン・キャシディ(リディア)
クリストファー・エクルストン(チャールズ)
ルネ・アシャーソン(老婆)



解説:
「オープン・ユア・アイズ」のアレハンドロ・アメナーバル監督によるサスペンス・ホラー。「バニラ・スカイ」で「オープン・ユア・アイズ」をリメイクしたトム・クルーズが本作でも製作総指揮として名を連ねる。主演は「ムーラン・ルージュ」のニコール・キッドマン。広い屋敷を舞台に、姿の見えない何者かの存在に怯える家族の心理をジワジワと迫り来る巧みな恐怖演出で描き出す。


あらすじ:
1945年、第二次世界大戦末期のイギリス、チャネル諸島のジャージー島。グレースは、この島に建つ広大な屋敷に娘アンと息子ニコラスと3人だけで暮らしていた。夫は戦地に向かったまま未だ戻らず、今までいた使用人たちもつい最近突然いなくなってしまった。屋敷は光アレルギーの子どもたちを守るため昼間でも分厚いカーテンを閉め切り薄暗い。そこへある日、使用人になりたいという3人の訪問者が現れる。使用人の募集をしていたグレースはさっそく彼らを雇い入れるが、それ以来屋敷では奇妙な現象が次々と起こりグレースを悩ませ始める ―

(allcinema)


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『ハンズ・オブ・ザ・リッパー』(1971) - Hands of the Ripper -

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“切り裂きジャック”のお話かと思ったら、ジャックの娘さんの可哀想なお話でした。その可哀想な話にオカルトとスプラッター、老いらくの恋を足してなお破綻しないストーリーに感心。古さもあまり感じないオカルト・ホラー。


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■ ハンズ・オブ・ザ・リッパー - Hands of the Ripper - ■
1971年/イギリス/85分
監督:ピーター・サスディ
脚本:L・W・デヴィッドソン
原案:エドワード・スペンサー・シュー
製作:アイダ・ヤング
撮影:ケネス・タルボット
音楽:クリストファー・ガニング

出演:
エリック・ポーター
アンガラッド・リース
ジェーン・メロウ
キース・ベル
デレク・ゴッドフリー
ドーラ・ブライアン
マーガレット・ローリングス



解説:
怪奇映画の名門ハマー・フィルムが製作したホラー映画。正体を知られて妻を惨殺した殺人鬼“切り裂きジャック”と、それを目撃したひとり娘アンナの過酷な運命を描く。
(イマジカBS)

あらすじ:
19世紀末。ロンドンの街を恐怖に陥れていた“切り裂きジャック”。実は彼には妻子がおり、ある夜、自身の正体を知られたために娘の前で妻を惨殺、そのまま姿を消す。当時の記憶を無くしたまま成長した娘アンナだったが、彼女の周りで不審な殺人事件が起き始める。たまたま現場に居合わせたプリチャード医師は彼女が怪しいと見立て、精神分析の研究のため彼女を自宅に引き取るが ―


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『ツールボックス・マーダー』(2003) - Toolbox Murders -

Posted by momorex on   2  1

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今回のアンジェラ・ベティスは普通の求職中の教師役。優しい夫もいる妻だが、引っ越したアパートが古いだけではなくて、どうも妙。少しずつ調べていくうち、建設したオーナーがオカルトに被れていたことを知る。オカルトものなのか、殺人鬼ものなのか、ちょっと中途半端だけど案外面白かった。監督はトビー・フーパー。

Toolbox Murders_01■ツールボックス・マーダー - Toolbox Murders -■
 2003年/アメリカ/92分
 監督:トビー・フーパー
 脚本:ジェイス・アンダーソン 他
 製作:ゲイリー・ラポーテン 他
 製作総指揮:ライアン・キャロル 他
 撮影:スティーヴ・イェドリン
 音楽:ジョセフ・コンラン
 出演:アンジェラ・ベティス(ネル)
    ジュリエット・ランドー
    ブレント・ローム
    クリス・ドイル
    ランス・ハワード
    マルコ・ロドリゲス
    アダム・ギーラッシュ
    シェリ・ムーン

解説:
1978年デニス・ドネリー監督作のリメイクで『悪魔のいけにえ』のトビー・フーパー監督作。巨大ペンチに電動ドリル、釘打ち銃など、大工道具を凶器に見立て、大虐殺の恐怖を描く正統派ホラー。
(TSUTAYA)

あらすじ:
歴史のあるアパートに引っ越してきたスティーブとネル夫婦。建物全体が補修中であちこち故障の多いこのアパートに不満のあるネルだったが、同じアパートに住む友人も出来た。だが、その友人が約束の場所に現れないまま行方不明となり調べる内、このアパートで住人の行方が分からなくなったのは彼女一人ではないことが分かり ―


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謎はあるのか?『恐怖ノ黒洋館』(2012) - The Last Will and Testament of Rosalind Leigh -

Posted by momorex on   2  1

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うー、これは、、 『恐怖ノ黒電話』が面白かったからレンタルされるのを楽しみにしていたものの、どうすれば..。意味が分からなくて続けて2回観てみたが、やはり理解できない。いったい、この映画に謎はあるのか?それともただのイメージ映像の羅列なのか?
(※タイトルが似ているだけで『恐怖ノ黒電話』とは何の関係もありませんヨ。)

The Last Will and Testament of Rosalind Leigh_00■恐怖ノ黒洋館 - The Last Will and Testament of Rosalind Leigh -■
 2012年/カナダ/80分
 監督:ロドリゴ・グディノ
 脚本:ロドリゴ・グディノ
 製作:マルコ・ペコタ
 撮影:サミー・イネイヤ
 出演:アーロン・プール(レオン)
    ヴァネッサ・レッドグレーヴ(母親)
    ジュリアン・リッチングス
    スティーヴン・マッキンタイア

解説:
カナダの新人監督ロドリゴ・グディノによるオカルトホラー作品。グディノ監督自らの体験をもとに描かれている。出演は「コンフィデンスマン/ある詐欺師の男」のアーロン・プール、「アンコール!!」のバネッサ・レッドグレーブ、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」のジュリアン・リッチングス。2013年10月~11月開催の特集上映〈“シッチェス映画祭”ファンタスティック・セレクション〉にて本邦初上映。
 (allcinema)

あらすじ:
亡くなった母親から相続した屋敷を訪れたレオン。遺された物を見ていくうちに、ここがカルト教団の聖地となっていたことを知る。さらに夜が更け、彼を追い詰めるような奇怪な現象が起こり始め ―


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『メイド 冥土』(2005) - The Maid -

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中国人の家にメイドとして雇われたフィリピンの少女が数々の恐ろしい目にあう、珍しいシンガポール産ホラー。舞台が多民族国家シンガポールの中国人街ということだけで、もう異国情緒感がたっぷり。ぱっと見、作りは古い映画のようだが、丁寧な幽霊描写と物語が日本の幽霊作品に通じるものがあり、ゾクッと背筋が寒くなる。

The Maid_04■メイド 冥土 - The Maid -■ 2005年/シンガポール/90分
 監督 :ケルヴィン・トン
 脚本 :ケルヴィン・トン
 製作 :タイタス・ホー 他
 製作総指揮:ダニエル・ユン
 撮影 :ルーカス・ジャドゥジン
 音楽 :アレックス・オー、ジョー・ン
 出演 :アレッサンドラ・デ・ロッシ(ローサ)
     チェン・シュウチェン(テオ)
     ホン・フイファン(テオ夫人)
     ベニー・ソウ(アスーン)

解説:
本国シンガポールで大ヒットしたサスペンス・ホラー。シンガポールに出稼ぎにやってきたフィリピンの少女が、地元の宗教的因習を知らずに禁忌を犯してしまい、次第に恐ろしい現象に巻き込まれていく。監督はシンガポールの新鋭ケルヴィン・トン。


あらすじ:
メイドの職を得てフィリピンの小さな村からシンガポールにやって来た少女ローサ。雇い主の中国人一家ともすぐに親しくなるが、ちょうどその頃、季節は太陰暦の7月を迎えていた。この時期、道教信者の間では、地獄の門が開き死者の霊が人間界に降り立ち様々な悪事を働くと信じられ、人々は被害に遭わぬための数々の因習を守っていた。しかし、そのことを知らないローサは知らず知らずのうちにいくつものタブーを犯してしまい、やがて彼女の周囲で不可解な現象が起こり始めるのだった-
  (allcinema)


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『Virginia/ヴァージニア』(2011) - Twixt -

Posted by momorex on   2  1

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現実なのか、夢なのか。ちょい売れオカルト作家が体験した田舎町での出来事。おどろおどろしいオカルトホラーなのかと思いきや、コミカルにリズミカルに物語は進んでいく。個性ある登場人物のいったいどこまでが実在するのか?

■Virginia/ヴァージニア - Twixt -■ 2011年/アメリカ/90分
 監督   :フランシス・フォード・コッポラ
 脚本   :フランシス・フォード・コッポラ
 製作   :フランシス・フォード・コッポラ
 製作総指揮:アナヒド・ナザリアン、フレッド・ロス
 撮影   :ミハイ・マライメア・Jr
 音楽   :ダン・ディーコン、オスバルド・ゴリホフ
 出演   :ヴァル・キルマー(ホール・ボルティモア)
       エル・ファニング(V)
       ブルース・ダーン(ボビー・ラグレインジ)
       ベン・チャップリン(エドガー・アラン・ポー)
       ジョアンヌ・ウォーリー(デニス)
       ドン・ノヴェロ(メルヴィン)
       デヴィッド・ペイマー(マル・マルキン)
       アルデン・エーレンライク(フラミンゴ)
       トム・ウェイツ(ナレーター)

解説:
巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督が自ら製作を務め、インディペンデントのスタイルで撮り上げたファンタジー・ミステリー。訪問した田舎町で少女殺人事件に遭遇した作家が、夢に現われたエドガー・アラン・ポーと謎の少女に導かれ事件の真相へと近づいていくさまを、ミステリアスかつゴシック・テイストあふれる筆致で描き出す。主演は「ドアーズ」のヴァル・キルマー、共演に「SOMEWHERE」「SUPER 8/スーパーエイト」のエル・ファニング。
 (allcinema)

あらすじ:
次作の執筆がなかなか進まないオカルト作家ボルティモアは、自身の著作を携えサイン会と称して田舎町の本屋を回っていた。そんな彼がその昔エドガー・アラン・ポーが滞在したこともあるという町に辿り着く。
サイン会で手持ちぶさたにしていると、ミステリー好きの地元の保安官がやって来て、モルグに胸に杭を打ち込まれた身元不明の少女の死体があるから見せてやろうと誘われる。そしてこれを題材にして一緒に小説を書かないかと提案されるが-

Twixt :betwixtの縮約形で「どっちつかず、狭間」などの意



小説家、脚本家など作家その人を主役にした映画作品は案外多い。

 ・マンハッタン(1979)        ウディ・アレン
 ・シャイニング(1980)        ジャック・ニコルソン
 ・スタンド・バイ・ミー(1986)    ウィル・ウィートン
 ・ミザリー(1990)          ジェームズ・カーン
 ・バートン・フィンク(1991)     ジョン・タトゥーロ
 ・KAFKA 迷宮の悪夢(1991)      ジェレミー・アイアンズ
 ・裸のランチ(1991)         ピーター・ウェラー
 ・永遠に美しく・・・(1992)       ゴールディ・ホーン
 ・小説家を見つけたら(2000)     ショーン・コネリー
1408 ・めぐりあう時間たち(2002)     二コール・キッドマン
 ・アダプテーション(2002)      ニコラス・ケイジ
 ・恋愛適齢期(2003)         ダイアン・キートン
 ・恋は邪魔者(2003)         レネー・ゼルヴィガー
 ・スイミング・プール(2003)     シャーロット・ランプリング
 ・シークレット・ウィンドウ(2004)  ジョニー・デップ
 ・ミス・ポター(2006)        レニー・ゼルウィガー
 ・カポーティ(2006)         フィリップ・シーモア・ホフマン
 ・1408号室(2007)          ジョン・キューザック
 ・推理作家ポー 最期の5日間(2012)  ジョン・キューザック




などなど。
上を見ると割とスリラー、ホラーものも多くて、作家自身が物作りの際に現実と狂気の狭間に陥って苦悩する様子が浮かび上がってくる。
そして今回、本作で登場するのがオカルト作家ホール・ボルティモア。彼も次作の執筆がなかなか、と言うより全く進まず、妻デニスに「お金が無い!」と日々どやされ、著作をかき集めサイン会という名のどさ周りの旅に出ている。他の作家と違うのは生来のポジティブ思考。それにいい加減さとアル中が混じり合って、本人はうんざりしながらも、妻から逃れてそれなりに楽しい旅を満喫している。
(ちなみに妻役ジョアンヌ・ウォーリーはボルティモア役ヴァル・キルマーの元妻)

Twixt_03そんな彼が今日辿り着いた小さな田舎町。ナレーターが言うように町の中央を1本の通りが走っているが、保安官事務所や小さな商店が数軒あるだけの、時代に取り残されたような本屋さえ無いちっぽけな町。その昔、かのエドガー・アラン・ポーが宿泊、滞在したと言われるホテルさえも火事で廃業、今でも廃屋のようになってくすぶっている。
ボルティモアは仕方なく金物屋の店先を借りて著作を並べ、露天商のような、これまたちっぽけなサイン会を開く。作家ボルティモアの名など聞いたこともない町の人が前をちらほら行きすぎた後、小説家志望でもあるこの町の保安官ラグレインジが揚々とやって来る。
「見つかったばかりの(獲れたてと言わんばかり)奇妙な少女の遺体があるから、モルグまで見に来ないか?」
そう誘われたボルティモアは躊躇しながらも怖いもの見たさでラグレインジに付いてモルグまで。そしてそこで見たものは胸に杭が打ち込まれた少女の惨殺死体だった。

この町では連続殺人が起きていると説明する保安官ラグレインジ。こんな奇妙な死体まで見つかって、これは一級のミステリーではないか!と。これらを題材にして一緒に小説を書こうではないか!と。
それを安請け合いした生来いい加減なアル中ボルティモア。しかし、その夜から彼は奇妙な夢を見始める。

Twixt_04 森の奥深くで出会った「V」という名の白い少女。
 廃屋だったはずのホテルに宿泊しているエドガー・アラン・ポー。
 彼らの話す、このホテルであった子供達の大量殺人。
 「V」の正体-


ボルティモアは現実も夢もお構いなく、新しい小説を書くためだけに彼らの話に耳を傾け、物語を書き上げていく。しかし、その物語の結末は、自分自信の忘れたい過去と向き合わなければ生まれない、とポーに諭される。

    


Twixt_02本作はこうやって、保安官達のいる現実とボルティモアの見る夢の世界を行ったり来たりしながら進んでいく。しかし本当に保安官達のいる世界は現実なのか?
だって保安官とその助手は、いつまでたっても杭少女の死体を調べようともせず、警察らしい仕事は全くしていないような。挙げ句の果てに、近くであれば効果があるとか言って、モルグの前でこっくりさんをやる始末。
川向こうにたむろする若者達を邪悪な吸血鬼と吐き捨てるが、やはり対策を打たない(仕事しようよ)。
ボルティモアは夢で聞いたことを元に、現実世界でも調査のようなものをやり始めるが、悪魔に呪われていると噂のある時計台に登ってみたところで、特に何も無い。いったいこの現実世界に意味はあるのか?

そして夢と現実の世界が入り乱れ、境界が曖昧になったその時に明かされる「V」の正体-



本作はエドガー・アラン・ポーを敬愛している三文小説家がようやく書き上げたものは、ポーの3番煎じだった、というお話なのか。あちらこちらに小説家様に対する皮肉がちりばめられ、コメディのようでもある。
(タイトル「Twixt」=「どっちつかず」)
オカルトホラーと思って借りて観たのにアル中のファンタジーだったとがっかりしたけれど、最後のヴァル・キルマーの笑顔で全部許そう、と思うような作品でした。
ときおり作品内で夢のように現れては消え去るかっこいいヴァル・キルマーに会いたい方にはお勧めです。
ではまた





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『エミリー・ローズ』(2005) - The Exorcism of Emily Rose -

Posted by momorex on   2  0

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信じるも、信じないも、あなた次第です

The Exorcism of Emily Rose_000
■エミリー・ローズ - The Exorcism of Emily Rose -■
2005年/アメリカ/120分
監督:スコット・デリクソン
脚本:ポール・ハリス・ボードマン、スコット・デリクソン
製作:ポール・ハリス・ボードマン、ボー・フリン
製作総指揮:アンドレ・ラマル、テリー・マッケイ他
撮影:トム・スターン
音楽:クリストファー・ヤング

出演:
ジェニファー・カーペンター(エミリー・ローズ)
ローラ・リニー(エリン・ブルナー弁護士)
トム・ウィルキンソン(ムーア神父)
キャンベル・スコット(イーサン・トマス検事)
コルム・フィオール(カール・ガンダーソン)
ジョシュア・クローズ(ジェイソン)
メアリー・ベス・ハート(ブリュースター判事)
ダンカン・フレイザー(カートライト博士)

解説:
実話を基に、悪魔に取り憑かれてこの世を去った少女の数奇な運命を辿っていくオカルト・ホラー。悪魔祓いによって少女を死なせたとして法廷に立たされた神父と女性弁護士の真実を巡る緊迫の裁判劇を描く。監督は「ヘルレイザー/ゲート・オブ・インフェルノ」のスコット・デリクソン。出演は「愛についてのキンゼイ・レポート」のローラ・リニーと「エターナル・サンシャイン」のトム・ウィルキンソン。また、新進女優のジェニファー・カーペンターがタイトルロールを熱演。
 (allcinema)

あらすじ:
奨学金が下り、晴れて大学生となったエミリー・ローズ。夢に向かって楽しい学生生活を送っていたある日の夜、焦げ臭い匂いと共に目が覚めたエミリーは、奇妙な現象に襲われる。それ以後、幻覚、幻聴に悩まされ、精神科で治療を受けるも一向によくならず実家に帰される。
両親に相談された地元の神父ムーアは、悪魔憑きだと確信。エクソシスムを行い悪魔を祓おうとするがエミリーは衰弱の後、死亡する-




エクソシスム(悪魔祓い)を題材にした映画作品は1973年から始まる『エクソシスト』シリーズから、最近では『ザ・ライト -エクソシストの真実-(2010)』、モキュメンタリー調の『ラスト・エクソシズム(2010)』などがある。これらのほとんどは、悪魔に憑かれた少女を助けるべく悪魔と戦う神父とその家族の物語になっている。
The Exorcism of Emily Rose_08が、この『エミリー・ローズ』は、悪魔祓いで助けられず少女を死なせてしまった神父が法に基づき訴追され、結果行われた裁判がその主な舞台となっているところで他の作品とは少し違っている。

神-。悪魔-。
その目に見えないが故に人々の信仰と恐怖の対象となっているもの。
神の僕である神父と悪魔の戦いの結果が法廷で裁かれるという、夢と現実を一緒にしたような、ある種、不思議なこの現象は実話に基づいている。

アンネリーゼ・ミシェル事件 (1952-1976)/ドイツ
アンネリーゼは16歳の頃から震えなどの異変が身体に出始め、「てんかん」と診断。薬を処方され暫くは落ち着いていたが、やがて普通のてんかんの症状を逸した症状が出始め、幻覚を見たり、身体を何かに持ち上げられベッドに何度も叩きつけられるような事が起き始める。
The Exorcism of Emily Rose_10薬を飲んでも治まらず、やがて虫を食べるようにもなり、自傷行為が酷くなる。とても本人の声とは思えない声で汚い言葉を吐いたり、彼女が知りもしないラテン語を喋るようにもなった。彼女は自分が悪魔に取り憑かれたのだと考えた。
両親が教会に悪魔祓いを依頼するが拒まれ、1975年、22歳の時にようやく悪魔祓いの許可が出る。カトリックのエルンスト・アルト司祭(41歳)とアーノルト・レンツ(67歳)がエクソシズム(悪魔祓い)を行う。司祭が「お前は誰だ?」と心に思うと、悪魔は返事をし、名を名乗った。アンネリーゼにはなんと6体もの悪魔が取り憑いていた。この際の肉声テープも存在する。
Wiki:アンネリーゼ・ミシェル


上記、アンネリーゼの悪魔に取り憑かれた様子は映画『エクソシスト』のリーガンのようだ。
本作でのエミリーの様子は、裁判で両親の、友人の、被告ムーア神父の証言という形で詳細に語られていく。
The Exorcism of Emily Rose_01最初は、学生寮の自分の部屋で焦げ臭い匂いがして夜中の3時に目が覚めた彼女(「夜中の3時」には意味があり、キリストが絶命した昼の3時の対角であることから悪魔の行動が活発になる時間ということらしい)。火事かと思い廊下に出るが何事もない。しかし人のいない廊下に不気味なものを覚え慌てて部屋に戻る。が、異変はさらに続く。テーブルの上にあるものが勝手に縁まで移動し床に落ちびっくりしているところに、ベッドに何者かが乗ってくる。さらには身体の上に目に見えぬものが乗りかかり首を絞めてくる-。
こうして始まった不気味な現象は、幻覚、幻聴までも伴い、見えない何かの強力な力のせいなのか身体が硬直しあらぬ方向へと折れ曲がる。精神科で検査し投薬を受けるが直ることはなく、実家に戻ることになったエミリー。
しかしますますひどくなる病状に、敬虔なカトリック信者である両親は神父に相談。様子を見に来たムーア神父と両親はエミリーが悪魔に憑かれているとの判断を下すのだった。

  


The Exorcism of Emily Rose_05過失致死で訴追されたムーア神父を弁護するのは弁護士エリン・ブルナー。野心家でやり手のブルナーは、つい最近も殺人を犯して死刑になっておかしくないほどの人間を無罪に持ち込んでいる。今回の件も神父を弁護することで世間の注目を浴び、名声を得ることも目的の一つとして弁護を引き受けた。彼女自身は神を信じてはいない。

ところで、神を信じないということは悪魔も信じない、という事になる。反対に悪魔の存在を知らしめる、という事は同時に神の存在を信用したことになる。今回の裁判ではここが重要なポイントになってくる。
あくまでもエミリーは精神疾患であり、服薬を止め病状を悪化させ死に至らしめた事を追求してくる検事側。対する弁護士ブルナーは、被告人が悪魔祓いを行ったことを正当化するため「悪魔の存在」を証明することが必要になってくる。
神も悪魔も信じないブルナー。しかし裁判が進むにつれ、夜中の3時に目が覚めるようになり、誰もいないはずの自分の部屋に得体の知れない何かの影が横切る。そして散歩に出た時にたまたま拾ったペンダントに自分のイニシャルを発見したブルナーは、少しずつ神についての心情が変化していく。

裁判が進み、次々に明かされるエミリーの状態。証拠物件として提出されたレコーダーには、悪魔祓いの様子がそのまま録音されていた。
 「お前の名を名乗れ!」
   1・2・3・4・5・6・・
 「神のもとに、名乗ることを命ずる!」
   カイン(アダムとエヴァの息子。弟のアベルを殺し、人類最初の殺人者とされる。)
   ネロ(キリスト教徒を迫害し、後世、「暴君」と評されたローマ皇帝)
   ユダ(十二使徒のひとり。キリストを裏切った。)
   レギオンの一人(悪霊)
   ベリアル(よこしまな者)
   ルシファー(堕天してサタンとなったとされる地獄の王)

The Exorcism of Emily Rose_04ヘブライ語、ラテン語、アラム語など古代の言葉を操り口汚くののしるエミリーは、とうとう6人の悪魔の名を叫ぶ。しかし同時に、これらの名は普通の学生であれば知識として知っている名であり、各種の古代語もエミリーは高校、大学で授業をとっていたと検事が明かす。
エミリーの手足に現れたのは聖痕(スティグマータ)であったと証言する神父に、それは暴れた時、または自傷行為によって付いた傷だと反撃する検事。

  


両親、神父、友人、精神科医、弁護士、検事..。
それぞれの立場から観察する対象エミリー。それは愛する娘であり、迷える子羊であり、患者であり、被害者である者。エミリーは亡くなった。どうして亡くなったのかを語りたいために神父はこの裁判に臨んだ。どちらにせよエミリーは帰っては来ない。今回の一件で救われたのは、いったい誰であったのだろうか?それは最後に枕でゆっくり眠ることが出来るようになった人であろう。

恐れおののいて 自分の救いを達成しなさい
  -ピリピ2章12-18節- 


 

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『赤い影』(1973) - Don't Look Now -

Posted by momorex on   2  1

赤いレインコートの小さな娘。
父親は追っているのか、追われているのか-


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■赤い影 - Don't Look Now -■
1973年/イギリス・イタリア/110分
監督:ニコラス・ローグ
脚本:アラン・スコット、クリス・ブライアント
原作:ダフネ・デュ・モーリア「いまは見てはだめ」
製作:ピーター・カーツ
製作総指揮:アンソニー・B・アンガー
撮影:アンソニー・B・リッチモンド
音楽:ピノ・ドナジオ

出演:
ドナルド・サザーランド(ジョン・バクスター)
ジュリー・クリスティ(ローラ・バクスター)
ヒラリー・メイソン(ヘザー)
クレリア・マタニア(ウェンディ)
マッシモ・セラート(バーバリゴ司教)
ニコラス・スレーター(ジョニー・バクスター)
シャロン・ウィリアムズ(クリスティン・バクスター)


解説:
「レベッカ」「鳥」等ヒッチコック作品の原作でも知られるデュ・モーリア女史の小説をもとに、映像の魔術師ローグがオカルティックに描く、水の都ベニスを背景にした愛憎のミステリー。
 (allcinema)

あらすじ:
Don't Look Now_09考古学者ジョンと妻のローラは滞在していたイギリス郊外の別荘で、愛する幼い娘を水難事故で亡くしていた。
その事件から数ヶ月後、ジョンの教会修復の仕事でイタリアのベニスへと赴いた夫婦は、ある日レストランで年老いた姉妹と出会う。そして霊感があるという盲目の妹ヘザーに赤いレインコートを着た少女が見えると言われ、ふさぎこんでいた妻ローラに少し元気が戻るが-


伊題:A Venezia... un dicembre rosso shocking



Don't Look Now_21水の都ベニスを舞台にした映画と言えば、最近では『007 カジノ・ロワイヤル(2006)』が思い出される(『007スカイフォール』公開にあわせてテレビでやっていた)。
今まではあまり知らなかったが、運河が縦横に走るこの街は、車の代わりに船が使われ、細長い煉瓦造りの建物が密集していて路地のような道は曲がりくねり、すぐ向こうに行くのにも橋を探さなくてはならなかったりで、まるで迷路のような趣だ。
そんな街に仕事で滞在しているイギリスの夫婦ジョンとローラ。
2人は少し前に幼い娘を池で亡くしている。可愛い盛りの愛する娘を亡くし、心の迷宮に迷い込んだままのような2人がやってきたこのベニス。2人はさらに不可思議で恐ろしい迷宮に放り込まれる。


Don't Look Now_10郊外にある別荘でワイン片手にソファでまどろむ妻ローラ。同じ部屋でこちらもワインを飲みながら教会修復の準備を進めている夫ジョン。2人の子供達は庭で遊ぶ。兄のジョニーは危なっかしく自転車を乗り回し、妹クリスティンは小さなボールを投げては追っかける。そのボールが時々池に落ち、何度か拾うのだが、もうここでよくない事が起こりそうで不安で仕方なくなる。
そうしているうちに、教会で撮ったスライドにジョンがワインをこぼし赤い液体がにじみ出る。ジョニーは乗り回していた自転車がガラスを踏んで転倒。そしてクリスティンのボールがまた池へ。
叫ぶジョニーの声に気づいたジョンが池へと走り飛び込んで娘を抱き上げたが、遅かった..。

Don't Look Now_04時折雨が降る庭。緑とグレーの画面に際だつ娘の赤いレインコート。それはまるでエナメルのようにしっとりと赤く光り、目にまぶしい。
時々はさまれる絵画のようなシーンは、まるで『吸血鬼(1931)』や『世にも怪奇な物語(1967)』を思い起こさせる。
監督のニコラス・ローグは撮影監督出身で、映像の魔術師とも呼ばれているらしい。


Don't Look Now_14まだ傷の癒えぬ夫婦が滞在するベニス。その迷路のような街並みと不吉にゆらぐ運河の水面は、そのまま夫婦の心の中を表しているようだ。悲しみにどっぷりと浸ったまま浮き上がってこれない妻と、悲しみを心の奥深くに封じ込め、仕事に没頭する夫。2人はお互いすぐ近くにいるのに、伸ばした手が届かない、そんな危うい状態だ。苦しみを吐き出したいのに、どうすればいいのか分からない、どう言えばいいのか、、愛し合っているが故、相手をこれ以上傷つけたくない、最後の一言が出てこない。まるで水の上に立っているような夫婦-。
本作には酒を飲むシーンはあるが、食事のシーンが無い。一緒に食事をするというのは、人間関係において結構大事ではないかと思うのだが、家族や夫婦が出てくる本作にそれが無い。食事に行こうとするシーンはあるのに食事中の場面が無いのは何か意図があってのことか。

Don't Look Now_16それでもレストランでメニューを見てオーダー、料理が運ばれてくるところまでのシーンが1回ある。しかし妻は料理をそのままに、盲目の妹の手をとり危ない足取りで洗面室に向かう老姉妹を助けに席を立つ。これがヘザーとウェンディとの出会いとなる。姉のウェンディによると妹ヘザーには霊感があるとのことで、さっきからジョンとローラの間にいる赤いレインコートの少女が見えると言う。少女は亡くなったのだろうが幸せそうにしているとの話にローラは久しぶりに幸福感を感じ、この姉妹に徐々に傾倒していく。ペテン師じゃないのかと訝るジョンに、ヘザーはこんな忠告をする。
「1日も早くベニスを去れとクリスティンが言っている。このままでは、ジョンの身に危険が降りかかる」と。

Don't Look Now_17この姉妹がまたくせ者だ。人のよさそうな2人だが、夫婦の場面に挟まって入る姉妹の大笑いのカット。デヴィッド・リンチ作品を思わせるその一見なんの関係もないと思われるカットは、不安をあおり、かつ人を食っている。
この姉妹は夫婦を助けてくれる救世主なのか、それともただのペテン師なのか。ヘザーのジョンに対する忠告も意味深で、ますますオカルト色強くホラー味を帯びてくる。またヘザーに「本人は気がついていないが、ジョンには霊感がある」と伝えられたローラ。そんなことを知らないジョンは昼日中目撃する。葬送の船に乗るローラの姿を-。
(作品最後に姉妹の役割はきちんと説明される。)

Don't Look Now_08これらの事と前後して、ジョンは度々目撃するようになる。赤いレインコートを着た少女の後ろ姿を。
そして平行してベニスで起こる連続殺人。ミステリー色まで帯びてきた中、ジョンは背中を向け走っていく少女の後を追う。「クリスティン!」と呼びながら。
封じ込めようとした悲しみが妻よりもひどいことに気がついていないジョン。そのジョンが追っているのは、一体何者なのか-。




この映画はCSでやっていたのを大分前に録画していたもの。
まだまだ掘り出し物がハードディスクに眠っている予感

ではまた




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